菱沼康介の、丸い卵も切りよで四角。

日々の悶々を、はらはらほろほろ。

帰れないふたり。  『地球で最後のふたり』

2011年06月29日 14時13分28秒 | 俺は好きなんだよ!
【俺は好きなんだよ】第239回は、『地球で最後のふたり』(2003)


英語題は、『LAST LIFE IN THE UNIVERSE』。


スタッフ。
監督:ペンエーグ・ラッタナルアーン
脚本:ペンエーグ・ラッタナルアーン/プラープダー・ユン
撮影:クリストファー・ドイル


出演。
浅野忠信
シニター・ブンヤサック
ライラ・ブンヤサック
松重豊
竹内力
三池崇史


物語。
バンコクの日本文化交流センター働くでケンジは、病的なほどの潔癖症で、身の回りの全てを清潔に保ち、周囲との関わりを避けるようにして生きていた。
そして、毎日のように自殺を試みようとするのだった。そんなケンジのもとに日本でトラブルを起こしたヤクザの兄・ユキオがやって来た。
一方、外国人向けのクラブで働くノイは男のことで妹ニッドと激しくやり合う。
興奮し車から飛び出したニッド。
すぐそばには、川に身投げしようとするケンジの姿があった。
その直後、ニッドは車にはねられてしまう。
それを目撃したケンジは動揺するノイに付き添い病院に向かう・・・。


受賞歴。
2003年のヴェネチア映画祭のコントロコレンテ部門で最優秀主演男優賞(浅野忠信)を受賞。





潔癖症で自殺願望のある日本人男性と奔放で勝ち気なタイ人女性、対称的な2人がふとした偶然から出会い、少しずつ心を近づけていく姿を静かなトーンでスタイリッシュに描いたラブ・ストーリー。


体映画の隆盛が始まった頃の力強い一本。
独特の色彩美に心を捕まれます。
浅野忠信の異国になじむ日本人像が、出色。

あと、キャスティングから、監督が日本のヤクザ映画が好きなのもうかがい知れます。












地球で最後のふたり プレミアム・エディション [DVD]
クリエーター情報なし
ジェネオン エンタテインメント




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