【俺は好きなんだよ】第960回は、『ブック・オブ・ライフ ~マノロの数奇な冒険~』(2014)
原題は、『THE BOOK OF LIFE』。
『命の書』 ですが、『死の書』にもなるようです。
上映時間: 96分
製作国: アメリカ
スタッフ
監督: ホルヘ・R・グティエレス
製作: ギレルモ・デル・トロ、ブラッド・ブッカー、アーロン・D・バーガー、カリーナ・シュルツェ。
脚本: ホルヘ・R・グティエレス、ダグ・ラングデイル。
音楽: グスターボ・サンタオラヤ
声の出演。
ディエゴ・ルナ (マノロ)
ゾーイ・サルダナ (マリア)
チャニング・テイタム (ホアキン)
ロン・パールマン (シバルバ)
ケイト・デル・カスティーリョ (ラ・ムエルテ)
クリスティナ・アップルゲイト
アイス・キューブ
声の出演(日本語吹替版)。
木村昴 (マノロ)
小松由佳 (マリア)
志賀慎吾 (ホアキン)
中田譲治 (シバルバ)
勝生真沙子 (ラ・ムエルテ)
物語。
先祖代々闘牛士の家系に生まれたマノロは、闘牛士ではなく音楽家に憧れる心優しい男の子。
マノロには、勇猛な軍人の息子ホアキンと、自由闊達な将軍の娘マリアという幼馴染がいて、3人はいつも一緒に過ごしていた。いつしかマノロとホアキンは、美しいマリアに恋をしていた。そして、祝祭に、死者の国の支配者ラ・ムエルテとシバルバが3人を見つけ、「将来どちらの男がマリアと結婚するか」で悪戯に賭けをした。
勝負に負けたくないシバルバは、強力な力を秘めた永遠のメダルをホアキンに渡しマリアを惹きつけ、毒蛇を使ってマノロを死者の国へ誘ったのだった。同じくして、盗賊団が町を襲い、マリアの身に危険が訪れる。
受賞歴。
2015年のアニー賞にて、キャラクター・デザイン賞を受賞。
『パシフィック・リム』の奇才ギレルモ・デル・トロが仕掛けた極彩色のダーク・ファンタジー。
死者の日を舞台に、闘牛士マノロの恋と夢を巡る数奇な冒険を描く。
独特な生死観や、現代社会を反映させたキャラクター設定をカラフルに描き、観る者の心を奪う。
死者の日は、『007/スペクター』でも冒頭に出てきましたね。
ウィキによると。
死者の日(ししゃのひ、スペイン語: Día de Muertos、英語: Day of the Dead)はラテンアメリカ諸国における祝日の一つ。特にメキシコにおいて盛大な祝祭が行われる。アメリカやカナダ等に在住する同地域出身者の間でも同様の習慣が継続されている。
死者の日には家族や友人達が集い、故人への思いを馳せて語り合う。祝祭はカトリックにおける諸聖人の日である11月1日と翌日2日に行われる。地域によっては、10月31日の晩も前夜祭として祝われる。
独特のリズムがアメリカンアニメと一線を画す陽気でありつつダークなラテンなアニメははまるとクセになります。
同じような題材で、ピクサーが、『リメンバー・ミー』をつくったので、今作も見ておくと楽しさが増すことでしょう。