【俺は好きなんだよ】第1854回
『コスモボール/COSMO BALL』(2020)
原題は、『VRATAR GALAKTIKI』。
『銀河のゴールキーパー』。
英語題は、『COSMOBALL』。
『宙球』。
製作国:ロシア
上映時間:118分
スタッフ。
監督:ジャニック・フェイジエフ
製作:セルゲイ・セリヤーノフ、ジャニック・フェイジエフ
脚本:アンドレイ・ルバノフ、ジャニック・フェイジエフ、ドリュー・ロウ
撮影:マキシム・オサトチー
キャスト。
エフゲニー・ロマンツォフ (アントン)
ビクトリア・アガラコバ (ナターシャ)
エフゲニー・ミロノフ (ベロ)
マリヤ・リソバヤ (アーニャ/ヴァラヤ)
物語。
やや遠い未来の地球。
宇宙の多くの星々と交流し、地球はその能力の低さから侵略を受けたが、侵略してきた破壊者チェルノをはねのけ、地下に封じ込めることに成功した。
月の崩壊から20年が経った。
地球は食糧不足や電力不足に悩まされ、疫病の流行により人類は生き延びることに必死になっていた。
そんな中、人々が唯一熱狂するスポーツが<コスモボール>。
それは、さまざまな星からの代表が戦う超能力を使う非常にエネルギッシュなスポーツ。
地位求人委はこのスポーツに加われる力のあるものが少なく、選手ナターシャ以下、現在も規定より少ない人数で戦っていた。
青年アントンは、母の病気を治すために、貧困と戦っており、コスモボールを嫌悪していた。
ある日、アントンはある女性との出会い、盗みを働いたことで、警察に追われてしまう。
その逃走中、彼に超能力が発動する。
指導者ベロは、アントンをチームに引き入れようとする。
虐げられた未来の地球で、命懸けのスポーツ<コスモボール>で若者たちが地球の状況を変えようとする
SF・スポーツ・バトル・アクション。
監督は、『オーガストウォーズ』のジャニック・フェイジエフ。
多くのセット量とCGもりもりで見せるロシア製SF。
詰め込みまくりで、設定が多い割にアニメっぽいので、混乱するほどではない。
登場人物を極端にへらしたSFおとぎ話になっている。
サクサクと話が進むテンポ感がいいが、8話ぐらいのドラマのダイジェスト感は否めない。なのに、まあまあ話は薄いので、置いて行かれることはないけど。
ビジュアルが独特なので、目が楽しい。
この映画の新スポーツ<コスモボール>はルールは全然面白みはないが、その成立理由など無理やりに小野が足りに絡んでいて、なんじゃそりゃとそのトンデモぶりを笑いながら楽しむ。
ヒューマントラストシネマ渋谷&シネ・リーブル梅田で開催の「未体験ゾーンの映画たち2021」上映作品。