荒井山から

札幌は荒井山に家がある。東京-札幌-旭川-富良野-札幌と異動。室蘭を経て札幌へ。江別に行きまた戻った。もうすぐ退社だ。

下等の報告

2016年10月29日 16時17分46秒 | 日記
小栗康平監督が「伽倻子のために」について語りました。
東京・飯田橋のギンレイホールで秋の特集上映「神楽坂映画祭2016 新潮社から生まれた名作映画たち」が22日から28日まで行われ、初日は北海道ロケ作品「伽倻子のために」(1984年)の上映と小栗康平監督のトークなどが行われました。
「伽倻子のために」は、樺太生まれで札幌育ちの作家、李恢成さんの小説の映画化作品で、小栗監督としては「泥の河」に続く2作目です。オーディションで選んだ主演の二人について小栗監督は「男の子はぜひ在日から選びたいと、札幌から大阪までオーディションを行なった。呉昇一さんは当時すでに32歳だったが、目がきれい。(当時短大生だった)南果歩については、こういう役だからぜひ新人で、と思いました」と話しました。
さらに「『泥の河』は原作のストーリテリングの巧みさに乗った映画でしたが、『伽倻子のために』では映画独自の語り方があるのでは、と考えた」と話しました。説明がほとんどなく、当時「わかりにくい」という批評が多かったことについて、「映画はひたすら存在を見つめるしかない。画像を自分はどう見ているのか、作り手のうろたえ、軌跡をたどれるという共有関係が映画だと思います。舗装された高速道路のようなハリウッド映画とは違い、みんなが同じ理解でなく、それぞれの内的な何かで繋がる映画もあります」と述べて、自らの映画観を披露してくれました。(文責・加藤敦)

「君の名は。」大ヒット

2016年10月18日 22時22分04秒 | 日記
「君の名は。」大ヒット
「君の名は。」「シン・ゴジラ」などのヒット作を連発した映画会社「東宝」は、来年2月までの1年間の業績予想を上方修正した。
NHKによると、営業利益は330億円という減益の予想から一転して470億円に上方修正し、3年連続で過去最高を更新する見通しという。随分と景気のいい話だ。
 3~8月のグループ全体の中間決算は、営業利益が244億円と、前年度同期比で0.3%上回った。「シン・ゴジラ」の興行収入は77億円を超えた。そして「君の名は。」が154億円を超えたのだそう。
 幹部は会見で「社会現象を呼ぶ映画を製作できて業績向上につながった。ソーシャルメディアでリピーターを増やせたのがヒットの要因」と分析していた。
 なお世界三大ファンタスティック映画祭の一つ、スペインのシッチェス・カタルーニャ国際映画祭のアニメーション作品部門の最優秀長編作品賞を受賞したそうだ。

 この項続く

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2016年10月18日 22時16分00秒 | 日記
「人間の値打ち」10月1日、シアターキノ
「イングリット・バーグマン 愛に生きた女優」
「ザ・ビートルズ EIGHT DAYS A WEEK TheTourning Years」札幌劇場
「グッバイ、サマー」シアターキノ
「アンナとアントワーヌ 愛の前奏曲」

「モルエラニの霧の中」

2016年10月05日 12時48分52秒 | 日記
「モルエラニの霧の中」10月4日
 室蘭出身の坪川拓史監督=写真=による新作だ。ご当地映画の中でも、その地に住んでいる監督がその地の人間を出てもらい、その地の話をつづる本格的、純正なご当地映画だ。全7部となるオムニバス編だが、今回は第1部と称し、「春の章」「秋の章」「晩秋の章」「初冬の章」の四つを上映した。
 全編見ると確かに長くなるだろうが、今回は2時間余り。長いという人もいたが、取りあえずはこのぐらいなら上出来だ。そんな中で結論から先に言うと、なかなかちょっぴり寂しい室蘭の雰囲気をうまく表出させ、人と人のつながりのあや、妙を巧みに表現していた。最初の「春の章 名残りの花…写真館の話」は大杉漣、香川京子らベテラン俳優が出演している。この冒頭編は淡々とした内容だが、大杉の写真館主と桜の木の関係など、後の編に上手につながっていく。主人公は違う編で脇に、脇役は違う編で主人公に、と入り乱れながら、大きな主旨(室蘭の風景、歴史への愛着、リスペクト…まちは少々寂れたって、そこでたくましく息づいている市民の存在、とでもいえようか)を浮かび上がらせ、伝えようとしていると言えるかもしれない。 

 第1部を見た限り、有名俳優の出た冒頭より、「秋の章」以下の方が琴線に触れる。母の再婚を機に町を離れる中学生の桃子(とうこ、久保田沙友)の話は、青少年科学館を舞台にしたもので古ぼけた建物、中身もそれほど新しくはないのだが、地味ながら一生懸命な科学館そしてロボット「カンちゃん」が哀愁を帯びて胸に迫る。モノクロで千歳の交差点を手前に、雲が少し帯を作るような空を奥に捉えた映像はとても感じが出ている。そしてD51だ。坂本長利扮するSLの元運転士は役にぴったり。SLが解体されることになり、公園でカップ酒を何本も飲み、酔っ払って機関車から落ちるシーンがまた良い。次に頭から血を流した元機関士が運転席に乗り込み、景色が流れる中、桃子が乗り込むシーンは実に幻想的だ。
 科学館の庭に立つサクランボの秘密、父親なら何か身につまされるシーンでもある。そういえば映画の桜の木は「崎守町の一本桜」。周囲が野原というか牧場のようだが、非常に雄弁な木で、映像的にもロケハンが成功した証だろう。
 そういえば樹木医の話が「初冬の章」で出てくるが、戦死したかつての恩師の話がちょっと聞きづらかった。今回、音楽が生演奏で加えられ、それはとても良かったのだが、内容が分かりにくい部分はアテレコがちょっと聞きにくかったからだろうか。劇場公開の際は改善できればうれしい。映画館でなく、市民会館だったから、音声が聞きにくかったのかも知れないが。ちなみに桃子の母で介護士の七海は赤字JR路線の室蘭-東室蘭の列車に母恋で乗り込み、御崎で元樹木医河村の姿を見掛けてドアへ走り寄るのだが、「あれ、よく見つけたな」と感じた。しかも入り口にほぼ元樹木医が対面したとは! まあ、でもそんな偶然は、彼女が「きっとあの河村さんに最後は御崎駅で会えるかも」と強い感情を持っていたからに他ならないかも。ちょっと驚いたが。それ以上に、監督のあいさつの中で、あの駅が御崎でなく、輪西だったとは。なるほどそうか。こっちも驚いたぞ。

ここにも小がね

2016年10月04日 17時11分48秒 | 日記
小がね 室蘭市海岸町2の3の6
海岸店だ。小がねは、カツとじの「カツ丼」が有名だが、今回はカレーそばを頼んだ。760円。おにぎり付き。味は悪くなかった。寒かったので体が温まり良かった。それにしても今の室蘭駅からはかなり歩くし、遠いな。ちょっとうら寂しい感じ。

ここも古い

2016年10月02日 20時56分37秒 | 日記
にしじま食堂 室蘭市中央町2の2
ここも会社から近いのだが、入るにはなかなか勇気が要る。小ぢんまりしてる店だ。だが入ると中は案外に広かった。結構な年齢の女性がやっていた。ラーメンを注文。ワンタン麺だ。麺が少々軟らかいが、味はそれほど悪くない。昼間からビールを飲んでる人もいたけど、脱力的な雰囲気を味わうにはもってこいの店と言うことだろうか。

悪くない

2016年10月02日 20時50分11秒 | 日記


味の常源 室蘭市中央町2の1
ここもなかなか老舗らしいが、ちょっと入るのは勇気が要る。それでも日曜は店がなく、えいと思い切って入る。カウンターに4人ほど座ればいいか。小上がりがある。皆へろへろでちょっとラーメンを所望。後日、焼き鳥を食べに行ったが、悪くなかった。なかなか口の達者な女将がやっている。面白い店だ。

予は満腹じゃ

2016年10月02日 20時15分59秒 | 日記
乃ざ喜 室蘭市中央町2の3
すき焼き専門店として1949年に創業したという。ここの特色は牛と豚の2本立てだということだろうか。豚すきやき弁当、牛すきやき弁当、肉鍋豚定食、肉鍋豚ロース定食、肉鍋牛定食、肉鍋牛ロース定食などがある。どれもリーズナブルだが、豚丼が540円と格安。50円アップで豚丼(月見)となる。それではと思いきや、牛丼はない。なぜだろう。
 ちなみに味は濃い。したがってご飯もすすみ、お代わりも出来る。
左上から時計回りに、牛すきやき弁当860円、肉鍋豚定食750円、豚丼(月見)590円、肉鍋牛定食960円。
 なお、松竹の映画「天国の本屋~恋火」(篠原哲雄監督)はここでもロケした。家にDVDがあったので近々確認しよう。

焼き鳥で笑顔

2016年10月02日 20時00分25秒 | 日記


鳥辰 室蘭市中央町2の4
ここも老舗の焼き鳥屋だ。日曜祝日もやっている。しかも午後11時半ごろまでやっている。仕事が遅くなっても小1時間ぐらい入れるわけだ。この日は会社の後輩がやって来た。顔は隠すが、笑顔でうまそうに食べていた。そうそう、つぶ刺しもあるのだが、つぶの焼いたのもある。値段は700円だったか。これはうまい。肝が入っていないので食べやすいし(肝好きは嫌うが)。

下等の報告

2016年10月02日 19時54分06秒 | 日記
オダギリジョーさんからメールが届きました。テアトル新宿に。

9月17日に公開された函館3部作の最終章「オーバー・フェンス」。公開初日には東京
のテアトル新宿で舞台あいさつがあり、山下敦弘監督、蒼井優さん、松田翔太さんらが登
壇しました。ただ、オダギリジョーさんは映画の撮影でキューバ滞在中とのことで、代わ
りにサプライズのメールが届きました。メールは舞台あいさつの中で披露されたほか、テ
アトル新宿ロビーに文面が展示されています。ロケ中の函館の思い出などがつづられてい
ますので、ご覧ください。舞台あいさつの模様は「オーバー・フェンス」の公式フェイス
ブックでも読むことができます。(加藤敦)