これは買いなのかどうかと疑心暗鬼で購入した。ジャケットがあまり良くない!しね。同時に買ったノラ・ジョーンズの新譜の方がメインだったはずだが、この1、2カ月、聴くのはこちらの方が圧倒的だ。
今年はビートルズのデビュー50周年だそうだが、そこにロバータ・フラックの8年ぶりの新譜だ。調べると、マスター音源を入れたスーツケースをタクシーの中に置き忘れてしまい、後で発見されたが、リリースが延びていたそうだ。
まず冒頭「イン・マイ・ライフ」。「ラバー・ソウル」からの曲だが、いやはやこれまた原曲はどうだったっけって感じのテンポの良いアレンジだ。随分モダンな編曲だ。最近はこればっかりリピートして聴いてるな。
②イン・マイ・ライフ③ ヘイ・ジュード④恋を抱きしめよう⑤ レット・イット・ビー⑤ オー! ダーリン⑥ 恋する二人⑦ ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード⑧カム・トゥゲザー⑨ イズント・イット・ア・ピティ⑩恋におちたら⑪ アンド・アイ・ラヴ・ヒム⑫ヒア・ゼア・アンド・エヴリホエア
輸入盤はこんなラインナップだが、日本盤は「君はいずこへ」「イエスタデイ 」「ヒア・カムズ・ザ・サン」がボーナストラックに。
全体的に、シンプルな唄い込み。そりゃもう彼女は今年2月で75歳だよ。⑦を歌っても大仰にならない。したがって③辺りはとても聴きやすい。
日本盤のみ「君はいずこへ」「イエスタデイ」「ヒア・カムズ・ザ・サン」の3曲をボーナストラックとして収録。あー、今回ばかりは高くてもこっちにしとけば良かったな。
ジャケットの中は若い頃、ジョン・レノンやオノ・ヨーコと意気投合して撮した古い写真を掲載している。つまり、このアルバムはジョンへのオマージュであるわけだ。こちらも力を入れすぎないで聴く、じんわりと効くアルバムだ。