東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

白鵬日馬富士事件は「品格」で論ずべきではない

2017-12-03 09:46:06 | 大相撲

 今朝のフジテレビ討論案組、二番目当たりのテーマだったのかな、表記の話があった。これは私が報道を視聴している訳ではないが、伊吹衆議院議長(?)が白鵬は思い上がっていると言ったのがどうのこうの、と言っていた。普通の人が聞けば当然すんなり入る話だと思うが、目くじらを立てる婆さんほか一人が居たのには驚いた。下膨れなんとか子というもとNHKのアナウンサーとか言うのと、井上とかいう(名前は正確に覚えていない)作家が伊吹さんの発言に噛みついている。やれやれだ。

  横綱の品格という基準を持ち出して議論しているが、これは司会者の未熟さもあるが、日馬富士の暴行や白鵬のルール無視や常識はずれの言動は横綱の品格以前の問題である。常識で論ずべきで、品格等とわけのわからないキラキラ語を持ち出すべきではない。『横綱の品格』というのは世によくある「お飾り語」で横綱の品格とはなんぞや、とかそれで行動の審査基準にしても意味がない。非生産的な議論である。

  相撲を長年見ている(正確には見せられている)視聴者の感覚からすれば白鵬の言動は非常な違和感があり非難されるべきは議論の余地がない。

 モンゴル人に対する差別だと言っていたのには呆れた。モンゴル人以外にも沢山外国人がいるが同種の眉をひそめさせる言動は皆無である。かって小錦、曙の両横綱が君臨していたが白鵬のごとき「おもいあがった」言動を聞いたことがない。

小錦が協会に注意されたことがあるが、それはオフの日にアロハを来て外出したという類いのことだった。今回の白鵬のケースとはまったく違う。

  横綱の品格等関係ない。人間としての品格がないのである。もともと横綱の品格は一般人以下でよいというのだろうか。これまでにも述べて来たが一般人にも劣る行動をまとめておこう。

1:故郷の後輩に指導する資格は白鵬にはない。同部屋の力士たとえば石浦に説教するならあるかもしれない。しかし

2:指導を酒席で行うことは有り得ない。素面でしかるべき場所、稽古場とか宿舎でならあるだろう。酒席で「説教」と称して若年者をいびるのは不良少年グループにも劣る。

3:まして当日の様子を聞くと、一次会の途中から突然押し掛けて来て二次会でもくどくどいったらしい。つまり計画的で悪質である。

4:勿論暴力はいけない。素面の席でも暴力は論外である。暴力しか手段がないなら、白鵬には後輩を指導する資格は最初からない。

 

 

 

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