むじな@金沢よろず批評ブログ

台湾、国際情勢、アニメなどについて批評

日本の内需市場は世界最大の規模 底の浅い米中韓台が衰退し、これからは日独イスラームの時代

2009-03-15 22:32:06 | 世界の政治・社会情勢
日本は内需市場があるどころか、アメリカが衰退した今となっては世界一。「日本は輸出依存だから」というのは、それは小泉など自民党の媚米ネオリベがそういう風に仕向けたからなっただけで、実際には日本は1億3千万人もの、世界的に見てきわめて均等かつ裕福な国民がいるのだから、内需、特に消費を掘り起こすべきなのだ。
(関連、台湾昨年第4四半期成長率、実はマイナス19.9%! もはや破綻、崩壊!のコメントに対するレスも兼ねて)

実際、私が日本に帰るたびに驚嘆するのは、ヨドバシカメラの秋葉原店と大阪梅田店だ。
電子機器の大規模小売店としては、その中身の豊富さと規模からいって、米国を上回る世界一の店だといえる。大体、デジタルカメラだけでも200機種くらいあるなんて、尋常じゃない。

欧州は電子製品の店についてはもっと貧弱だし、韓国、台湾だって、あんな品揃えはありえない。デジタルカメラなんて、一番大きな店に行っても10機種あるかないかだ。iPODだって、新機種は日本で一早く出回る。台湾人がその情報を検索してわざわざ日本に買いに出掛けるくらいえだ。

日本人はそれが当たり前だと思っているようだが、実はヨドバシカメラやヤマダ電機みたいな品揃えを誇る店は、世界では日本以外に存在しない。

米国発の世界危機になって、その国の底力や実力がはっきり目に見えつつある。
やはり韓国と台湾のように日本にすがって成長したが、小国だけに、底が浅く駄目だった。
中国も成長しているように見えたが、実はまったく砂上の楼閣で、借金経済で、たいしたことがなかったことが露呈してしまった。日本のメディアも中国経済についてまったく話題にもしなくなった。
元凶の米国も、やっぱり文化や教養を重視しない底の浅さが、命取りになったと思う。

その点では、ドイツと日本、さらにマレーシアなどのイスラーム圏が強みを見せているのは、伝統文化や精神世界に立脚した堅実な経済システムを築いてきたからだろう。
「おくりびと」のヒットも精神世界の重要性を象徴するものだと思う。

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