むじな@金沢よろず批評ブログ

台湾、国際情勢、アニメなどについて批評

アニメフェスタ行ってきた やっぱり台湾人は(戦前でなく)今の日本が好き!

2010-02-23 19:14:49 | 台湾その他の話題
旧正月休み最後の20-21日、台湾大学本部体育館で、アニメフェスタ「開拓動漫祭Fancy Frontier 15」をやっていた。「日本に萌える人たち」みたいなテーマで本の執筆に取り掛かろうとしている矢先なので、本のインスピレーションとネタ集めのため、行ってきた。
Fancy Frontierの公式サイトhttp://www.f-2.com.tw/

いやー、若者がうようよいた。もちろんコスプレも。出展しているサークルは、ポーテーヒーネタも若干あるが、ほとんどは日本アニメ・漫画をネタにした同人ばかり。ただ、18禁の持込は制限されているようで、健全系ばかりだったところは、玉に瑕かw。
日本でもそうだけど、台湾は特に東方系が人気があるようで、東方系の同人誌が目に付いた。
日本からは「とらのあな」も出展していたので、聞いてみると、「小さいキャラクターが色とりどり、イロイロ出てくるのでお徳感があるのでは?」
「とらのあな」は、台湾FF特別版をなんと400元(高!)で売っていたが、これがまたよく売れていた。日本語の東方系の同人誌も持ってきていた。
下手に中国語よりも、日本語版のままのほうが人気があるそうな。
そういえば、いくつかのサークルは吹き出しをわざわざ中国語と日本語対照で書いた同人誌を出品していたし、中身は中国語でもタイトルを日本語でつけたものも多かった。

日本の声優で来ていたのは、門脇舞以。あまり知られていない。
BLOOD+、魔法先生ネギま!、桜蘭高校ホスト部、涼宮ハルヒの憂鬱、びんちょうタンあたり出ていたらしいが、どれもわりと印象に薄い脇役も脇役。せいぜいびんちょうタンの「ちくタン」あたりがわりと大所か。びんちょうタンはけっこう好きなアニメなんだが、しかしマイナーだからな。
私も知らず、会場の多くも「誰?」って感じだった。
こないだの台北国際書展(ブックフェア)のときに来た釘宮理恵(なんといってもシャナとかルイズだからな)をめぐってファンが暴動状態wになったのとは打ってかわって、平穏。
しかし、それでもファンはやはりいるみたいで、前のほうを陣取っていて、アニメの役を披露すると盛り上がっていた。
しかし地声が役柄と同じようなアニメチックなかわいい声なのは、びっくりした。

会場で石を当てて聞けば90%以上が日本が好きでよく行っていると答えるだろう。

しかしこれを見ると、いわゆる台湾人の親日、特に若者ほど親日であることの原動力というか原点がやはりアニメなどのサブカルで、平和で豊かないまの日本にあるということがよくわかる。決して日本のウヨクが期待しているように、「戦前の日本が良かった」わけではないのだ。
しかし、日本人は何を勘違いしているのか、ウヨクも左翼も戦後から今の平和で豊かな日本が好きになれないらしい。ウヨクは戦後が駄目だから戦前が良いと強弁し、左翼は戦後日本も駄目でソ連か中国が良いと思ってきた。何を見ているんだろうか?

日本人はなぜかウヨクも左翼も自虐的だ。しかし、アジアや世界は圧倒的に日本の文化や日本人が好きなのだ。

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