季節の変化

活動の状況

福島市の放射線量2013年

2013-07-14 00:00:01 | Weblog
2013年福島市の放射線量は、
福島駅前が格段に減っていた。
2012年の福島駅前の放射線量は、
1.6マイクロ・シーベルト毎時[μSv/h]だった。

2012年6月19日。

それが、2013年(7月3日)には、
0.19マイクロ・シーベルト毎時[μSv/h]に減っていた。

2012年と比べると、が入れ替わっているのがわかる。

1.60マイクロ・シーベルト毎時[μSv/h]⇒、
0.19マイクロ・シーベルト毎時[μSv/h]へと、
格段の減少で、警告のピッピッが鳴らなくなった。

測定した福島駅前は、東口広場の案内板の下。

案内板の右には、「奥の細道」を旅する松尾芭蕉曾良の像がある。
ここは、福島市で一番人通りが多いところ。

「奥の細道」の像の周りは芝生だった。2012年6月19日。
案内板の左は花時計になる。

どうして、福島駅前で測定したのか?
それは、福島駅前を歩いていると、ポケットの、
放射線量計が、ピッピッ鳴ったからである(1912年6月19日)。
それで、案内板の下で測ると、1.60マイクロ・シーベルト毎時[μSv/h]だった。

国際放射線防護委員会(ICRP)は、毎時の被曝量の限度を、
0.52マイクロ・シーベルト毎時[μSv/h]と定めている。
年間の被曝量は、1ミリ・シーベルト[mSv]である。

毎時の被曝量については、
アメリカ軍は、さらに厳しい限度を定めている。
基地や施設で健康に問題がない被曝量を、
0.32マイクロ・シーベルト毎時[μSv/h]としている。

手持ちの放射線量計は、
0.50マイクロ・シーベルト毎時[μSv/h]を超えると、
放射線量計がピッピッ鳴るように設定しておいた。
「この場所から、すぐに退避しろ!」の警告だ。

2013年7月3日の福島駅前は、
ポケットの放射線量計がピッピッ鳴らなくなった。
奥の細道」の像の周りは除染されていた。

2012年6月19日と比べると、芝生がなくなっていた。
そして、が入れ替わっている。
測ったところは、左の案内板の下。

「奥の細道」の像や案内板の辺りは,
福島市で一番人通りが多いところ。
ここを除染したのは、いいことである。
福島のメインであり、顔である。

2012年の「福島駅前」の放射線量については、つぎのブログに書いた。
「閲覧状況2012年 放射線量シリーズ」、2012年12月02日、
http://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/992e709dca99e8db5b03fdae3333764f

福島市の放射線量 2011年~2012年


測定場所」①~⑨。

案内板「福島駅周辺施設案内」に書き入れた。

⑨「福島駅前」の放射線量は、2012年6月19日、
1.60マイクロ・シーベルト毎時[μSv/h]、
だったことが書いてある。

もし、このブログ「閲覧状況2012年 放射線量シリーズ」を、
目にする機会があって、⑨福島駅前を除染したのならば、
ブログが役に立ったようで、うれしい。

私の場合は、福島市の主なところや生活圏を歩き回って、
ポケットの放射線量計がピッピッ鳴ったところを測った。
ピッピッと鳴ることが驚きだった、ドキドキした・・・。

測っていると、しゃがんでのぞきこむ格好が不自然だ。
それに、ピッピッ音がするから、通りがかりの人、
散歩の人、なじみの人が寄ってくる。
そして、反応はつぎである。
「こんなに高いのですか?」
「公式の発表と違う」
「こうして、測ってくれるから助かる」

私はつぎのように応えている。
「地上で測っているから、
地上50cmや地上2mの空中の放射線量を、
測ったときの差ではないですか?」

福島市の放射線量 2011年~2013年」を示す。


最初の測定から2年たつ。
多くの場所は漸減しているが、変わらないところもある、
汚染されたところは除染をしないかぎり、大きな効果はないようだ、
ということを実感している。


2013年の個別の場所の放射線量を示す。
①「福島駅-東」、1.31マイクロ・シーベルト毎時[μSv/h]

一部は除染されているようだ。が除染されていないところもある。

③「福島県庁」、2.03マイクロ・シーベルト毎時[μSv/h]

LEDが赤く点滅しているのは、ピッピッと鳴る音とともに警告で、
0.50マイクロ・シーベルト毎時[μSv/h]を超えた!
「この場所から、すぐに退避しろ!」を示す。

④「天神橋-西」、3.71マイクロ・シーベルト毎時[μSv/h]


天神橋-西には、新たに「看板」が追加されていた。

2013年7月3日。

これまでの看板は2011年9月6日に見ていたもの。

公園を利用する皆さんへ
「環境放射線の影響により、公園利用にあたっては
次の点に留意してください。
 ○ 公園の利用は、1日あたり、1時間を限度としてください。
 ○ 公園の利用後は、手や顔を洗い、うがいをしてください。
 ○ 土や砂を口に入れないように注意してください。
  (問い合わせ先) 福島市公園緑地課 TEL

新たに追加された下の看板。
杉妻町小規模緑地 空間放射線量
測定日時 H25 6月26日(水) 午前9時15分頃
 空間線量 0.82μSv/h (地上50cmで測定)
  この数値は1時間当たりの放射線量です。(単位:マイクロシーベルト)
 福島市公園緑地課

測定日時は、H25 6月26日とあるから、
1週間ほど前に測定したことになる。

地上に黒くあるのは、私の放射線量計で、
地上で測定した3.71マイクロ・シーベルト毎時[μSv/h]は、
地上50cmで測定した0.82マイクロ・シーベルト毎時[μSv/h]よりも、
はるかに大きい。

⑥「紅葉山公園」、13.1マイクロ・シーベルト毎時[μSv/h]

⑥紅葉山公園は市民の散歩道になっている。
それに、となりは「知事公邸」である。


⑧「日本銀行-福島支店」、0.61マイクロ・シーベルト毎時[μSv/h]



除染が行われて、効果が表れているところがある。
一方、手つかずのところもある。
除染は大変な作業だ、それに優先順序がある。

福島には何回か来ているから被曝量は多い。
外に長時間いるし、半袖で肌は露出している。
福島で売っているものを買って食べているし、
ホテルで食事をしている。
それに、南相馬市でのボラアンティア活動がある。

累積の被曝量は2.3ミリ・シーベルト [mSv]と右下にある。
この放射線量計を手に入れたのは、福島第一原発事故があった3ヶ月後の、
2011年6月15日だから、福島を訪れた2013年7月3日はおよそ2年になる。

国際放射線防護委員会(ICRP)は、年間の被曝量の限度を、
1ミリ・シーベルト[mSv]と定めているから、
2年で2.3ミリ・シーベルト [mSv]は、
限度を超えている。

福島の住民は、年間の被曝量の限度である、
1ミリ・シーベルト[mSv]を超えているか?
最大の関心事に対して、公式の発表があると思う。

除染はなかなか困難である。それに、除染には優先順序がある。
福島の住民は、「除染」と「避難」を秤にかけていると思う。
避難しないならば、除染に期待することになる。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 雲の上の北アルプス | トップ | 福島市と南相馬市の放射線量 »
最新の画像もっと見る

Weblog」カテゴリの最新記事