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安曇野と松本の放射線量

2011-06-19 15:59:01 | Weblog
「放射線測定器」DP802iが、一時、2台になった。

左が旧、右が新で黄色のストラップをつけてある。

これには、わけがある。
「放射線測定器」DP802iによる「毎時の被曝量」の測定値が、
長野県発表による測定値より、かなり大きかった。

「おひさまの安曇野と松本の放射線量」、6月16日では、
http://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/e2b21b62ac0b5fb1fadb05517cfbfcbf
「放射線測定器」DP802iで測定した放射線量を、つぎのように書いた。

毎時の被曝量」は、
0.08マイクロ・シーベルト毎時(μSv/h)から、
0.19マイクロ・シーベルト毎時(μSv/h)で、
国際放射線防護委員会(ICRP)が定めた、毎時の被曝限度、
0.52マイクロ・シーベルト毎時(μSv/h)を超えることはなかった。

そして、「累積の被曝量」については、計算すると、
1年で、1.18ミリ・シーベルト/年(mSv/y)になって、
国際放射線防護委員会(ICRP)が定めた、1年間の被曝限度、
1ミリ・シーベルト/年(mSv/y)を超える。
と書いた。

信濃毎日新聞には、「空間放射線量の最大値」が、
グラフ付きで載っている。6月14日。長野県環境政策課の発表。


グラフは、横軸が3月13日~6月13日、
縦軸が、空間放射線量の最大値を示す。
赤線が長野、青線が松本。

6月13日の「毎時の被曝量」は、
松本は、最大値が0.05マイクロ・シーベルト毎時(μSv/h)、
長野は、最大値が0.044マイクロ・シーベルト毎時(μSv/h)で、
ともに健康には影響ない、としている。

グラフの中央に、「最高」とある。
約0.083マイクロ・シーベルト毎時(μSv/h)の横線は、
長野市の2010年4月~2011年2月の最高を示す。
つまり、福島原発事故が発生する前、1年の最高である。
アメリカや旧ソ連の核実験、チェルノブイリ原発事故、
による影響と思われている。

松本、長野の「毎時の被曝量」は、
福島原発事故以前の状態にもどっている。
2011年3月にあった福島原発事故の影響は、今はない。

さて、「放射線測定器」DP802iで測った松本の、
最大値0.19マイクロ・シーベルト毎時(μSv/h)は、
長野県発表の松本の最大値0.05マイクロ・シーベルト毎時(μSv/h)より、
0.19/0.05⇒4倍も高い。

「DP802i」は、「県発表」よりも4倍も高くなっているが、
これは、どうしてだろう? 疑問だった。
それで、つぎのように考えた。
1) 測定場所: 「DP802i」は地表で測っているが、
 「県」は、松本では地上4メートル
 長野では地上15メートルで測っている。
2) 測定器: 「DP802i」は市販品の簡易測定器。

それで、1)測定場所のちがいのほかに、
2)測定器のちがいがあるのではないか? とも予想できる。
つまり、「DP802i」」の精度が悪いのではないか? と。

精度が悪いのではないか? と思う記事を載せるわけにはいかない。
それで、6月12日「おひさま」の安曇野と松本を測定し、
「おひさまの安曇野と松本の放射線量」として、
掲載したブロブは、翌日6月13日に削除した。
まちがった値を出してはいけないから。

「放射線測定器」DP802iの販売先に、連絡をした。
測定値が、「県」の発表よりも4倍も高い、と言うと、
販売先は、1)測定場所の高さのちがいを説明した。やはりだ。
でも、交換してくれるという。
それで、一時、「DP802i」が2台になったというわけである。

庭で、「毎時の被曝量」を、新旧で比べた。それが最初の写真。
結果は、新旧とも、
0.09マイクロ・シーベルト毎時(μSv/h)から、
0.19マイクロ・シーベルト毎時(μSv/h)の間を変動することに、
変わりがなかった。

それに、「累積の被曝量」も、
新旧ともに、0.02マイクロ・シーベルト(μSv)を示している。
1日たっても、0.32マイクロ・シーベルト/日(μSv/d)で、
変わりがなかった。
これで、「放射線測定器」DP802iの個体差はないことがわかった。

そうすると、「放射線測定器」DP802iが、
「県」よりも4倍も高い値になるのは、
1) 測定場所: 「DP802i」は地表、「県」は地上4メートル~15メートル。
2) 測定器: 「DP802i」は市販品の簡易測定器。
のうち、1)測定場所の地表と地上4メートル~15メートルは、
大きく関係しているようだ。
2)測定器、「DP802i」による個体差はない。
測定値が、やや高くでる可能性はあっても。

「DP802i」を使って、危険なホット・スポットや、
高濃度の放射能で汚染された危険な場所がないか?
と探して、早めに危険予知をし、防衛しようとした。
一方、県は、チェルノブイリ原発事故ほかの影響を、
キャッチしようとしたもので、測定値の差になったと思う。

新しい「DP802i」を使って、6月15日に、
「おひさま」の安曇野と松本の放射線量を測った。
そして、6月16日に結果を掲載した。

旧の「DP802i」で6月12日に測った、
「おひさまの安曇野と松本の放射線量」と、
新しい「DP802i」で、6月15日に測った、
「おひさまの安曇野と松本の放射線量」を、
比較してみる。そうすると、
差がなかったことがわかる。とうぜんのように。

旧の「DP802i」で6月12日に測定した値と、
新の「DP802i」で6月15日に測定した値を書く。
「おひさま」の安曇野と松本の安全がより、はっきりするから。

旧の「DP802i」で、6月12日に測定した、毎時の被曝量は、
0.08マイクロ・シーベルト毎時(μSv/h)から、
0.19マイクロ・シーベルト毎時(μSv/h)だった。
新の「DP802i」で、6月15日に測定した、毎時の被曝量は、
0.08マイクロ・シーベルト毎時(μSv/h)から、
0.19マイクロ・シーベルト毎時(μSv/h)だったから、
同じ値だった。

つぎに、場所ごとにみる。

まず、松本の我が家。2階、南の窓側。
2011年6月12日、旧で測定した、毎時の被曝量は、

0.08マイクロ・シーベルト毎時(μSv/h)から、
0.19マイクロ・シーベルト毎時(μSv/h)だった。
右上の時刻は8時47分、
下の累積の被曝量はゼロにリセットしてある。

6月15日、新で測定した、毎時の被曝量は、
0.08マイクロ・シーベルト毎時(μSv/h)から、
0.19マイクロ・シーベルト毎時(μSv/h)で、
新旧、同じだった。

「碌山美術館」、安曇野。
6月12日、旧で測定した、毎時の被曝量は、

0.08マイクロ・シーベルト毎時(μSv/h)から、
0.19マイクロ・シーベルト毎時(μSv/h)だった。

6月15日、新で測定した、毎時の被曝量は、
0.09マイクロ・シーベルト毎時(μSv/h)から、
0.19マイクロ・シーベルト毎時(μSv/h)で、
新旧、ほとんど同じだった。

「大王わさび農場」。2011年6月12日。

「おひさま」の家のセット。
左に雲の上に顔を出しているのが常念岳(じょうねんだけ)、
セットの屋根の右が有明山(ありあけさん)。

大王わさび農場。2011年6月12日、旧で測定した、毎時の被曝量は、

0.08マイクロ・シーベルト毎時(μSv/h)から、
0.19マイクロ・シーベルト毎時(μSv/h)だった。

6月15日、新で測定した、毎時の被曝量は、
0.09マイクロ・シーベルト毎時(μSv/h)から、
0.19マイクロ・シーベルト毎時(μSv/h)で、
新旧、ほとんど同じだった。

「美ヶ原高原」。2011年6月12日。
「ツール・ド・美ヶ原」に備えて、試走するレーサーが大勢いた。

ゴール直前を登るレーサー(左)と、
試走を終えて下るレーサー(右)。
奥のテレビ塔は、美ヶ原高原の王ケ頭(おうがとう)、2,034m。

美ヶ原高原。2011年6月12日、旧で測定した、毎時の被曝量は、

0.08マイクロ・シーベルト毎時(μSv/h)から、
0.19マイクロ・シーベルト毎時(μSv/h)だった。

6月15日、新で測定した、毎時の被曝量は、
0.08マイクロ・シーベルト毎時(μSv/h)から、
0.19マイクロ・シーベルト毎時(μSv/h)で、
新旧、同じだった。

「開智学校」。2011年6月12日。


「開智学校」。2011年6月12日で、旧で測定した、毎時の被曝量は、

0.08マイクロ・シーベルト毎時(μSv/h)から、
0.19マイクロ・シーベルト毎時(μSv/h)だった。

6月15日、新で測定した、毎時の被曝量は、
0.09マイクロ・シーベルト毎時(μSv/h)から、
0.19マイクロ・シーベルト毎時(μSv/h)で、
新旧、ほとんど同じだった。

「松本城」。2011年6月12日。

常念岳は、雲のあいだから、かすかに見えた。

松本城。2011年6月12日、旧で測定した、毎時の被曝量は、

0.08マイクロ・シーベルト毎時(μSv/h)から、
0.19マイクロ・シーベルト毎時(μSv/h)だった。

6月15日、新で測定した、毎時の被曝量は、
0.09マイクロ・シーベルト毎時(μSv/h)から、
0.19マイクロ・シーベルト毎時(μSv/h)で、
新旧、ほとんど同じだった。

「旧制松本高等学校」。2011年6月12日。


「旧制松本高等学校」。2011年6月12日、旧で測定した、毎時の被曝量は、

0.08マイクロ・シーベルト毎時(μSv/h)から、
0.19マイクロ・シーベルト毎時(μSv/h)だった。

6月15日、新で測定した、毎時の被曝量は、
0.09マイクロ・シーベルト毎時(μSv/h)から、
0.19マイクロ・シーベルト毎時(μSv/h)で、
新旧、ほとんど同じだった。

「おひさま」の安曇野と松本の放射線量の測定を終えた。
そして、家にもどった。約100キロの走行。
2011年6月12日で、旧で測定した、毎時の被曝量は、

0.08マイクロ・シーベルト毎時(μSv/h)から、
0.19マイクロ・シーベルト毎時(μSv/h)だった。

6月15日、新で測定した、毎時の被曝量は、
0.08マイクロ・シーベルト毎時(μSv/h)から、
0.19マイクロ・シーベルト毎時(μSv/h)で、
新旧、同じだった。

「毎時の被曝量」は、新旧の「DP802i」で差異はなかった。
つぎに、「累積の被曝量」を計算する。

6月12日、旧で測定した、「おひさま」の安曇野と松本めぐりは、
朝の8時47分~14時33分まで、5.77時間の累積の被曝量は、
0.79マイクロ・シーベルト(μSv)だった。

6月15日、新で測定した、「おひさま」の安曇野と松本めぐりは、
朝の6時~11時55分まで、5.92時間の累積の被曝量は、
0.80マイクロ・シーベルト(μSv)だった。

1年間の累積の被曝量を計算すると、
6月12日、旧で測定した、5.77時間の累積の被曝量、
0.79マイクロ・シーベルト(μSv)を、
1日にすると、0.79X24/5.77⇒3.29マイクロ・シーベルト/日(μSv/d)。
1年にすると、3.29X365日⇒1.20ミリ・シーベルト/年(mSv/y)になる。

6月15日、新で測定した、5.92時間の累積の被曝量、
0.80マイクロ・シーベルト(μSv)を、
1日にすると、0.80X24/5.92⇒3.24マイクロ・シーベルト/日(μSv/d)。
1年にすると、3.24X365日⇒1.18ミリ・シーベルト/年(mSv/y)になる。

1年間の「累積の被曝量」も、新旧で差異はないとみていい。

「おひさま」の安曇野と松本の放射線量測定の感想。
[ 毎時の被曝量 ]
国際放射線防護委員会(ICRP)は、毎時の被曝限度を、
0.52マイクロ・シーベルト毎時(μSv/h)としている。

ICRPの国際標準に基づいて、
「放射線測定器」DP802iのアラームの設定を、
0.5マイクロ・シーベルト毎時(μSv/h)とした。

新旧の「放射線測定器」で、6月12日と6月15日に測ったが、
「おひさま」の安曇野と松本めぐりでは、
1回もアラームが鳴ることはなかった。
0.19マイクロ・シーベルト毎時(μSv/h)が最高だった。

[ 累積の被曝量 ]
国際放射線防護委員会(ICRP)は、1年間の被曝限度を、
1ミリ・シーベルト/年(mSv/y)としている。

ICRPの国際標準に基づいて、
「放射線測定器」DP802iのアラームの設定を、
1ミリ・シーベルト/年(mSv/y)とした。

旧の「DP802i」では、1,000/3.29⇒304日で、アラ-ムが鳴ることになる。
新の「DP802i」では、1,000/3.24⇒309日で、アラ-ムが鳴ることになる。

さて、計算通りにアラームが鳴るのか?
新の「DP802i」をいつでも携帯して、
「毎時の被曝量」と、
「累積の被曝量」を、
ウォッチしていこう。

今年(2011年)の「ツール・ド・美ヶ原」は、6月19日に行われた。
ヤッター! かなり上位だ! バテター!

美ヶ原高原。

まもなく、このゴール地点は、つぎつぎと上がってくる選手、
歓談する選手、下山の準備をする選手で埋め尽くされた。

今年は、雨が降らなかった。それに、放射線の影響もなかった。
そして、最強激坂の「ツール・ド・美ヶ原」は無事に終わった。
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