MT MANIAX

苦難の時にこそ、われわれは隣人に対して寛大であらねばならない。そうしていれば世界はわれわれにとって寛大なものになるはず。

ピュアとは何ぞや?

2007年09月30日 | 日記
 今日は日曜日。会社の同僚らと映画を観て、飲みに行きました。
 観た映画は『幸せのレシピ』です。いつもと違い多人数で映画を観に行くときは、皆のことを考えなければならないので、何を観るか迷います。今の時期は心惹かれる作品が上映されていなかったため、「どれが無難であるか」という基準で選びました。一番観たかったのは『エディット・ピアフ 愛の讃歌』でしたが暗そうな映画ですのでしんどいかも。『ファンタスティック・フォー 銀河の危機』は幼稚です(私はヒーロー映画は嫌いではありませんが)。『クローズド・ノート』は予告編だけで物語の5分の4ぐらいが分かってしまい観る気がしません。『HERO』はすでに観てしまったし、『Life 天国で君に逢えたら』や『パーフェクト・ストレンジャー』は、もうこのパターンはお腹一杯、という感じです。一番無難なのは『幸せのレシピ』でした。
 映画のあとは飲みに行きました。あまり普段、遊ばないメンバーでしたが、非常に楽しい時間を過ごせました。この席で、特に面白かった話題は「ピュアとは何であるか」という話題でした。純粋な人を「ピュア」という言葉で表現しますが、「ピュア」の定義がよく分かりません。辞書を調べてみると「まじりけのないさま。純粋。また、けがれがないさま。純潔。」と書かれています。私はこれまで「ピュア」という言葉について深く考えたことがありませんでしたので、なかなか興味深い時間を過ごせました。
 ピュアな人は誰であるか? ピュアな人はどのような行動をとるか? ピュアな人は存在するのか? 考える動物である人間にピュアは存在しないのではないか? しかしピュアという形容詞(正確には形容動詞)は人間に対する言葉であるので、言葉が存在するということは、ピュアな人間は存在するはずであるじゃないか? などなど。
 この「ピュア」について考えるだけで、おそらく30分か1時間ぐらいの時間が経過したと思います。いや~、面白かったです。言葉について考えるのは、本当に楽しいです。皆でわいわい騒ぎながら考えるのは、特に楽しかったです。

イライラさせられた異動直前の日

2007年09月29日 | 日記
 異動前の最後の日です。むかつくことがあり、残念な日となりました。
 新商品の危害分析を行なう仕事があり、今日はその仕事の当番でした。商品の開発者が商品に関する資料とサンプルを持ってきて、分析などを行ないます。商品の危害分析とは、商品が実際に製造や販売されると問題やクレームが発生しないか分析する作業です。
 今日はこの当番で5商品を分析しました。1日に5商品は多いです。異動最後であったため、いつもよりも早めの時間に当番をはじめ、休み時間などもつぶして仕事をしました。
 ようやく開発の事務所での作業が終わりに近づき、品質管理の事務所に戻ろうとしたところ、開発者が近づいてきて「30分待ってくれ」とのこと。急ぎで見て欲しい商品があるとのこと。なぜ時間が必要かたずねたところ、商品サンプルのデータを測定しなければならないそうです。イラッとしました。俺は切り詰めて時間を作ろうとしているのに。急ぎなのに、こいつは休み時間に何をしてたんや。ですけど商品の向こう側には得意先と営業があります。「急ぎ」と言われれば仕方がありません。他部署の人に「休み時間をつぶせ」ということは言えません。言うと社内で問題になってしまいます。しかしなあ・・・・・・。イライラしながら待たされました。
 予定よりも大幅に遅れて品質管理の事務所に戻り、残りの作業を終えて16時30分となりました。やっと1年間とっていたデータや資料の整理をすることがでる・・・と思ったところ、品質管理の事務所に開発の人間がやってきて、「1品、見て欲しいのですけど・・・・・・」とのこと。なぜこの時間に見て欲しいかたずねたところ、ちゃんとした答えが返ってきません。「すいません、ちょっと見て欲しいのですが・・・・・・」を繰り返すばかり。時間がもったいないので商品のサンプルと資料を見ることにしました。すると最後に目を通した書類に不備を発見。こんな簡単なところをミスするなよ。その開発者に不備を指摘し、資料と商品サンプルを返しました。するとその日はもう、その開発者は訂正したものを持ってきませんでした。連絡もなし。この時間に品質管理の事務所に来たのは、急ぎではなかったのかよ。
 なんで異動前の最後の日はイライラしたくなかったのに。世話になった上司や部下、同僚に挨拶をして新たなステージへ舞台を移すことになりました。来月からがんばるぞ。

席替えと実験の引継ぎ

2007年09月28日 | 日記
 10月1日から異動するため、少し早いのですが今日は席替えをしました。事務所は変わらないので少しだけの移動ですが、場所が変わると異動することの実感がわいてきます。
 後輩社員には、最後の引継ぎを行ないました。私が力を入れて続けてきた実験です。異動に際して悲しくて残念なのことは、この実験を自分で最後まで完成できないことです。詳しくは書けないのですが、この実験が完成できると、私が品質管理を担当している製造ラインの商品力を飛躍的にアップすることができます。私の予測では、1品、2品というレベルではなく、何十品、何百品という商品たちの商品力をアップできるはずです。あと一年時間があれば・・・・・・。

「マトリックス・リローデッド」のお気に入りシーン

2007年09月26日 | 日記
 久しぶりに『マトリックス・リローデッド』のDVDを観ました。お目当ては、ネオVS大量のスミスの対決シーンと、高速道路のカーチェイスシーンです。この二つのシーンは、すごく好きです。CGを多用した映像ですので、CG嫌いの人にはオススメできませんが。
 ネオVS大量のスミスの対決シーンは、日本の時代劇を彷彿させます。よく時代劇では、主人公一人が多数の敵を相手にして、次々と刀で相手を倒していくシーンがあります。出来が悪い時代劇では、「一人ひとり順番に向かわずに全員で襲い掛かれば、一人の侍ぐらい殺せるやろう」というようにイライラさせられます。出来が良い時代劇では、そのようなシーンをあえて設けないか、もしくは見事な流れのあるチャンバラで順番待ちがないシーンを作ります。
 ネオVS大量のスミスの対決シーンは、見事な流れのあるチャンバラシーンのように感じます。スローモーションや早送りを混ぜ合わせ、飽きのないスピーディーなシーンに仕上がっています。カメラアングルが基本的に横方向からのみの時代劇のチャンバラシーンよりも、カメラアングルが実に多様です。
 もう一つのお気に入りは、高速道路でのカーチェイスシーンです。一本の映画を作るために、わざわざ本物の高速道路を建設したことが大きな話題となりました。このカーチェイスシーンも、間違いなく「~リローデッド」の目玉シーンの一つです。
 大型トラック同士が正面衝突するシーンは映像効果が面白いです。猛スピードで正面衝突するため、当然大型トラックは大破します。その壊れ方がすごい。前後に長いトラックの表面が波打つようにガタガタになり、次の瞬間、大爆発します。この波のような表現が、本当に格好いいです。『マトリックス』の世界は仮想現実と現実世界が舞台です。カーチェイスシーンは、仮想現実の世界の中で繰り広げられます。この波の表現が、どこか現実感のない微妙なずれを、非常にスピーディな映像から感じさせてくれます。
 マトリックスシリーズは、このような非現実を感じさせる効果が非常にうまいと思います。高速道路シーンの他にも、高層ビルにヘリコプターが突っ込むシーン、公開当時に話題となったトリニティのバレットタイム(タイムスライス、マシンガン撮影などなど。
 カタカナで表現すると「クール」です。すでに多くの方によって語りつくされたことですので、あえて書くまでもないのですが、DVDを観たので感想として記しました。

涼しい!

2007年09月25日 | 日記
 朝夜が、いよいよ涼しくなってきました。昨日、大雨が降ったためでしょうか。ぶり返していた暑さと湿度がマシになったようです。クーラーが必要なくなりつつあります。昼間はまだまだ太陽の光と暑さが強いのですが、日が昇っていない時間帯は涼しさを感じられます。今朝は部屋の窓を開けっぱなしにして寝ていましたので、朝の4時ごろ、寒さで目が覚めてしまいました。秋やなあ。

自民党“四”役発表

2007年09月24日 | 日記
 自民党の新四役が決まりました。今回から三役ではなく、選対を加えた四役となりました。夜、久しぶりにテレ朝の『報道ステーション』を観ました。谷垣禎一新政調会長が出演しました。谷垣氏の話をまとまった時間聞くのは初めてでした。この人、話すのがうまいなあ、と思いました。民主党の執行部のHさんとはえらい違いやなあ、と思いました。

福田新総裁誕生

2007年09月23日 | 日記
 自民党の総裁選が行なわれ、福田康夫元官房長官が新しい自民党総裁に選ばれました。得票数は福田康夫は330票、麻生太郎は197票でした。すごい面白い票数が出たなあ、と思いました。麻生太郎にとったら劣勢といわれる中で充分に善戦といえる票数ですし、福田康夫にすれば派閥談合の総裁選と周囲から呼ばせない票数でした。選挙結果発表直後、NEWYORK TIMESのホームページを読んだところ、トップページに今回の総裁選の記事がアップされてました。「ベテランが選ばれた」と書かれていました。なるほど。意外と適切な表現だと思いました。
 今回の総裁選の特徴として、政策論争が少なかった、とよく言われていますが、仕方がなかったと思います。今回、唐突な総裁選となった理由は、総理大臣を含めた内閣の不安定感にあるためです。政策の問題ではないため、論争するのが難しかったと思いますし、「安定感」「不安定感」について公で論ずるのは政党としては避けたいところだと思います。それに、参議院選挙直後にいきなり政策論争を行ない、今後の政策の方針を大きく変えるのもよくないと思います。
 明日は自民党執行部人事、明後日は総理大臣選出があります。目が離せません。

歌謡曲だよ、人生は

2007年09月22日 | 映画
 磯村一路監督と、出演者の千崎若菜の舞台挨拶があるため、朝一番に松山市の衣山シネマサンシャインに行ってまいりました。舞台挨拶を見るのは生まれて初めてです。愛媛県ではめったいないチャンスですので、眠たい目をこすりながら行ってまいりました。磯村一路監督は、『船を降りたら彼女の島』(2002)、『がんばっていきまっしょい』(1998)の監督でもあります。愛媛県ロケの映画で初めて観た映画は『がんばっていきまっしょい』でした。当時はまさか自分が愛媛県へ引っ越すことになるとは思っていませんでした。そんな愛媛県で磯村一路監督の舞台挨拶を観れるとは、ちょっと感慨深かったです。
 前置きが長くなりました。今回の『歌謡曲だよ、人生は』は、少し変わった趣向の映画です。allcinema ONLINEから引用します。

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 『僕は泣いちっち』『ラブユー東京』『女のみち』など昭和歌謡曲の選りすぐり12曲をモチーフに、個性豊かな監督陣と多彩にして豪華なキャストで綴る異色のオムニバス・ムービー。コメディや青春、ラブストーリーからサスペンスまで、大胆な発想と自由な感性で紡がれたバラエティに富んだ12編の物語がノスタルジックに展開する。
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 130分の上映時間に10編の話が入っていますので、1編の長さは10分ほどです。非常に短い映画を集めた短編集です。懐かしの歌謡曲がモチーフにされているため、観客の年齢層は高めでした。10編もの監督や出演者らのデータなどが多いため、公式ホームページをご覧ください。個人的に、10分か15分ぐらいの短い映画を撮れないかなあ、と思っているので、参考になりました。短い時間でも、充分に成立する映画を作れるのだなあ。

壮行会&歓迎会

2007年09月21日 | 日記
 今日は金曜日。昨日に続き、今日も飲み会でした。私が所属する部の人の出入りがあるため、壮行会&歓迎会が開かれました。出された料理が非常においしく、楽しめました。サンマをかるく揚げて、出汁とカツオ節がかけられた料理が、かなりおいしかったです。何という名前の料理なのだろうか。これは家では作れないなあ。にぎやかな時間を過ごせました。
 

壮行会

2007年09月20日 | 日記
 私が10月から異動となることと等の人の出入りがあるため、昔(といっても3~4年前ですが)同じ課にいた人たちと飲み会を開きました。会場は「呉本屋」。ここはホルモンを食べさせてくれる店です。料理の説明をするのが難しいのですが、四角の平らな鉄板にホルモン、モヤシ、鶏肉などが入っており、甘辛いタレで炒めて食べます。これがなかなかうまい。おそらく、ここのお店の独自の料理だと思います。おいしい料理と、楽しい会話で、楽しく過ごせました。

すべらない話第11弾の放送日決定

2007年09月19日 | 日記
 人気お笑い番組『人志松本のすべらない話』の第11弾の放送日が決定しました。

 2007年9月25日24時35分~25時35分
 ※ 一部地域を除く
 
 私が住んでいる愛媛県は、除かれた「一部地域」です。毎度おなじみなので慣れてしまいましたが、やはりリアルタイムで見たいです。今回は、よゐこの濱口が出場するようです。これはちょっと見たいです。

サツマイモ入り豚汁

2007年09月18日 | 日記
 先週から、無性にサツマイモが食べたいと思っていました。どのような料理がよいか思案したところ、豚汁に入れるのが一番良いという結論に至りました。
 今日、作った豚汁の具材は、サツマイモ、豚肉、大根、ニンジン、白ネギ、コンニャク、タマネギ、シメジです。欲張ったために、めちゃくちゃ具沢山になりました。出汁は、カツオ、コンブ、そしてガラスープ少量です。いずれも出汁の素です。ガラスープはコクを出すために加えました。味噌は冷蔵庫に残っていた、米こうじ味噌、白味噌、赤味噌をブレンドして使用しました。
 出来栄えは良かったです。うまい! サツマイモを、かなり美味しく食べることができました。サツマイモは火が通って、少し色が透明っぽくなったら食べごろです。煮る時間が長すぎると崩れてしまうので火加減が大事です。ちょうど良いタイミングで食べると、サツマイモのホクホクした食感と、味噌の甘辛さ、タマネギや白ネギの甘さが調和して、非常に良かったです。
 大量に作ったので、明日も豚汁です。しかし楽しみです。

 ちなみに、以前から気になっていたことがあります。「豚汁」を何と発音しますでしょうか。私は「ぶたじる」です。「とんじる」と発音する人もあります。私の職場では「とんじる」が多数派です。私は、絶対に「ぶたじる」だろうと思っています。「とんじる」は、「豚まん」を「ぶたまん」ではなく「とんまん」と発音するようなもんだろう、と思います。しかし「トンカツ」は「ぶたかつ」ではないからなあ。「豚トロ」は「ぶたとろ」ではないからなあ。
 関連して、もっと気になるのは「牛丼」は「ぎゅうどん」ですが、「豚丼」は「ぶたどん」であることです。「牛」を「ぎゅう」と読ませるのならば、「豚丼」は「とんどん」だろう、と考えてしまいます。

憧れのGmailへ!

2007年09月17日 | 日記
 メール環境を変更しました。自宅のネット回線はYahoo! BBです。よってYahoo! メールを使っています。昨年からはパソコンのメールソフトを使わず、完全にWebメールだけで環境を整えていました。その方が自宅だけでなく、会社、実家など、ネットが繋がるところであればメールの読み書きができます。
 しかし、流行であるGmailを使いたいという気持ちがずっとありました。また、Yahoo! BBを解約してもWebメールを使うことのできる環境を整える必要もありました。よって、Gmailへ移行することにしました。
 移行については、『Gmailの使い方!』というホームページの「GMailにメールを完全移行する」を参考にしました。
 まず、今まで貯めていたメールのデータをすべて一つにまとめる作業から始めました。私は1998年から現在までのメールのデータをすべて保管しています。1998年から2006年の途中まではOutlook Expressのデータをバックアップして残しており、2006年から現在まではYahoo!メールに残っています。これらを一つにまとめる作業を行ないました。
 現在使っているWindows Vistaに付属しているWindowsメールを使おうと思っていたのですが、あえなく挫折。Outlook Expressのバックアップデータをなぜか認識してくれないのです。いろいろと調べて挑戦したのですがダメでした。仕方がありませんので、MozillaのThunderbirdをインストールして、Thunderbird上でまとめることにしました。ThunderbirdではOutlook Expressのバックアップデータをすんありと認識してくれて、スムーズに作業できました。マイクロソフト、ダメやなあ。
 ThunderbirdでOutlook Expressのバックアップデータを読み込み、続いてYahoo!メールのデータも落としました。簡単に一つのメールソフトで統合することができました。迷惑メールを除くと、全部で2300通のメールがありました。
 これらを「GMailにメールを完全移行する」を参考にして、メールのデータをすべて「gooメールアドバンス」へ移し、続いてGmailへ移しました。
 Gmailへ移動させるのにけっこう時間がかかたので半日作業になりましたが、無事にメール環境をGmailへ移行させられました。

温泉とキムチ鍋

2007年09月16日 | 日記
 今日は3連休の中日でしたが大雨でした。これはチャンスだと思い、近くの温泉へ行きました。私の住んでいるところの近くには「湯ノ浦」という小さな温泉地があります。車を20分ほど走らせれば温泉へ行けます。大雨のおかげで、3連休にも関わらず客が少ないはずです。案の定、温泉は客が少なく、一時は貸し切り状態になりました。熱い温泉にゆっくりつかっていますと、じんわりと体が休まります。
 もう一つ、チャンスだと思った理由があります。それは露天風呂です。温泉施設には屋根付きの露天風呂があります。一度、雨の日にこの露天風呂に入りたいと思っていました。今日はその願いがかないました。外でザーザーと雨が降っている音を聞きながら温泉につかるのは、なんともいえない味わいがあります。

 夜はキムチ鍋を作りました。
(1) 近所のスーパーで、まるまるとした、うまそうな白菜が売られていました。
(2) エノキが安く売られていました。
(3) 家の冷蔵庫に豆腐が一丁残ってりるのを思い出しました。
 これらの条件がそろったので、今日はキムチ鍋を作りました。他の鍋でも良かったのですが、いくつか試したいことがありましたのでキムチ鍋にしました。
 一つは練りゴマです。昨年、後輩の家でキムチ鍋を作った際、練りゴマやすりゴマを入れました。坦々麺風です。これが非常においしかったので、ぜひ再現したいと思っていました。今回は、キムチの素、米味噌、練りゴマ、すりゴマ、酒粕を入れて、濃厚な味の出汁を作りました。味が強いため、酒粕は効果が小さかったのですが、おいしい出汁ができました。
 もう一つは、豚のつみれです。キムチ鍋には豚バラが定番ですが、豚のつみれは「あり」なのか、気になっていました。鶏の水炊きには、鶏のつみれは「あり」であるためです。結果的には、「なし」でした。豚バラの方がはるかにうまいです。豚ミンチのつみれは、豚肉の臭みが残ってしまうため、鍋料理には不向きであるように感じました。生姜とかネギを入れた方が良かったのかなあ。

HERO

2007年09月15日 | 映画
監督:鈴木雅之、出演:木村拓哉、松たか子、日本、2007

 人気テレビドラマ『HERO』が映画となりました。『HERO』は私が大学院生のときに放映していたドラマです。ちょうど就職する直前に放送されており、当時、大学の研究室で「あるよ」というセリフが流行ったことを記憶しています。2006年にテレビの特番などが放送されたようですが、私は見逃していました。よって『HERO』を見るのは非常に久しぶりです。
 出演者はドラマと同じメンバーがそろっていました。「あるよ」というセリフでお馴染みのバーテンダーも登場していましたので嬉しかったです(実は、この映画では、「あるよ」を一番聞きたかったのです)。
 フジテレビ系ドラマの映画化でお馴染みの亀山千広が今回も製作を担当していました。亀山千広が絡む映画は、当たり外れが大きい印象を持っています。『THE 有頂天ホテル』『ホテル ビーナス』『それでもボクはやってない』は、かなり良かったのですが、『踊る大捜査線 THE MOVIE』『~2』『NIN×NIN 忍者ハットリくん THE MOVIE』『西遊記』は悲惨でした。フジテレビドラマ系の映画は興行成功・内容失敗が多く、それだけでもかなり心配な点です。
 今回の映画の感想ですが、可もなく、不可もなくといった感じでした。観れないこともないのですが、それほど面白いわけでもありません。弁護士もしくは検事を主人公とした裁判ものの映画の醍醐味は、主人公が意表をつく手がかりを突破口にして真実をつきつめていく点にあります。その醍醐味が、今回の映画は小さかったように思えます。終盤で出てくる駐車場に関するシーンは非常に重要なのですが、伏線が何回も登場するのでバレバレです。観客が「ふり」であることに気が付いてしまい、マイナス効果となっていました。
 木村拓哉(東京地検・城西支部)と香川照之の図式は、『踊る大捜査線』の湾岸署と本庁と同じでした。同じ図式を使いまわすのはどうかなあ、と思います。
 木村拓哉と中井貴一の関係については、2006年に特番を見逃していたため、まったく意味が分かりませんでした。この関係は、今回の映画に必要なかったと思います。中井貴一が「久利生さんは天使のようだ」という感じのセリフを口にしますが、「天使」ってねえ。金田一耕助じゃあるまいし。
 一番、リアリティがなかったのは、タモリが演じる花岡代議士です。マスコミが注目する裁判に、サングラスをかけて出廷する代議士なんて、現代の日本には絶対に存在しません。
 突っ込みどころが多すぎる映画でした。テレビドラマが好きであった人ならば、久しぶりに楽しいキャラクターたちが画面に帰ってきたと思えますので、楽しめると思います。