季節の変化

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福寿草に春の雪

2017-04-02 00:07:18 | Weblog
福寿草

福寿草が春を待つ、ここは、松本市四賀。2017年3月26日。

咲き始めたのに、また雪。


空に伸びていく。


ここは雪が、少ない。


陽が昇ると、雪は日陰に残っているだけ、多くは溶けていた。

丘の斜面は、一面の福寿草。多くの人でにぎわう。
カメラマンにとっては、見逃せない。

丘の上まで福寿草。


一面の春。


「春になった、咲いたよ! 」と言っている。


「これから、咲くわ!


春の陽ざしを浴びる。


「福寿草には、雪がふさわしい!
もう少し雪が積もっているとこを見たい。
「もう雪は降らないだろう?  春になるから」
と思っていたところ、2017年3月27日の朝、窓を開けると、
「雪が降っている! それ、急げ! 」、10数キロ離れた四賀へ。
今度は、一面の

冬に逆戻り。遊歩道に足跡はないから、まだ、訪れる人はいない。08:50。

福寿草は、ところどころから、苦しそうに顔を出していた。
「やる気が、なくなった! 」と言っている。


「咲いていたのに!


「せっかく、出てきたのに!


「開いた口が、ふさがらない!


「ファミリーで、寄り添っていよう!


「冷てェ~、重い!


「でも、前向き」


「雪原でも、ガンバル!


「腰がイタイのは、がまんする!


「陽を受ける」


「融けるのを、待つ!


「福寿草まつり」のときは(2017年は3月11日~21日)、
休憩所があり、飲食物を販売している。開幕日には、「ミス松本」が迎えてくれる?
近くの「三平堂」商店には、ニジマスの円揚げのほか、珍味を販売している。
蜂の子やイナゴ、ザザムシの佃煮。これらの佃煮は、買わなかったが、
ニジマスと、「絹の花」という、飯田産の蛹の佃煮を買った。

福寿草は、咲いている期間が長い。
雪があっても、なくても、楽しませてくれる。それに、
自然と闘い、春を辛抱強く待つ、たくましさを見ることができる。

四賀の周辺は農家、少し上がると、保福寺峠から、
北アルプスを見ることができる。
農家では、春の準備が始まっている。


四賀から車で、峠道を上がること10分ほどで、
保福寺峠(ほうふくじとうげ)に出る。冬季は通行止め。
夕焼けに浮かぶ北アルプス。2016年10月15日、17:09。

H穂高連峰、J常念岳、2,857メ-トル、Y槍ヶ岳、3,180メ-トル。
H穂高連峰の4つのピークは、左から、
前穂高岳、3,090メ-トル、奥穂高岳、3,190メ-トル、
涸沢岳、3,110メ-トル、北穂高岳、3,106メ-トル。

ウォルター・ウェストンは、
横浜から汽車、鉄道馬車を乗り継いで、上田に着いた。
それから、人力車で保福寺峠、1,350メートルに上がった。

1891年8月2日の夕方6時。
日本アルプスを、目の当たりにして驚嘆する。
ウェストンは、世界には、日本アルプスを紹介し、
日本人には、登山の魅力を伝え、近代登山を広めた。

ウェストンによる日本アルプスの紹介は、つぎを参照してください。
「ウェストンの日本アルプス絶賛の地、保福寺峠」、2016年10月23日、
http://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/c0d949a2230e625b1fbf7c600104474b

ウェストンは、人力車で保福寺峠を下り、
四賀を通って、松本の街へ向かっている。
四賀では、福寿草を見ることができることのほかに、
近代登山の開発者、ウェストンをしのぶことができる。
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