2013年3月3日TPP参加に反対するJAの集会に参加報告
2013年3月5日
両角 友成
JA松本ハイランド主催で「TPP交渉参加断固阻止緊急集会」が3月3日JA松本ハイランド本所グリンパル大会議室に約230名ほどが参加し行われました。私も参加しました。
呼びかけ文章には、安部総理は日米首脳会談後の記者会見で、TPP交渉に参加する場合「聖域なき関税撤廃」が前提でないとの認識に立ったと表明し、交渉参加の判断について政府に一任を受けたうえで「なるべく早い段階で決断したい」と述べ、6項目にわたる政権公約がきちんと満たされたことを確認しないまま、また、十分な情報開示や国民的議論を行わず、交渉参加への判断をしようとしている。このようにありました。
集会には、国会議員・県会議員・管内市村長・市村議会議長・農業委員会長・中央会松本支所長・JA各支所組織代表者が参加し、3名の決意表明、各立場での連帯あいさつ、集会決議、団結ガンバローが行われました。
政府がよりどころにしている、「一方的に全ての関税を撤廃することをあらかじめ約束することを求められるものでないことを確認する」の文章には前の部分があり、一部分を都合よく解釈しているだけで、農業・保険等が担保されているわけではない。アメリカは従来からの姿勢は変えておらず、TPPの特徴である「聖域なき関税撤廃」を前提にしたものとしか理解できません。
TPP参加は国論を二分している大問題であるのに、国会で、国内での国民的議論の場では態度を明らかにすることなく日米首脳会談の場で交渉参加に踏む出したことは、とても許すことができない暴挙であります。
長野県にも、オスプレイが飛んでくることが現実味を帯びてきましたが、「日米同盟の強化」を強調する安部首相です。日米安保条約がある限り、アメリカ追随であり、沖縄の基地問題、集団的自衛権行使、F35の部品を国内生産と、大変な事態です。気を緩めることなく、全ての分野で頑張らなくてはと集会に参加し感じてまいりました。