岩手復興・救援ボランティアにいってきました。
2011年11月11日、震災から8ヶ月たった日、雨の中を8名で車で岩手県大槌町・釜石市へ約10時間かけて行って来ました。
翌日、釜石にて仮設住宅前で無料青空市。小分けしたお米・たまねぎ・じゃがいも・サツマイモ・柿・ロールティッシュ・食器・衣類などをブルーシートの上に並べ、住宅の皆さんに希望に応じて手渡しました。グループは我々8名のほかに、富山・新潟そして現地の方と20名ほどが参加。言葉を添えながら活動してきました。
「釜石の柿、食べてみてよ」とおじさんに誘われ仮設住宅の前でいただきました。渋柿を煙で蒸してあまくするんだと教えていただきましたが、トマトのような食感で甘い柿でした。遠く長野からありがたいと握手しての記念撮影。2時間ほどでしたが交流もできました。たくさんの感謝の言葉が返ってきました。中には私たちの車が立ち去るまで、頭を下げて見送ってくれたおばあちゃんもいました。「寒くなるから気をつけてやってください」精一杯の声かけでした。
被災地は戦後の焼け野原のようで、テレビ画面では見ていたり、福島のダムの決壊の下流にも行った経験はありましたが、本当にただただ無言でした。大槌町役場の前で釜石防災センターの前で高台で祈ることしかできませんでした。
国では、TPPに参加を表明。ベトナムに原発を輸出する。被災地のみなさんも含め消費税を上げる。とんでもないことです。
本当の意味で国のかたちを変えるときと、国民のための国にすべきと、そのために全ての分野で頑張り続けなければならないと決意してきました。
東北を忘れない、忘れてはならないとポケットに、そこに生活があった証の食器のかけらを持ち帰りました。
青空市にて
仮設住宅前でおじさんと、かたい握手
大槌町役場前にて