MT MANIAX

苦難の時にこそ、われわれは隣人に対して寛大であらねばならない。そうしていれば世界はわれわれにとって寛大なものになるはず。

Vista再インストール。しかし・・・・・・

2010年01月31日 | 日記
 昼過ぎかたネットテレビの技術者の方が家に来られました。ネット回線を利用したネットテレビを引いているのですが、そのために自宅のパソコンとネット(ADSL)への接続設定が分からないため、調べてもらいました。会社のノートパソコンを自宅へ持ち帰り、このノートパソコンで接続を試みましたが、結局接続させられませんでした。しかし、何とか自宅のパソコンがどのようにしてネットに繋がっているのか、接続の流れはなんとなく分かりました。
 そこで夜に、Windows Vistaの再インストールを実行しました。クリーンインストールのため、ネット接続の設定などもすべて消えてしまいます。しかし、今日の業者とのやりとりのおかげで状況はつかめたので、無事に再インストールでき、ネットへも接続できました。100%の確信がなかったのですが、良かったです。
 早速、Vista SP1をインストールしようとしたのですが……なんと、クリーンインストールしたパソコンにもSP1を入れることができませんでした。これは納得できないです。長い間、SP1を入れれないために悩んできたのですが、Windowsが壊れているのではなく、私のパソコン自身の問題だったのか。これはもう、どうしようもないです。Vista→Vista SP1→Windows 7というアップグレードは無理ということが分かりました。Windows 7をクリーンインストールするしかなさそうです。

ハゲタカ

2010年01月30日 | 映画館以外で観た映画
 今日は朝から中国電信へ行きました。ADSLのパスワードを確認するためです。窓口まで行ったのですが、大家さん本人じゃないと教えられません、とのこと。う~ん、こういうところは、ものすごく中国的な気がします。交通ルールがあんなにめちゃくちゃで、行列を作れない国民なのに、窓口業務がものすごく杓子定規なところが特徴的な国だなあ、と思います(中国の人をけなしている分けではなく、冷静にそのように思えます)。
 昼間は味噌煮込みうどんを作りました。鶏肉と卵を入れ、味噌味で楽しみました。味噌はうまいなあ。昼食後、少し読書をして、どっと眠気に襲われ、18時ぐらいまで眠りました。起きると体がなまっている感じでしたので散歩しながらDVD屋へ。うっかり忘れていたのですが、映画『ハゲタカ』のDVDが並んでいたので、即購入!

 私のブログでも何回か取り上げたNHKのテレビドラマ『ハゲタカ』。本当に素晴らしいドラマでした。その映画版が2009年に公開されるということで、スクリーンへ行けないことを中国から悔しく思っていました。その映画をようやくDVDで見れます。

 おもしろい映画でした。しかし、テレビほどじゃない、という感じです。期待値を高めすぎたのかもしれません。
 鷲津政彦(大森南朋)、芝野健夫(柴田恭兵)、三島由香(栗山千明)、西野治(松田龍平)の4名がテレビドラマ版からの主要登場人物で、配役はそのままで映画でも登場します。しかし、正直なところ、西野治は映画の中で必要な登場人物とは思えませんでした。西野治に取ってつけたように活躍の場を与えたような感じですが、旅館のシーンだけでよかったと思えました。マネーゲームの世界から完全に足を引かせることが、テレビドラマの中で西野治の人生の結論じゃなかったのか、と思います。
 映像はきれいでした。異常な斜めカットなどの独特のカメラ割りがなく、おとなしい感じでした。しかし、独特の色使いは健在で、きれいでした。鷲津は青、芝野は黄色などのテーマカラーは健在でした。今回は新しい登場人物で鷲津と敵対する“赤いハゲタカ”こと劉一華(玉山鉄二)の場面では赤色が使われていました。チャイナレッドですね。
 テレビ版を意識したセリフが鼻を突きました。「俺はアンタだ」「何をたくらんでるんですか」「腐ったアメリカを買い叩く」これらはテレビドラマの中で出てきたセリフの焼き直しですが、こういう印象的な言葉を使うのはどうなのかなあ、と思います。また、派遣工員に劉が缶コーヒーを渡すシーンも、テレビドラマの中で鷲津が西野治に旅館の裏で缶コーヒーを渡すシーンの焼き直しです。ファンサービスなのかもしれませんが……。「金が悲劇を生む」これは、劇中で使うのは「あり」だと思います。
 キャスティングでは、先に述べた派遣工員の守山役の高良健吾が良かったです。顔つきがリアルでした。アカマ自動車社長の古谷隆史役の遠藤憲一も物凄く良かったです。テレビドラマの大杉蓮と全く同じ立ち位置のキャラクターですが、ものすごくはまっていました。 玉山鉄二も良かったです。公園の駐車場で自分の素性について鷲津に問い詰められたときに見せた覚えた表情の演技はうまいなあ、と思いました。
 各論的なことを先に書いてしまいました。物語全般についてですが、テレビドラマのものとは違い、労働者層からの視点に重きを置いていました。派遣工員(持たざる者)によるストライキさえも金を持つものに利用されるという悲劇が描かれていました。ホテルの一室で、劉が派遣工員の守山翔(高良健吾)に拾わせるシーンがものすごく印象的で、今回の映画『ハゲタカ』の中で最も好きなシーンです。このシーンには、現代日本のいろいろな歪みや理不尽さが凝縮されているように思えました。テレビドラマの第3話から第6話の大空電気編では、工場の技術者からの視点や、下請け会社からの視点は用意されていましたが、持たざる者の視点は強くなかったと思います。そういう意味では、映画『ハゲタカ』は現代のテーマを取り入れていると感じました。
 いまいち、今回の映画版が突き抜けていないなあ、と思うところは、物語のハラハラ感、感動、悲しさ、熱さについて、テレビドラマ版に負けているという点でした、これらは主観的な判断ですので私の個人的な感想ですが、ドラマ第1話の旅館「西乃屋」経営者が金を工面できずに死んでしまうシーン(悲しさ)、第2話・第3話の「サンデートイズ」でのサドンデス(ハラハラ感)、第4話から第6話で見た会社とは誰のものなのか(熱さと感動)、という見所がありましたが、それらを超えていないように思えました。決して面白くないわけではないのですが……期待が高すぎたのかもしれません。

じゃんけん~一生で最もたくさん行なわれる遊び

2010年01月29日 | 日記
 「今までに一番たくさん遊んだ遊びは何?」 という質問を投げかけられた場合、皆様でしたら何と答えますでしょうか。私は、このブログの記事の表題にある「じゃんけん」と答えると思います。
 昨年の夏、会社の新入社員歓迎会の際、ビンゴゲームが行なわれました。ビンゴ当選者が続々と出てきて、景品の数は残りわずか。景品が残り1個という時点で、中国人の新入社員と私がビンゴ。決戦はじゃんけんに持ち込まれました。先輩社員である私が新入社員に景品をゆずってもいいのですが、ビンゴゲームの目的の一つは皆で盛り上がることですので、威勢良く前に出ていき、新入社員とじゃんけんをしました。3回のあいこの末、私が勝利し、景品を頂きました(大人げない)。場は充分に盛り上がりましたので、役目を果たした気分でした。
 冷静さに欠けていたためビンゴゲームの際に考えなかったことを、ふと思い出しました。事前の打ち合わせなしで、初対面の中国人とじゃんけんが成立したことについてです。気になったので調べてみました。調査で困った時はWikipedia。便利な世の中です。便利すぎてバカになっちゃうんじゃないか、と心配してしまいます。
 Wikipediaのじゃんけんのページを読んでみました。単純と思っていたじゃんけんですが、結構な分量の文章が書かれており、少し驚きました。
 Wikipediaの記事によると、現代の形のじゃんけんの歴史は比較的浅く、19世紀後半に誕生したそうです。この形のじゃんけんは日本が起源だそうでして、日本人と接触をもった地域にも広まり、世界中で行なわれている遊びだそうです。じゃんけんの源流は昔の日本にあった拳遊びや中国の遊びが加わったものと考えられています。ただし、これは決定的な節ではなく、発祥の地がどこであるのかははっきりとされていないようでして、中国のWikipediaのじゃんけんに関するページでは「大多数の人は中国発祥と認めており、日本発祥という人もいる」というニュアンスで書かれていました。しかし、英語版では日本で生まれたと書かれていますので、日本発の遊びとして考えても問題ないと思われます。
 じゃんけんの特徴は、ルールが簡単、特別な道具を必要としない、公平性が極めて高い、短時間で決着がつく等、完成度が高いことがあげられます。グーを石、チョキをハサミ、パーを紙と例えることも面白い要素だと思います(ちなみに中国では、パーは紙ではなく布だそうです)。
 じゃんけんには色々なバリエーションがあることも特徴です。私は「あっち向いてホイ」「軍艦じゃんけん」「グリンピース」「ビームフラッシュ」などを子供のころにやりました。「軍艦じゃんけん」は「軍艦軍艦沈没!」「破裂沈没軍艦!」というリズミカルな掛け声を思い出します。今の子供は知ってるのかなあ。「ビームフラッシュ」は、「ジャンケンホイホイどっち引くの、こっち引くの~」という掛け声は覚えているのですが、具体的なゲームのルールはすぐに思い出せないです。懐かしい! Wikipediaには、他に「脚じゃんけん」「たたいてかぶってジャンケンポン」「グリコ」がじゃんけんから派生した遊びとして掲載されていました。
 子供のころに比べると回数は激減しますが、1年に何回かは大人になってからもじゃんけんをすることはあります。じゃんけんがあることが当たり前すぎて、こんなことを今まで考えたこともありませんでした。
 つらつらと書きましたが、こんなことを色々と考えてみると、おそらく私が一生のうちに最もたくさんの回数行なう遊びは「じゃんけん」になると思います。よく考えてみれば凄いことですねえ。

着いていけない言葉たち

2010年01月28日 | 日記
 最近、まれに目にする言葉で意味が分からなかったものを調べました。こんなにどんどん新しい言葉が出てくると……着いていけなくなります。

【アジェンダ】
会議における検討課題、議題、議事日程。(公的機関の)スケジュール、行動計画、日程表。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%80

初めて目にしたとき、何のことなのか、さっぱり見当がつきませんでした。何か、部屋に飾るような小物のことかと思ったのですが……。


【ブレスト】
ブレインストーミングの略称
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%83%88

新しいゲーム会社の名前かと思いましたが全然違いました。略さなくていいのに、と思います。


【ブリーフィング】
Briefing
報道機関などに対し当事者が行う簡潔な状況説明。イベントなど企画の事前説明。記者会見が発表の場であるのに対して、ブリーフィングはその状況説明であり、たとえば中央官庁では、大臣会見や事務次官会見で発表した内容の詳細や経緯を、担当課長がブリーフィングすることがある。レクチャーとも呼称される。
http://info.news2u.net/glossary/000152.html

パンツ的なことかと思いましたが……全く違いますね。


【ベア】
ベースアップの略。
ベールアップは、賃金の上積みを示す用語の一つで労働組合が春闘などの賃金交渉時に用いる用語。和製英語。特定年齢の月例賃金を引き上げる意味で使う。
http://www.iza.ne.jp/izaword/word/%25E3%2583%2599%25E3%2582%25A2/

ベースアップは分かるのですが、ベアは分からないです。昔から使われている略称なのでしょうか。


【フォトリーディング】
写真を撮るように毎秒約1ページのスピードで、本を読んでいく手法
http://www.geniusbrain.jp/photoreading/aboutphotoreading.html

photoとreadが結びつかなかったので、何のことだか意味不明でした。速読術の一種のようですね。


【CSR】
企業の社会的責任(きぎょうのしゃかいてきせきにん / 英記:CSR: Corporate Social Responsibility)
http://ja.wikipedia.org/wiki/CSR

パソコン用語かと思いました。


【ステークホルダー】
ステークホルダー(英: Stakeholder)とは、企業・行政・NPO等の利害と行動に直接・間接的な利害関係を有する者を指す。 また、日本語では利害関係者という。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%9B%E3%83%AB%E3%83%80%E3%83%BC

これも意味が分かりませんでした。カップホルダーのような道具のことかと思ったのですが、それではステークが一体何なのか分からないし、と考えてしまいました。


【HV】
ハイブリッドカー

「「静かすぎるHV」にガイドライン」という新聞記事の見出しを読み、何のことだろう、と気になりました。DV的なことかと思ったのですが、まったく違いました。調べたところ、ハイブリッドカー関係の新聞記事では、最近では当たり前のようにHVという言葉が使われているようです。見出しにHVを使わず「ハイブリッド車」を使ってくれる新聞社に拍手したいです。


【ターミナルケア】
末期がんなどに罹患した患者に対する看護のこと。また、とくに重篤な病状や疾患がなくとも、老衰により死期に面した高齢者の処遇を巡って、在宅もしくは病院または介護施設のいずれであれ、そのあり方について議論のなされる概念である。終末(期)医療、終末(期)ケアともいう。ターミナル(Terminal)は終末という意味である。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%AB%E3%82%B1%E3%82%A2

駅のターミナルの補修工事やメンテナンスのことかと思いました。まさか終末医療のこととは……。

YouTube CN(笑) ニセモノYouTube登場

2010年01月27日 | 日記


 YouTube CNというサイトが出現し、一部で話題になっています。YouTubeのニセモノサイトです。CNとは中国を意味していると思われます。試したところ、YouTubeのようにキーワードで動画検索が可能のようです。ネット回線の調子が悪いため動画を確認できないのですが、おそらく各動画の視聴も可能と思われます。YouTubeへのアクセスが遮断されている中国からでも、YouTube CNへのアクセスは可能でした。これは非常にありがたいニセモノサイトです。キーワード検索ができて、動画を閲覧できるのであれば、充分です。ニセモノ万歳! (しかし、いずれ近いうちに見れなくなるんだろうなあ)

Google Chrome 4の安定版が公開

2010年01月26日 | 日記


 GoogleのWebブラウザ「Google Chrome」のバージョン4が安定版として登場しました。早速、バージョン3からアップデートしました。第一印象は「速い」ということです。バージョンアップするたびに、ちょっとずつ体感スピードが速くなっています。これだけ動作が軽快ですと、他のブラウザに戻ることはできないなあ、と思います。
 私のような素人にとって、今回のバージョンアップの目玉はスピードアップだけではなく、ブックマーク機能とエクステンション機能が挙げられます。
 ブックマーク機能は、他のパソコンで仕様しているGoogle Chromeとブックマークを同期できるというものです。GoogleツールバーのGoogleブックマークとは別物のようです。Chromeのブックアークの同期を開始すると、Googleドキュメント内に専用のフォルダができ、ここにブックマークのデータが納められていました。
 エクステンション機能はFirefoxで有名な拡張機能です。ちょっとした拡張プログラムがギャラリーでたくさん公開されています。エクステンションによって、ChromeにGmailチェッカー、ToDoリスト等々、様々な機能を追加することができます。エクステンションを使えば、いろいろ遊べそうですし、自分なりに便利に使うことができそうです。
 一番ありがたいのは、シンプルでスピードが速いことだと思います、これだけでもChromeを使う価値があると思います。

Vistaから7へのアップグレードのためにSP1が必要とは……

2010年01月26日 | 日記
 Windows7のことについて調べていますと、Windows Vistaから7へアップグレードする場合は、VistaのバージョンがSP1かSP2でなければならないようです。がーん。前々からSP1へアップデートできずに悩んでいたのですが、ここでも悩まされることになりました。これは、パソコンを初期化してWindowsを再インストールするのが避けられない模様です。Vistaは最悪です。なぜSP1へアップデートできないのか……不満が溜まります。Vistaとは早くおさらばしたいので初期化しようと思います。
 しかし初期化に当たり、ひとつ問題があります。ネットの接続の設定方法がいまいちよく分からないのです。ネット回線にはパソコンだけでなはく、ネットテレビにもつながっています。今日、会社のノートパソコンを自宅へ持って帰り、試しにこのネット回線に新しい接続の設定を作って繋ごうとしたのですが、繋がりませんでした。ネットテレビの業者が、ネットテレビの設置工事の際に私の知らない設定変更を行なったようです。少なくとも、接続のためのパスワードは変更されているのは確実です。持ち主が知らないパスワードを設定するなよ。
 ネット接続の変更内容について業者から聞き出さないといけません。このネット接続の設定さえ理解できればパソコンは初期化しても大丈夫です。業者の人は片言の日本語が話せる方だったのですが、パソコンの設定について電話だけでうまく意思疎通できるのかどうか。前途多難ですが、早くVistaと別れるためにも避けられません。

米朝師匠の愛岩山でイライラが少し治まった

2010年01月25日 | 日記
 今日はちょっとイライラしながら会社をあとにして帰路に着きました。ああ、嫌だなあ、と思いながらバスに乗りました。MP3プレーヤーを取り出し、再生ボタンを押してみると、桂米朝の落語『愛岩山(あたごやま)』が始まりました。聞いているうちにイライラが少し治まってきました。明るい噺でして、途中なんどもにやにやと笑ってしまいました。米朝師匠の落語はおもろいなあ。

弱火調理、山-1グランプリ、「建物の絵を描くということは…」

2010年01月24日 | 日記
 昨日は、色々と映画館や百貨店内や道を歩き回ったりしたのですが、ちょっと疲れたようです。そして今日の蘇州は、天気も少し悪く、曇りときどき雨。家の中でおとなしく、だらりだらりと過ごしました。
 朝、目が覚め、まじめに(?)朝ごはんを作りました。昨日、蘇州の久光百貨店のパン屋で買った食パンを食べるためです。厚切りで、めちゃ柔らかいパンが手に入ったので、朝から楽しみでした。オーブントースターで、ほんの少し強めに焼きました。表面がサクッとして中はしっとり柔らかい、私が好きな食感に焼けました。おかずはベーコンエッグです。中華鍋の中で油を引かずにじっくり弱火でベーコンを焼き、少し焼き目がついてから裏返し、出てきた油をめがけて卵を落として目玉焼きを焼きました。ベーコンの塩味のおかげで塩コショウなしでも充分です。卵は白身部分が黒く焦げることはなく、黄身は固焼きと半熟の中間ぐらいの絶妙な焼き具合でした。
 弱火調理って大事やなあ、と思いました。昨晩は甘辛いタレを揉み込んで30分ほどビニール袋の中で味付けした鶏モモ肉を中華鍋で焼いたのですが、このときも弱火でゆっくりと焼き上げました。タレ付けの鶏肉は表面がすぐに焦げてしまい、中までちゃんと火を通し、柔らかい食感を維持するのが難しく、個人的には苦手です。しかし、弱火の中華鍋で、蓋をして湯気を逃がさないようにしながらじっくり焼くと、焦がさずに上手に焼けました。肉の食感も硬くなっておらず、ジューシーさが残っており、満足です。今朝のベーコンエッグも上手く焼け気分がいいので、また鶏肉を焼いてみようと思います。
 1時間ほどパソコンをつついた後、昼食の準備。トマトとニンニクのパスタを作りました。トマトソースは一気に6人前ぐらいを作りました。コンソメの代わりの鶏スープの素、砂糖、塩コショウで味付けです。少し甘めがいいです。これまた弱火で30分ほどかけて焦がさないように混ぜながら、煮込みながら水分を飛ばしました。作ったトマトソースを容器に小分けして冷凍。残ったトマトソースに牛乳、粉チーズ、ニンニクと鷹の爪を焼いたオリーブオイルを混ぜ、スパゲティに混ぜて食べました、ローリエやコンソメなど、手に入りにくい材料があるのですが、これら抜きでも充分によい味でした。
 昼食後は掃除。その後、水屋さんに電話して水を持ってきてもらいました。水を待っている間に読書。最近、1週間に2冊ほどのペースで読めています。蘇州へ来てから読書量がぐっと少なくなっていたので、少しずつ復活してきました。
 夕方の16時頃から3時間ほど昼寝(夕寝?)をしました。誰かに説教をしている夢を見まして、「建物の絵を描くということは、その建物の構造を理解するというところなんだ」と言ったところで目が覚めました。どういう設定の夢だったんだ、これは。夢の終わりの部分しか覚えていないので、全体的にどんな夢を自分が見ていたのか……気になります。私は一体、何様だったのでしょうか。
 夜はガキの使いを観ました。毎年恒例の山-1グランプリでした。アロハのNHK朝の連ドラネタ、GO!皆川の「ウンチョコチョコチョコピー!」、Wコロンの謎かけ漫才、そして南野やじの呼び込み芸が、個人的にヒットでした。

アバター(阿凡達)観てきました

2010年01月23日 | 映画
 日本でもヒットしてると思いますが、中国でもヒットしてます『アバター(阿凡達)』を観てきました。実は一昨日、次のような新聞記事を読売新聞のサイトで目にしたため、あわてて今日の朝に行ってきました。

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中国で「アバター」上映縮小、「孔子」に切り替え

 【北京=関泰晴】中国の国際問題専門紙「環球時報」(英語版)は21日、世界的に大ヒット中の米SF映画「アバター」の上映規模が中国で大幅縮小され、22日以降は国産映画「孔子」に切り替えられる、と報じた。
 共産党が文化宣伝に利用する思想家・孔子を描く愛国的な国策映画を優先しようと、中国当局の意向が働いたとみられる。(以下略)
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 アバターの特徴は凄まじい3D立体映像です。これは絶対に映画館のスクリーンで観たいと思っていました。それが上映縮小とは……! 公開が早々と終わる可能性もあるので、今日の朝一番に行ってきました。



 訪れたのは「蘇州科技文化芸術中心」。通称、蘇州の鳥の巣です。市街地にある古い映画館と違い、比較的新しい施設でして、劇場やシネコンなどが入っており、蘇州園区の芸術鑑賞センターのような機能を持ってます。



 中のホールはこんな感じです。ピカピカですごくきれいです。天井が高い(掃除をするときや照明の電球が切れた時はどうやってるんだろうか)! チケット売り場のゴタゴタ(横入りしてくる人、チケットの争奪戦状態等々)がなければ、いいのに。
 今日もゴタゴタがありました。今日は朝一の9時20分上映開始の回を観に行きました。チケット売り場に行く前に整理券が配られたのですが、売り場窓口が開いてからゴチャゴチャになり、整理券の意味がまったくありませんでした。今日は朝一で行ったのに、すでに「当日券がない」という状態でした。売り場付近で行列をなしている客が暴発状態となり、騒然とした雰囲気になりました。どんなことになるんやろう、と好奇心が湧いてきたのですが、なぜか急きょ100席分のチケットができ、窓口で売られ始めました。しかし、行列の前の方のおっちゃんが係員と大声で言い争いを始め(何を言い争ってたんやろうか)流れが遅れ、私がチケットを買えたのが9時30分。



 急いで「IMAX」の表示のある入口へ。この「蘇州科技文化芸術中心」にはIMAXシアターが入っているため、大変ありがたいです。私の自宅から「蘇州科技文化芸術中心」まで、バスで10分ほどです。こんな近い距離のところにIMAXがあるなんて、なかなか幸せなことです。
 劇場の中ではすでに大勢の客席が埋まっており、前の方の席しか空いていませんでした。中国語が充分に聞き取れないため推測になるのですが、おそらく100席のチケットが急きょ売られ始めたのは、この前方の席ではないかと思われました。大画面+飛び出す3D映像ですので、スクリーンに近すぎる席では見づらいため、本来は使わずにいた席を、急きょ客席として空けたのだと思います。
 ちょっと見づらい席になったのですが、おかげで『アバター(中国語では阿凡達)』を観ることができました。物語は単純明快でして、特に感動するようなものではありませんでした。音声は英語、字幕は中国語でしたが、映像を見ているだけで物語は充分に分かりました。ハリウッド映画の大作って、こんなにも単純化しているんだなあ。
 『アバター』は映像を楽しむ作品だと思いました。3Dの立体映画を映画館のスクリーンで観るのは本当に久しぶりです。
 生まれて初めて観た立体映画は、子供のころに観た『オバケのQ太郎 とびだせ!バケバケ大作戦』(1986年)でした。これには度肝を抜かれたのを覚えています。Q太郎が望遠鏡で何かを見ているシーンがあったのですが、その望遠鏡がスクリーンから飛び出して見え、私の目の前にあるように見えるのです。思わず手を伸ばして掴んでみようとしました(当然、掴めませんが)。一緒に観に来た祖父も大興奮でいて、一緒に掴もうとしていました(笑)。
 そんなオバQから24年が過ぎました。立体映画の進化をみせつけられた気分です。ジャングルの木々の中を走る映像、飛行機の中から外を眺める映像、崖の上から覗き込む映像、滝つぼを落下して水中を泳ぐ映像、空を飛びまわる映像、空中をふわふわと飛んでいるクラゲのような発行生物の映像等々。いずれも立体映画向きのシーンがふんだんに盛り込まれており、観る者を飽きさせません。今回の『アバター』でこんなにも立体映画をやり切ってしまったら、後発の立体映画はこれを超えることができるんだろうか、と心配になります。
 そんな素晴らしい映像でしたが、ものすごい衝撃を受けることはありませんでした。1993年の『ジュラシック・パーク』や1994年の『マスク』のCG・実写映画の進化の凄さ、1999年の『マトリックス』の撮影技術の斬新さと比べると、『アバター』はそれほどの衝撃を受けませんでした。それは『アバター』の映像は、基本的にはありものの組み合わせだったからだと思います。
 しかし、けなしたいわけではありません。ものすごく楽しめる映像でした。これまで、記憶に残っているだけで『オバケのQ太郎 とびだせ!バケバケ大作戦』『オバケのQ太郎 進め! 1/100大作戦』『ザ・ユニバース』『ザ・ユニバース2』『スパイキッズ3-D:ゲームオーバー』という立体映画を観てきました。これらと比べると、群を抜いて楽しめる立体映画でした。ぜひ映画館の大スクリーンで楽しんでほしい作品でした。
 ちなみにIMAX版の『アバター』のチケットは150元(約2000円)でした。一昨日、ガソリンスタンドの店員さんと話す機会があったのですが、月給について聞いたところ、1000元ということでした。つまり日給が33元(約400円)です。寒い中、一生懸命ガソリンを入れてくれているのに……。そのことを考えると、映画を観るということが、とても高級な娯楽であることを痛感しました。冷静に考えると、店員さんの5日分の日給のお金を使い、映画を観に行った自分に、引いてしまいます。



 映画館の中にあった『アバター』のポスターです。阿凡達という当て字が面白いです。発音は「a fan da」ですね。



 近くにあった『孔子』のポスターです。共産党お墨付きの作品です。



 顔の部分がくり抜かれている孔子の立て看板です。ホールにはお客さんがたくさんいるのに、大人の人が顔を出して記念撮影していました。中に入っている人がめっちゃ笑顔です。ポスターの前で記念撮影している人もいました。恥ずかしくて日本人なら少し躊躇してしまうことも、中国の人はやってしまいます。チケット売り場のゴタゴタは嫌いですが、このように恥ずかしがらずに記念撮影できるところは、素直に「うらやましいなあ」と思います。こんな記念撮影なんか、恥ずかしいからと言って遠慮してると、絶対に損だと思います。



 「科技文化芸術中心」の中には巨大なツリーがありました。クリスマスを新年を一度に祝うようなツリーです。飾り付け、ツリーの形、立てている場所が中途半端でして、いなたい感じでした。こんなツリーがない方が、ホールの中が高級に見えるのに。

 『アバター』を見終えてから外に出て30分ほど東へ歩き、久光百貨店へ行きました。地下にあるうどん屋でわかめうどんを食べました。う~ん、香川で讃岐うどんを食べたい! その後、日本人向けスーパー(しんせん館)でふりかけを購入。



 外に出ると大きな赤い正月飾りが目に入りました。チャイナレッドですね。



 「シンニェン・クワイラー!!」

日本への帰国は2月15日~19日

2010年01月22日 | 日記
 春節の連休を利用し、短い間ですが日本へ帰る予定です。帰国期間は移動日を含めて2月15日から19日です。年越しの花火を見たいため、13日と14日は中国に留まります。
 短い間ですが、いろいろとやりたいことを考えてます。うまくタイミングがあえば、『板尾創路の脱獄王』を見たいと思ってます。気になる漫画は、あぶさんとカジです。続きがどうなっているのやら。買物は、Windows 7を、ぜひとも買いたいです。食べたい食べ物は……。
 際限なく続きそうなので、この辺にしておきます。

iPhoneタッチパネル工場のストライキのニュースについて

2010年01月20日 | 日記
 時事通信のニュースが目にとまりました。

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iPhone下請け工場で労働争議=2000人が警官隊と衝突―中国・蘇州
1月18日20時0分配信 時事通信

*【上海時事】米アップルの携帯電話「iPhone(アイフォーン)」向けのタッチパネルを主に生産する台湾の勝華科技が中国の江蘇省蘇州市に置く工場で15日、従業員2000人余りがボーナスの支払いなどをめぐって会社側に抗議、駆け付けた数百人の警官隊と衝突した。(以下略)
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 15日に、こんなことがあったのか~。知りませんでした。世界的ヒット商品の部品工場なんですから、ワーカーの方々に年末一時金を払ってあげてほしいと思います。また、iPhoneユーザーの方々には、このような現場からiPhoneが出来上がっていることを、心の片隅に記憶しておいてほしいと思います。
 ちょっと調べたのですが、この工場、私の家から結構近いところにあると思います。正確な場所は分からないのですが、おそらく歩いて行ける距離です。こんな近くでiPhoneのタッチパネルが作られていたとは……! 次の休日に探検に行こうかと思います。

鉄男 THE BULLET MANの映像を見て、期待が高まる!!

2010年01月19日 | 日記
 『鉄男 THE BULLET MAN』のホームページに、映像(予告編?)がアップされてました。

 カッチョイイ!!!!
 カッチョイイ!!!!
 カッチョイイ!!!!

 1989年に発表された一作目の『鉄男』を思い出させる構成の映像なのですが、スタイリッシュになった感じです。1分30秒程度の映像ですが、期待が高まりました。
 主役がこれまでの田口トモロヲさんからエリック・ボシックという外人さんに代わったので心配だったのですが、意外とイメージに合っているような気がしまして楽しみになりました。
 主人公のバックで噴き出すのが蒸気だけではなく水しぶきも一緒に噴き出していました。この水しぶきの粒子が非常に細かく、きれいでした。こんな細かい水しぶきの映像を、画質を落とさず、上手にホームページにアップできていることに感心しました。水蒸気だけを噴き出させるより水しぶきも一緒に出した方が、“ほとばしるっ”という感じがうまく表現できるのかもしれません。 
 エリック・ボシックの体のくねらせ方が素早く、しかも格好いいです。映像の50秒目から55秒目ぐらいのくねらせ方が気持ちいいいです。このスピード感となめらかさは、今までの塚本作品になかったと思います。このくねらせ方は田口トモロヲでは表現できないのかもしれません。
 映像の1分5秒目から1分15秒目ぐらいの、ビュンビュンビュンビュンと針金が飛び交う映像と効果音は、旧作ファンには懐かしい音と映像ですね。
 一作目の『鉄男』を抽象的に表現すると、鉄っぽい若さと感情の荒削りの疾走と暴走、という感じでした。今回の『~ THE BULLET MAN』は、どんな鉄男なんでしょうか。日本の公開は今年の夏のようです。ということは、私が観ることができるのは少し先になりそうです。国慶節の時期に大阪か三宮で上映してくれていれば観に行けるのに。

カステラは和菓子だそうです

2010年01月18日 | 日記
 日本人向けスーパーへ行ったとき、菓子コーナーにカステラが並んでいました。しばらくカステラを食べてないなあ、と思いながら眺めたのですが、ふと思いました。カステラは洋菓子なのか和菓子なのか。何もかもを分類する必要なんてないのですが、何となく気になりました。姿かたちはケーキのスポンジと酷似していますので洋菓子と言いたいところなのですが、洋菓子屋さんでカステラが売られているのを見たことがありません。
 カステラを純粋な和菓子と言えるのか否か。ここらあたりの分類って難しいなあ、と思います。以前、和食の定義とは何なのか考えたことがあるのですが、それと同じぐらい難しいです。
 結論としては、カステラは和菓子に分類されるそうです。色々とネットで調べたのですが、和菓子か否かという疑問を記したページは結構多く存在し、どのページでも和菓子として結論付けられています。400年前にポルトガルから伝来した菓子が、日本人の好みに合うように改良されてきて、現在のカステラの姿があるためです。
 外国の文化を受け入れ、アレンジして自国に取り入れることが日本は得意である、とよく言われます。そのような性質が、このカステラにも見えますね。