ワンピースまんがぱうち(レビュー・ネタバレ)

ワンピースをまとめながら、フラグとなる詳細を記録しつつストーリーを追っていきます。

7話 友達

2015年07月07日 | 東の海編



ルフィ、ゾロ、コピーの3人はおにぎりをくれた少女の家で、食事をごちそうになった。
少女の母は、これでこの町がモーガン親子の恐怖の支配から解放されると言って喜んで3人を迎えた。


コピーも、ルフィとゾロには言葉で言い尽くせない感謝を感じていたし、同時に二人の無謀さが心配でたまらなかった。
コピーは、今まで友達と呼べる人が出来たことがなかったから、本当は少し怖かったけど、思い切って言ってみた。

「僕たち、つきあいは短いけど・・・友達ですよね?」
ルフィは満面の笑みでさも当然と「ああ、ずっと友達だ」と受け止めた。






コピーは、今まで自分の為に戦ってくれる人がいなかったのは、自分が誰かのために戦ったことがなかったから、何より自分が自分の為に戦う事をせずに逃げていたからだという事を悟った。
コピーは、ルフィと別れても、ルフィから教わったことを心の真ん中に置くことを自分に誓った。


その時、この温かな団欒を引き裂くように、海軍が家の中に入ってきた。
ルフィとゾロは事を察して、まるでコピーとは見知らぬ他人であったようにサッとその場を立ち去った。



だが、海軍兵はルフィを呼び止めた。
ルフィははじめこそ、コピーとは無関係を装っていたが、途中からベラベラとコピーがアルビダの海賊船で下働きをしていた事をしゃべりだした。それがバレると、コピーは一生海軍に入隊する事はできなくなる・・。


高揚したコピーは「やめてくださいよ!!」とルフィを力いっぱい殴りつけて、恩人であるルフィを「こんな人は知らない」と突き放した。




そして、くじけそうになる自分を奮い立たせて海軍の前で自分の夢を叫んだ。
「ぼくは、海軍将校になる男です!!!」




海軍のリーダーは、その無謀で計り知れない大きな夢を笑うことなく、「厳しい世界だぞ」とコビーの海軍入隊を認めた。

そのやりとりを、ルフィとゾロは背中に聞きながら、この場を立ち去った。
その口元はかすかだが、嬉しそうに微笑んでいた。
ルフィのあの行動は、このままでは海軍からの疑惑が晴れないと判断したルフィが、自分を殴らせる為の演技だったのだ。
ゾロも、船長のこの行動には満足だった。


海軍の前で、海賊を目指すルフィと決別したコピーだったが、ルフィの船出に港に駆け付けてその出発を見送った。
「ありがとうございました!!この御恩は一生忘れません!!!」
その姿はあの泣き虫コビーではなく、すっかり海軍兵士だった。


ゾロは「海軍に感謝される海賊なんて聞いたことがねぇよ」と楽しそうに笑った。
ルフィは、コピーに「また逢おうな!!!」と大きく手を振った。



すると、コピーの後にはこの島の海兵達が全員揃って敬礼していた。
この島を絶望的な恐怖支配から解き放ってくれた海賊達に、海兵達は感謝していたのだ。


コビーとは、それぞれの夢を果たした先に、「敵」として再開するのかもしれない。




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1 コメント

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誤字 (たなか)
2017-11-15 20:17:50
誤字多すぎで読んでて不快になる
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