MT MANIAX

苦難の時にこそ、われわれは隣人に対して寛大であらねばならない。そうしていれば世界はわれわれにとって寛大なものになるはず。

回転寿司~記憶に残っている料理の初体験

2009年04月30日 | 日記
 小学生の頃、いわゆるカウンター形式の寿司屋には食べに行ったことは何回もありました。祖母が寿司好きでしたので、親戚が集まったときは寿司を食べに連れて行ってもらいました。寿司の味が分からない私は、えびと玉子だけを食べていました。今、考えると、何とももったいないです。
 回転寿司を初めて食べに行ったのは小学校高学年の頃です。おそらく5年生のときであったと思います。親戚の人が行くというので、私の家族も一緒に行くことになりました。それまで情報として回転寿司というものが存在するという情報だけは知っていましたので、少しわくわくしながら店内に入りました。
 店内の光景は、まさに異様でした。中途半端な遊園地のような印象を受けました。食べ物は、食べ物本来の味だけではなく、一緒に食べる人や食べるシチュエーションによっても美味しさの感じ方が変わります。カウンター形式が回転寿司形式になり、美味しさの感じ方が良くなることはありえないと思います(少なくとも当時の大人にとっては)。それほどよい印象を持たなかったことを記憶しています。
 日本人にとって寿司を食べに行くというハードルが下がったことは、日本の食文化によって良いことだったのか、悪いことだったのか。はっきりとした答えが出てきません。今でも回転寿司はそれほど好きではないのですが、懐具合の都合上、回転寿司に頼らざるを得ません。

パゲッティペペロンチーノ~記憶に残っている料理の初体験

2009年04月29日 | 日記
 「Spa王」で登場したペペロンチーノを食べたのが初めてでした。それまで、私にとってスパゲッティとはミートソースとナポリタンだけでした。オイル系のスパゲッティは知りませんでした。
 「Spa王」のペペロンチーノを作ったとき、食べる前はまったくおいしそうに見えませんでした。しかし食べてみると、意外や意外。今まで食べたことのあるスパゲッティとは違う風味の食べ物でした。たらこスパゲッティやスープスパゲッティを初めて食べたときも驚いたのですが、調理方法がよりシンプルという意味ではペペロンチーノの方が衝撃が大きかったです。

iPhoneが、うらやましい

2009年04月27日 | 日記
 中国でのiPhoneが発売されるようなウワサが広がっています。中国移動ではなく中国聯通とアップル社との話し合いが行なわれていおる等々。私は中国移動を利用しています。理由は、私が住んでいる蘇州では中国聯通は電波が弱いところがあり、料金の支払い場所(ドコモショップ的なもの)も少ないためです。よって、中国聯通を選択する余地はなく、中国聯通に乗り換えることもありません。したがって、中国でiPhoneのユーザーになる可能性は、現在のところありません。
 日本でのiPhoneのユーザー数の伸びが芳しくないというニュースを目にします。ちょっと信じられない気持です。私はすぐにでも使ってみたいのに。

記憶に残っている料理の初体験

2009年04月26日 | 日記
 初めて食べた食べ物を覚えていますでしょうか。

 子供の頃食べた事のなかった食べ物が、今では普通に日本に広まっています。外国から入ってきたものであったり、日本で開発されたものであったり。これから何回かに分けて記憶に残っているものを少しだけ書きたいと思います。
 讃岐うどん、博多ラーメン、馬刺、黒豆の枝豆のような地方の特産品に関する話題は避けたいと思います。

記憶に残っている料理の初体験

2009年04月26日 | 日記
 初めて食べた食べ物を覚えていますでしょうか。

 子供の頃食べた事のなかった食べ物が、今では普通に日本に広まっています。外国から入ってきたものであったり、日本で開発されたものであったり。これから何回かに分けて記憶に残っているものを少しだけ書きたいと思います。
 讃岐うどん、博多ラーメン、馬刺、黒豆の枝豆のような地方の特産品に関する話題は避けたいと思います。

古い民家はCOOL

2009年04月25日 | 日記
 朝、近くの市場へ買い物に。お目当てはマンゴーです。2週間ほど前から市場の果物売り場にマンゴーが並びだしました。中くらいの大きさのものを4つ買いました。いい香りが漂っています。マンゴーの香りは独特だなあ。果物売り場をあとにしてから、同じ市場で米を買いました。東北(日本の「トウホク」ではなく中国の東北「ドンベイ」です)の米です。日本で食べる米に近く、おいしく食べられます。少し高めのものを10kg購入したところ、店員さんが名刺を出してきました。どうやら電話で注文すると、自宅まで運んでくれるようです。便利だなあ。
 その後の午前中は家でパソコンをつついて過ごしていましたが、いくつかの用事を済ませるために昼過ぎに外出。拙政園という有名観光地へ行きました。冬に来た時とは違い、観光客でごった返していました。すごい人の数でした。お目当ては刺繍絵です。知人にあげるためのものです。シルク製品屋さんでは自分用のネクタイも買いました。
 自宅へ帰ったのち、再び夕方に外出。電話局へ行き電話料金を支払いに行きました。固定電話の料金です。基本的に電話は携帯電話を使い、固定電話回線はインターネットだけに使用していますので、基本料金とADSL料金のみの支払いです。中国では前払いが当たりまえです。いつものように2か月分をチャージしました。
 夜は、NHKのBS1で「COOL JAPAN」を見ました。最近、毎週見ています。今日の放送分のテーマは「モッタイナイ」です。この番組は外人視点からクールと思える日本を紹介するというスタイルで、日本文化の再発見を行なう「日本万歳」的な番組です。すごく驚くことは、取り上げられる物事がまったく目新しくないことです。すでに他の媒体で取り上げられたものばかりが紹介されます。
 先々週のテーマは「大阪」でした。大阪の人のノリの良さを紹介するため、水戸黄門の印籠を見せると大阪人はどのような反応をするのか、という実験をしていました。ピストルで撃つマネをすると相手は撃たれたマネをするというギャグの、完全な焼き直しでした。ナイトスクープのネタを盗んでいるやんか。公共放送なのに。笑えない~。
 しかし今週の「COOL JAPAN」で面白かった点は日本の古い民家の建築に関する紹介でした。古い民家を取り壊さず、丈夫な骨組を生かして、民家を再生する人の活動が紹介されていました。私が中国へ来てから感じていることの一つは、古い建物の美しさです。ただ古いだけでは何でもないのですが、普通の街にある古くて美しい建物は、それだけですでに芸術的です。蘇州の古い建物は、白い壁に黒い屋根や扉が特徴的です。水路の近くでそのような古い建物が並ぶ姿を見ると、うっとりします。
 また、上海の街は、蘇州とはまったく違った美しさを持った、すごく不思議な空間であります。最新のビルディングと、古ぼけた西洋建築と、物干しざおを窓から伸ばして洗濯物を干している光景は、実によくマッチしており、いくら眺めても飽きることがありません。
 子供の頃、私が住んでいたところは新興住宅街でしたので、そのような古い民家とは無縁でした。古い建築に囲まれた環境で育った子供と、そのような環境を知らずに育った子供では、少し違う育ち方をするのではないか、と思います。歴史の美しさや重みや圧倒感などは、それだけで人々の財産です。維持していくには大変だと思いますが、何とか壊さずに活かせていける方向を模索してほしいと思います。

世の中、うまく出来ているのか否か

2009年04月24日 | 日記
 今日は工場の生産数が少ない日でした。生産が少ない日は、当然、品質管理の仕事も少なくなります。事務仕事ができると思い、いろいろと考えていましたが……こんな日に限ってたくさんのトラブルが舞い込んできます。しかも外的要因によるトラブル。不思議なもんです。世の中、うまく出来ているのか、うまく出来ていないのか。

 ところで昔から気になっていることを思い出しました。「出来る」は、なぜ「出」と「来」という漢字を使うのでしょうか。「できる」の意味と「出」と「来」は関係が薄いと思います。当て字なんだろうか。

草なぎ氏のマンション写真をそんなにはっきり掲載してもいいのか?

2009年04月23日 | 日記
 自宅に帰り、パソコンでネットを見ていますと、SMAPの草なぎさんが公然わいせつで逮捕されたニュースが目に入ってきました。
 実は公然わいせつのことはどうでもいいことでして、一番驚いたのは、大手新聞社の記事に掲載されていた写真を見たときでした。草なぎさんが住んでいるマンション前で報道陣が陣取っている写真が掲載されていました。これて、報道関係者たちが自分でニュースを作っているだけやん。自分たちで集まって、自分たちを撮影してる図式です。
 しかもその写真は、そのマンションがはっきりと分かるものでした。近所の人でしたらマンションを特定できるのではないでしょうか。こんな写真を掲載しても許されるものなのでしょうか。公園で裸になることは罪なのでしょうが、自宅写真をさらされても仕方がないほど重い罪なんでしょうか。
 もう一つ、驚いたことは、草なぎさんの顔写真を堂々と新聞記事に使っていることでした。ジャニーズは肖像権関係に非常にうるさい事務所ですので、なんだか新鮮でした。

「まこと」を漢字変換すると

2009年04月22日 | 日記
 会社のパソコンで「まこと」と入力し、漢字変換すると「魔子と」と変換されました。普通、「真」か「誠」が優先して先に出てこないとおかしいだろうが。人を馬鹿にするな。

セルフサービス形式の中華

2009年04月21日 | 日記
 会社へちょっと大きな会社のお客さんが来られまして、工場案内などをしました。来られたお客さんにはQC(品質管理)担当の方も来られましたので、対応がちょっと大変でした。疲れますなあ。
 夕食は、近所のショッピングセンターにある中華料理のセルフサービス形式のレストランですませました。日本でいうと定食屋さんのようなイメージです。たくさん並べられている料理の中から欲しいものを配ぜん係に言って、器に入れてもらい、最後にレジで合計金額を支払う、というものです。中華料理ですので、当然、中華料理ばかりです(笑)。
 今日、食べたものは、ニンニクの芽の炒め物、魚香茄子、白ご飯です。全部で14元(約200円)です。日本的感覚でいうと安いですね。魚香茄子がどんな料理かということは、このリンク先を見てみてください。麻婆茄子みたいなもんですが、うまいです。御飯が進みます。

熊木杏里『戦いの矛盾』

2009年04月20日 | 日記
 最近、久しぶりに熊木杏里の歌を聞いています。いい歌だなあ、と思います。何かこんな曲を聞くのが、自分の耳には合っているように思えます。今日、聞いていた中で一番良かったのは『戦いの矛盾』という歌の中にある次の歌詞でした。

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小さな足場を登りきるには
私は満たされすぎている
欲しい物のために我慢するにも
私は満たされすぎている
お金がないこわさを知るには
私は満たされすぎている
食べるために働く気になるには
私は満たされすぎている
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チンパン!?

2009年04月19日 | 日記
 読売新聞のサイトを見ていますと、「チンパンの知性や行動すべて見せます…京都市動物園」という見出しの記事を見て、噴き出してしまいました。チンパンって何!? めちゃくちゃな略称やなあ、と思いました。
 しかし「チンパン」というキーワードでネットを検索してみると、結構、この略称が使われているようです。日常生活でチンパンジーのことを話すことがほとんどないので気にしていませんでした。色々な言葉が生まれてくるんだなあ。

和食とは何ぞや?

2009年04月18日 | 日記
 中国へ来てから、中華のレストランではなく日本料理のレストランへ行くことがあります。そのレストランのメニューには、焼き魚や煮物など、いわゆる和食というものの他に、トンカツ、エビフライ、カツカレーなどの洋食が混ざっていることがあります。「日本料理レストランなのに、なぜゆえに洋食が?」と思っていました。はたして洋食は日本料理=和食なのか否か?
 これは非常に難しい問いかけです。色々と考えてみたのですが、今日だけでは答えが出ませんでした。和食の定義が極めて難しいためです。「洋食」とは何だろうか、と考えていますと、必然的に「和食」について考え直さなければならなくなりました。
 和食の定義として、いくつかの仮説を立ててみました。そして、それらについて例外事項がないか検証してみました。例外事項があれば、その仮説は却下することとします。

(1) その料理が広まった時代
 洋食が日本で発展したのが明治ですので、江戸時代以前から馴染みのある食事を和食と定義してみます。日本に輸入された料理について考えてみますと、例えば天ぷらは皆様がご存じのとおり、戦国時代にキリスト教宣教師によって伝えられた料理が由来であるとされています。今や天ぷらは和食の代表的な存在です。天ぷらを和食ではないと否定する人はいないと思います。
 明治時代に日本に輸入された料理について検討してみます。明治に日本に入ってきたオムライス、スパゲッティを和食のジャンルに括ることには、違和感があります。それでは、すきやきや牛丼はどうでしょうか。小学校の社会の時間に勉強したことがあると思いますが、日本で牛肉を食べる習慣が広まったのは明治時代以降です。オムライスやスパゲッティと同じ時代に広まったすきやきは和食ではないのでしょうか。おそらく多くの人は、すきやきを和食のジャンルから外すことに違和感を覚えると思います。
 また、牛丼と同じ丼ぶり料理であるカツ丼ですが、上にのっかっている豚カツはカツレツの一種ですので、生い立ちは洋食であると言えます。当然、日本で広まったのは明治以降です。しかし、カツ丼を洋食であると言う人はいないと思います。
 よって、残念ながら、その料理が日本に広まった時代によって、和食であるか否かを区切ることは難しいようです。

(2) 調味料
 日本特有の調味料には、醤油、味噌、みりんなどが挙げられます。中国で生活していますと、これらの調味料のうまさを痛感します。また、和食の特徴として、使用される香辛料の種類は少なく、使用料も少量です。代わりにしょうが、ワサビ、大根おろし、もみじおろしなどの薬味が存在します(香辛料と薬味の違いは?と質問されると困ってしまいますが…)。実は調味料による分類が、和食の定義には一番しっくりと当てはまりそうな気がしていました。
 しかし、おろしハンバーグや、おろしステーキはどうでしょうか。醤油ベースの調味料と、大根おろしを薬味として、さっぱりと食べる食べ方です。これらを和食の仲間に入れてもいいものでしょうか。
 もっと例をあげると、きのこスパゲッティはどうでしょうか。たまねぎ、しめじ、しそ、だし、醤油などが絡められたスパゲッティです。具材や調味料は和食ですが、メインのスパゲッティを使用している時点で、和食には容れ難いと思います。メインがスパゲッティではなく、うどんであれば和食と言えるかもしれなのに。
 また、天ぷらに使う調味料として、天つゆではなく、塩だけをつける食べ方もあります。焼き魚も塩……。外でバーベキューをしたとき、魚に塩をふり、焼いたものを熱々でそのまま食べると、格別にうまいもんです。調味料による和食の定義も難しいようです。

(3) 調理方法
 調味料では範囲が狭いように思えましたので、もっと枠を広げて調理方法について考えてみました。例えば、世界中に知られている寿司は、和食を代表する料理であると思います。旬の素材を、できるだけシンプルに調理し楽しむ、という寿司は世界で広く知られております。
 しかし、その寿司の世界にも色々な種類のものが登場しております。例えば、カリフォルニアロール(カニかま、アボガド、マヨネーズ、白ゴマなどを、手巻き、または裏巻きにしたもの)は和食と言えるでしょうか。寿司の調理法ですが、アボガドが和食の世界をを壊してしまっていますので、逆輸入寿司と呼べると思います。
 また、サーモンの寿司はどうでしょうか。鮭は日本人に馴染みの深い鮭です(厳密に言うと、鮭とサーモンは同じ魚を指している言葉ではありませんが、ここではその違いについては触れません)。寿司のネタになっているサーモンは、スモークサーモンか、もしくは生食です。川を上ってきた鮭は淡水で生活するため寄生虫の心配があるためです。スモークサーモンは西洋から入ってきた料理ですし、生食可能な養殖サーモンはノルウェー産が多いです。もちろん、スモークサーモンも、鮭の生食も、日本の伝統的な食べ物ではありません。よって、カリフォルニアロールと同様、サーモンの寿司を、私は和食としては考えられないのです。玉ねぎのスライスとマヨネーズがのせられたサーモン寿司は、カリフォルニアロールと同様、逆輸入寿司のように思えます。

(4) 食材
 (1)では牛肉、(2)ではスパゲッティ、(3)ではアボガドとサーモンが引っ掛かり、和食の定義に失敗しました。そこで料理に使われる食材が重要なのではないか、と考えました。しかし、この仮説もあっさりと却下されました。
 ジャガイモ、ニンジン、玉ねぎ、豚肉を煮込む料理と言えば、何が思いつくでしょうか。カレーなどのシチュー、ポトフ、そして肉じゃがです(関西人である私は豚ではなく牛肉ですが)。肉じゃがだけが和食ですが、他は和食とは言えません。
 また、意外なことですが、白菜が日本で広まったのは明治時代末期だそうです。白菜の漬物、鍋料理などは和食の定番でして、和食とすることに異論はないと思いますが、日本人にとっては100年程度の付き合いしかないのです。
 よって、これらの理由により、食材によって和食を定義することができませんでした。

(5) 日本風の食事
 辞書で「和食」を調べてみますと、「日本風の食事」という説明がなされています。はじめは、そんなアホな、と思っていました。しかし、色々と和食の定義について考えていますと、「日本風の食事」としか定義できないように思えてきました。これが今日考えたことの結論です。