東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

小沢一郎偶感

2009-02-26 23:26:11 | 社会・経済

小沢一郎という人物にまつわる様々なことどもを捨象し、発言がなされた経緯を忖度せずに、発言そのものを評価すれば「第七艦隊だけでいい」というのは非常に素直な発言である。

これが問題にされるということは、そうして問題にせざるをえないが、そういう日本の状況はまさに戦後60年にわたって日本が選択し続けたアクロバティックな、その場しのぎの政治判断が堆積したヘドロと言わざるをえない。

いな、チャイナが空母をそれも原子力空母の建造を計画している状況では、「第七艦隊もいらない」というべきであろう。もっとも、自衛隊が第七艦隊の完全な指揮権を持つというなら話は別だ。


麻生首相の反射神経

2009-02-24 18:34:11 | 社会・経済

政治家にとって反射神経を鍛えておくことはきわめて重要である。なみの政治屋なら反射神経だけで十分やっていける。

反射神経は二つの基準で判定する。スピードと反応の適切さである。麻生さんが首相になってからスピードの点で合格したのは、自衛隊航空幕僚長田母神氏の論文問題である。スピードは200点満点だが判断の適切さには欠けた。

本当にあの時のすばしっこさには驚いた。一種異様な印象を受けた。

それ以外ではスピードも正解率もバツだ。たとえば中川酩酊錯乱問題。反射的に反応することが出来なかった。正解も出来なかった。

運動選手なんかは反射神経回路がすべてといってもいい。麻生さんは五輪の射撃選手だったから、もっといい反射神経をしていると思ったが。

いまアメリカにいるが、オバマ大統領の意表を突くトリッキーな急襲に正しく対処できるかね。心配である。


中川昭一と覚醒剤もどき

2009-02-21 10:08:40 | 社会・経済

中川はあの泥酔錯乱記者会見のあとでまた酒を飲んだというのだね。周りはそれを傍観していたのか。何のためにたくさんの官僚が同行したのだ。6600万円も税金を使って。酌をする男芸者なのか。その後でバチカン博物館見学に出掛けたそうだ。

バチカンでは美術品に触ったり、ラオコーン像の周りに設置された柵を乗り越えて触ったりして、警報が作動したという。

いまごろ修学旅行の中学生でも、こんなことはしない。

鎮痛剤は覚醒剤の代用品であることは医者なら知っている。ましてアルコールと併用すればいい気持でラリルことができる。

こうなると中川の飲んでいた鎮痛剤は医者が正規に処方したものか。医者は薬品名を公表する必要がある。プライバシーは関係ない。本物の覚醒剤を使っていなかったかどうか確認するためにも主治医の国会証人喚問が必要である。

中川昭一の奇行は覚醒剤中毒者の行動に酷似している。

あるいは、、、幼児や小児に与えるとしばしば錯乱するというタミフルを処方されていたのか。

本当に風邪やインフルエンザなら薬を飲んでいたら、あんな元気は出ないものだがね。

+ 中川昭一氏が座敷牢に入れられたというのは本当か。バチカンでの奇行について、本人ではなくて「中川事務所」とか言うのが「体調が悪くて」なんてコメントを出している。

まるで殺人事件の弁護で「心神耗弱状態」だったから格段のご配慮を、と言っているように聞こえる。

覚醒剤もどき疑惑だが、中川氏がしきりに「鼻水がとまらなくて」と風邪の弁解をしていたが、覚醒剤中毒、麻薬中毒者の著しい特徴でもある。麻薬取締官はつとにご案内であろうが。

もちろん風邪がひどくても、花粉症でも鼻水が出る。しかし、あの常軌を逸した奇行にかんがみると絶対にドーピングテストが必要だ。プライバシーは関係ない。国家の安危にかかわる重要閣僚だったのだから、これは安全保障の問題である。


中川昭一は名誉の戦死ではなかった

2009-02-20 18:40:58 | 社会・経済

持病の腰痛を大量の鎮痛剤で抑え込んでまでローマに行き、寧日なく各国代表と交渉し、我が国の国益を守り、世界経済のために貢献し以て国威を発揚している最中に名誉の戦死をしたと思っていた。

西村信吾氏もそのように考えていたらしい。そのためにはあえて某国の毒杯も勧められるままに飲んで錯乱したのかと好意的に解釈していた人もかなりいたようだ。

ところが、あにはからんや、国民の税金を使って身内だけで飲食をし、あまつさえ、女の御用記者まで呼びこんで酌をさせていた。しかも大事な意見交換の場であるG7の会食を中座してまで身内で飲食していたというのだ。

そして驚きはあの錯乱記者会見の直後、平然とバチカンの観光までしていたというのだ。これでは弁護のしようがない。

中川君には戦陣訓の一節を与えよう。

*恥を知る者は強し。常に郷党家門の面目を思ひ、いよいよ奮励してその期待に答ふべし*


民営化を否定する大きな動き?

2009-02-20 08:48:31 | 社会・経済

小泉純一郎、中川秀直、山本一太などが、民営化を元に戻そうとする大きな動きが自民党にあるから自分たちは批判しているのだマスコミに向かって(つまり国民に向かって)言う。

報道されるところによると(この句重要)、民営化を止めろというコメントは自民党の誰からも聞こえてこない。闇の中でそういううねりがあるといわれても判断しようがない。小泉らは誰がどういう動きをしているかを具体的に国民に語ったのちに上記の批判を口にすることができる。

それと、小泉が定額給付金がらみで、衆議院3分の2で再可決するのに反対するのは、郵政民営化反対の動きに対するものだ、という。この両者に関係はあるのかね。筋が通っていない。

郵政民営化阻止勢力に危機を感じるなら、その動きを国民の前に具体的に摘発して、その勢力にしかるべき正当な手段で堂々と対抗すればよい。

郵政民営化の過程を見直すというのは、当然のことだ。民営化の過程をフォローして問題があれば、どこに原因があるのかをチェックするのは当たり前で、法律にも定めてある。法律に書いてなくても問題が起これば見直すのは当然で、それを民営化という錦の御旗に対する反乱だというのは思い上がりであり、論理のすり替えもはなはだしい。

かって、軍事官僚が統帥権の干犯だといって、すべての批判を封殺したのと変わりはない。

かんぽの宿問題は民営化の過程をチェックするとのは関係ないというのも間違いだ。民営化を担う重要人物が引き起こした問題なら、その人物に民営化を任せていいのかという問題になる。またこの不祥事、疑獄が西川の性格のみでなく民営化を担う制度、組織、フレームワークに問題があるためかもしれない。

それを、民営化問題とは関係のない定額給付金問題と絡めて脅迫的に阻止しようとするのは犯罪といっていい。

小泉はヤキがまわったとみるべきか。はたまた、西川疑獄を解明されると自分の手が後ろにまわるからなのか。とにかく、尋常の言動ではない。

+ 要約すると

首相時代、小泉純一郎の言動は分かりやすかった。国民もかく申すオイラもだまされた。

現在、小泉純一郎の言葉は分かりにくい。国民はまただまされるかもしれない。あるいはもうだまされないか。両方の可能性がある。すんなり信じるほど国民はバカではないと思いたい。

一方、オイラはもう騙されない。


中川昭一は飛行機に乗れるような体ではなかった

2009-02-18 20:09:49 | 社会・経済

中川辞任について今朝の産経新聞一面トップに長い記事(解説記事というほうが適切か)がある。

「任命当初から体調不安」とある。そのなかに(腰痛持ちの中川は時々強い鎮痛剤を服用する)とある。これじゃアメリカや欧州への長時間のフライトは無理だ。ファーストクラスで行くのかも知れないが、一列占有してアームレストを取外しても腰痛持ちには十分なベッドスペースにはなるまい。個室のある旅客機は今はないようだし。

その苦痛をさけるためにのべつまくなしに、鎮痛剤を飲めば、肝臓での解毒作用が追い付かなくなり、薬が体内に堆積する。ちょっとした飲酒などでも容易に薬(毒)が暴れだすだろう。

この持病を知っていて欧州やアメリカに出張の多い財務・金融大臣に指名したなら首相の責任は大きい。というか馬鹿か間抜けか。また主治医(当然中川氏にはかかりつけの医者はいるだろう)が勤務にドクターストップをかけなかったのは問題だ。

産経新聞の記事は、薬と酒の相乗作用として中川氏に若干同情的なようだ。一応産経新聞の論旨に仮に立つとして、その延長線上で考えても色々問題があるということである。

A:飲酒が主因か、B:飲酒が誘因ないし補助因で、薬の過剰摂取が主因かは当方には情報がないので判断できない。かりにB説を取るにしても問題があるということを述べたものである。

閣僚の身体検査が不十分なんてことを、倫理上の問題でよく言うが、文字通りの身体検査も最低限のレベルで必要だろう。今回はそれに該当する。


中川大臣への謀略説

2009-02-18 16:08:38 | 社会・経済

いや驚いた。このごろは当ブログよりマスコミのほうが過激なことを書くのでまいる。

今日の夕刊フジに「中川辞任、財務省謀略説」という記事がある。謀略というのは後追い謀略ということらしい。うまいことがおこった。どんどん悪いニュースを流してしまえ、と財務省の役人がやっているというのだね。

謀略説というから、わざと酒を飲ましたり、酒のなかに目薬みたいな劇薬を入れたのかと思ったが、読んでみるとその点は書いていない。書いていないということは、かならずしも否定にはならないのだろうが。

当ブログではまえに、G7に出ていたどこかの外国がうまくおだてて中川氏に強いさけ、あやしい酒を飲ましたのではないか、とほのめかしたがわが国財務省の役人がやったとは気がつかなかった。

財務省の役人は、扱いにくい、官僚の言うことを聞かないというので中川大臣を嫌っていたそうだ。なんでも、ローマで会議の合間に同行の美人記者とワインを飲みながら食事をしたということまで書いてある。さぞ、彼女たちは巧みに酌をしたんだろうね。

そりゃ、美人がいれば気が緩んで深酒もするワナ、中川昭一くんと言えどもナ。


ヒラリーの専属美容師

2009-02-18 15:51:25 | 社会・経済

いやシャープになったね。いやさ容貌のはなし。最近のテレビ、とくに海外メディアのながす映像はしわの目立ち、色艶の悪いのが多い。日本では様子が大分違っている。凄腕の美容師がついてきたのか。それとも日本のカメラマンのうでかな。

これなら熟年商品用通販カタログのモデルになれる。

+ ジャカルタのヒラリーはもとに戻りつつあるね。似顔絵に靴をぶつけられたししたせいかナ。

それとも朝飯で飲んだ味噌汁がよほど体にあっていたのか。


中川昭一0.25%の確率

2009-02-17 08:54:52 | 社会・経済

マスコミ労働者諸君は取材で消去法的に可能性をつぶすことが必要な点がある。

それは確率に換算すると?、0.25パーセントくらいかな。

中川大臣の日程を見るとG7会議の前後にアメリカのガイドナーやロシアの財務相と個別に会談している。そのほかにも非公式な接触があっただろう。

これらの席で、相手にたぶらかされて、とんでもない約束をしていた可能性はないのか。記者会見であの状態なら、これらの会談の際にもすでに若干のもうろう状態(あやまった約束をするような)にあっただろう。

それらをチャラにするために捨て身で本格的に酔っ払ったのかもしれない。日本では「酒の上」ということがある。もちろん通用しないのだが、日本ほどの「強盛大国」になるとそのくらいの横車は押し通せるかもしれない。

アメリカなんかいつもやっているではないか。アメリカの破廉恥なことは横車をしらふで押し通していることだ。

マスコミ労働者諸君は、記者会見だけに出て安易なレポートをするのではなくて、中川大臣が行ったすべての会談の内容を細大漏らさず取材することである。コーヒーブレークの密談を含めて。

かれは日ごろから飲酒癖に問題があったようだ。彼のプロファイルは各国の諜報機関が把握しているだろうから、いつか利用してやろうと虎視眈々と狙っているだろう。その意味でも麻生首相も考え直さなければいけないかもしれない。アメリカやロシア財務相との会談はどちらがホストしたのかね。

一説によるとロシア財務相との会談あたりからろれつが回らなくなり始めたという。

急いだほうがいいよ、マスコミ労働者諸君。麻生首相は2,3日中にサハリンに行くのだろう?


竹中平蔵スピーキング

2009-02-16 19:06:29 | 社会・経済

今晩の餌は竹中平蔵だ。好き嫌いを言わずに食べてくれよ。

今朝の産経新聞に竹中平蔵氏が書いている。一面と二面に分けて掲載している。さぞかし郵政民営化やかんぽの宿問題で堂々の「正論」を展開しているだろうと期待したわけだ。

ところがなにもない。アメリカの経済政策がどうだ、こうだと教師口調だ。こんな田舎教師みたいな話を聞いてもはじまらないんだよ。

ようやっと最後に一行「麻生太郎首相の、自分は郵政民営化に反対だった、という発言はもはや政権にとって致命的な発言だったと言ってよい」と出てくる。それだけ、前説(マエセツ)もない。前の話とどうつながっているものやら。

愛嬌も修飾も説明もない素っ気ないものだ。こんな結論ならマスコミや評論家という連中がさんざん言っていることだ。竹中氏も陳腐なone of themということだ。

おっと、それからこれはどういう意味かな。「官主導の安易な政府介入が行われようとする中、麻生政権は一層求心力を失った」とさ。これは鳩山総務大臣がかんぽの宿のオリックスとの契約に待ったをかけたことかしら。そんならはっきりとそう書きなさい。

麻生首相の「チャランポラン」発言は秋葉オタク効果をねらった節があるが、逆効果で多くの国民をあきれさせたようだ。しかし、かんぽの宿問題や民営化過程の精査、見直しは多くの国民の支持を受けている。逆にこうしなければ、政府は怠慢を責められることになるだろう。竹中君心得違いをしてはいけない。

思ううに竹中君はいまの民営化やかんぽの宿契約の惨状やでたらめを賛美し正当化したかったのだろうが、そこはそれ、大学の教師をやっているくらいだから、少しは知性もある。とても説得力のある論旨をうまく書けないと悟ったのだろう。

それでオリジナルな原稿を削りに削って漠然とした経済政策論でお茶を濁したのだろう。そして最初の原稿の名残を残飯のように未練たらしく最後のところにくっ付けたのだろう。だから文章として体をなしていないものになっているのだ。