MOONLIT STORY ~月夜の物語~

月明かりに照らされた惑星地球をテーマに星空の写真を撮り続けています。

バーティノフマスクでピント合わせをやってみた。

2013-02-27 23:07:29 | 天体望遠鏡・撮影機材・グッズ

バーティノフマスクというピント合わせのツールをご存じだろうか。

望遠鏡の先端にスリットの入ったマスク取り付けることにより、
ピントの合ったときの星像が対照的な形になることを利用してピントを合わせることができる。

ヤフオクで自作販売しているのをたまたま見かけ、手ごろな価格だったため購入してみた。
商品名は「バーティノフマスク」だが、正しくは「Carey Mask」のようだ。





アルミ板を加工してあり、自作品とは思えない精巧でちゃんとした作りである。
フードに傷がつかないようネジにビニールがかぶせてあり、
口径に合わせてスライドできるため、ぴったりとフィットできた。





しかし、このマスクをかぶせると星がとても暗くなるため、
木星クラスの明るさでもファインダーを覗いてピントを合わせるのは無理。
(この望遠鏡に直焦点でカメラを接続するとF6.7の明るさになる。)

PENTAXのカメラの場合、マニュアルフォーカスに切り替えてライブビューにし、
Infoボタンを押すと最大10倍表示が可能なので、それで合わせるのが一番良い。

赤道義を用意していなかったので、ほとんど動かない北極星でピントの合い方を撮影してみた。

ピントがいまいち合っていないときは、このとおり横長の星像となる。





もう少しピントを追い込むと、横に虹色の光条が出てくる。





さらに追い込み、きれいな虹色の光条が4本現れて対照的な形になったら、ピントが正確に合った証拠だ。





※追記

上記の写真では中央が露出オーバーで潰れてしまっているが、正確にピントが合うと中央が3つに分裂し、直行方向にかすかな光のヒゲが出てくる。




これでかなり厳密なピント合わせが可能となった。
おすすめのツールです。


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