39巻-368話 海列車バトルゲーム (海列車ﾊﾞﾄﾙｹﾞｰﾑ-9)

サンジは、「フランキー」と「そげキング」を仲間として、ロビン奪還作戦を決行した。
車両は7つ。狭い車内で囲まれると不利な為、極力ムダを省いた先方で主力を潰す作戦を立てた。

まずは最後尾7両目と6両目にロビンがいない事は確認済みなので、わざと姿を見せて出来る限り多くの海兵を7両目に集めたところで、車両を切り離す。
これでざっと50名程の海兵と、「Tボーン大佐」を戦力外とした。
Ｔボーン大佐は顔は怖いが、心はとても優しい人で、曲がった事が大嫌いな正義感の塊のような人物であった。




線路は1本しかない為、後から来るルフィ達の乗った「ロケットマン」と衝突する事になるが、それはヤツラがどうにかするだろう。残り5車両。



5車両目はザコ海兵しかいないようなので、３人で暴れた。
その時、サンジとウソップは、フランキーの信じ難い強さを目にして驚いた。
まるでルフィのように、腕が切り離されてロケットパンチをくらわせるわ、銃を体で受けてもビクともせずに、銃弾をはじき返すのだ。
人間離れしたその体は、"サイボーグ"だと聞いてまた驚いた。










その頃、後方の「ロケットマン」車内でも、ナミが戦闘用の服に着替え、新しい武器を手に気合いを入れていた。



ナミの武器「クリマ・タクト」は、ウソップが空島から持ち返ったダイアルを使って強化改良してくれた「完璧天候棒（パーフェクト・クリマ・タクト）になっていた。
それを見て、ウソップの事を思いだしてしまうルフィとナミだった。