パウリーが社長室の床の下の隠し金庫から書類の束を取り出した時、それを待っていたかのように、「骨の面をかぶったヤツ」と、「牛の面をかぶったヤツ」が2人、パウリーの前に現れた。
パウリーが「誰だてめぇら!!!」と叫ぶと「暗躍機関、サイファーポールN0.9(ナンバーナイン)。我ら"闇"から現れし、正義を遂行する者」と名乗った。
続けて「そのアイスバーグの貴重品、こちらへ渡していただきたい。かつ、それに関するナニカを知ったあなたには、死んで頂きたい!!!」と淡々と言う。
同時に、アイスバーグの寝室には、「ロビン」と「クマの面をかぶったもの」が侵入していた。
クマの者は【ドアドアの実】の能力者で、自分はどこにでも自在にドアに作って侵入する事ができるのだと言い終わると、いきなりアイスバーグの肩を銃で撃った。
アイスバーグは倒れながら「それがCO9のやり方か・・・!!!」と悔しそうにつぶやいた。
アイスバーグは、ココロ同様に、元からこの暗殺劇は海賊の仕業ではなく、『CP9』の仕業であるとわかっていたのだ。
くまの男は、その言葉を素直に肯定した。
「そうだ、お前を殺してしまったは、おれ達の目的である例の・・・とある船の設計図のありかがわからなくなってましまう。
アレは船大工から船大工へと、代々弟子にひっそりと受け継がれてきた代物。
お前が身の危険を感じれば、それを誰かに必ず託そうとする。今、パウリーの元に我々の同胞が行っている」
クマ男は、「扉の外の大工達の相手をしてくる。パウリーから設計図を奪ったら二人から連絡が入るから、ニコ・ロビン、お前がアイスバーグの命を取れ。その後パウリーを殺せば任務完了だ。あとは麦わらの一味が罪を被ってくれる」とロビンに指図すると、寝室の外に出て行った。
寝室前の警備を離れて見回りに出ていた超怪力の「タイルストン」は、アイスバーグさんが危ないと聞きつけて寝室前まで戻ってくる途中、建物内のあらゆる場所で屈強な大工達が倒されているのを目撃していた。
しかも、寝室前では1番ドッグ最強を誇る「ルッチ」と「カク」までもがやられているではないか!
犯人は・・・、寝室前の椅子に腰掛けて、電話で作戦指示を待っているクマの仮面を被ったやつか!!!
怪力自慢のタイルストンは、クマ男に巨大ハンマーを振り落としたが、クマ男は鉄製のハンマーを叩き割り、ついでにタイルストンを一撃で倒した。
圧倒的な強さに、成す術がない。
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