【俺は好きなんだよ】第1849回
『ノーウェア:漂流』(2023)
原題は、『NOWHERE』。
『行き場無し』。
製作国:スペイン
上映時間:109分
Netflixにて配信。
スタッフ。
監督:アルベルト・ピント
製作:ミゲル・ルス
ストーリー:インディアナ・リスタ
脚本:アーネスト・リエラ、ミゲル・ルス、インディアナ・リスタ、シアニー・ウィンスロー、テレサ・デ・ロセンド
撮影:ウナクス・メンディア
音楽:ルーカス・ペイレ
出演。
アンナ・カスティーリョ (ミア)
タマル・ノバス (ニコ)
トニー・カルビーリョ
マリアム・トーレス
イリーナ・ブラボ
ビクトリア・テイへイロ
ルーシア・ソリア
マリー・ルイス
物語。
妊婦のミアと夫のニコは、経済危機と資源不足で一部の民間人を処刑する圧制政府に支配されたスペインから逃げることを決意する。
彼らは以前、軍によって長女ウーマを連れ去られていた。
彼女はウーマが生きていると思いこもうとしているが、罪悪感を抱えている。
二人と逃亡者の人々は、コンテナに隠れ、車で船まで運ばれていた。
だが、車が軍に止められてしまう。
コンテナで海を漂流する逃亡者が必死のサバイバルをするソリッドシチュエーション・スリラー。
監督は、『スケアリー・アパートメント』のアルベルト・ピント。
配信後3日間で 2,400 万回以上の視聴を記録し、2023 年に最も視聴された非英語言語のNetflixオリジナル映画となった。
アメリカや日本、韓国でさえも映像化できないような凄まじい描写が前半30分で数回続き、もうごめんなさい、と言いたくなる。
しかし、必死のサバイバルはひたすらにエネルギッシュで、応援したくなる正のと生のパワーが漲っている。
これは、映画を一手に引き受ける『ゴースト・スクール』のアンナ・カスティーリョの力による。
もはや、これは見るエネジードリンク。
神話的方向性になるので、でき後tのいくつかは神がかっているけど、逆にそこが実録もののっぽい感じになっている。
SF設定は、神話との相性がいいですからね。
でも、設定以外にはSF的なものは出てこないですけど。
2023年9月29日より配信。
ネタバレ。
奇跡が多く、コンテナの道具を使ってと言うのはあまり出てこない。
シナリオ作法においての「大きな嘘は一つあっても二つ」というのを、神話的な方向にするためか4つほど出しちゃってるので、シナリオが雑に見える。