今日のNHK杯は、坂井秀至八段VS志田達哉七段。
坂井八段はNHK杯14回目とのこと。
医学部からプロ棋士に転向してからもう15年たったわけで、時の流れの速さを感じてしまう。
対局は、地にからい印象がある黒坂井八段が3連星を構える異例の展開で、そこに白志田八段が2線に低く足元をすくうようなスソガカリを見せてくる。
黒は右辺から右下隅の模様を重視し、部分的に損な形を選ぶが、解説の結城九段によれば、白上辺が大きすぎて趣向とはいえ黒が打ちにくいとのこと。
その後も上辺の打ち込みや、左辺のコウからの振り替わりなど大きな変化があったにも関わらず、形勢が大きく動くことはなく、まさに対局者同士の結果への判断がかみ合った渋い展開になる。
碁盤が細分化された展開で難しいヨセが続き、最後は白の半目勝ち。
ガードの硬い両者が隙を狙い合い、お互い決定打を与えず、僅かなポイントを取り合う緊迫した対局だった。
志田七段は、対局中ずっと苦しそうだったが、勝った後の解説でも、目を細くして苦し気な表情。
常に平然とした表情を崩さない坂井八段と対照的だった。
坂井八段はNHK杯14回目とのこと。
医学部からプロ棋士に転向してからもう15年たったわけで、時の流れの速さを感じてしまう。
対局は、地にからい印象がある黒坂井八段が3連星を構える異例の展開で、そこに白志田八段が2線に低く足元をすくうようなスソガカリを見せてくる。
黒は右辺から右下隅の模様を重視し、部分的に損な形を選ぶが、解説の結城九段によれば、白上辺が大きすぎて趣向とはいえ黒が打ちにくいとのこと。
その後も上辺の打ち込みや、左辺のコウからの振り替わりなど大きな変化があったにも関わらず、形勢が大きく動くことはなく、まさに対局者同士の結果への判断がかみ合った渋い展開になる。
碁盤が細分化された展開で難しいヨセが続き、最後は白の半目勝ち。
ガードの硬い両者が隙を狙い合い、お互い決定打を与えず、僅かなポイントを取り合う緊迫した対局だった。
志田七段は、対局中ずっと苦しそうだったが、勝った後の解説でも、目を細くして苦し気な表情。
常に平然とした表情を崩さない坂井八段と対照的だった。