菱沼康介の、丸い卵も切りよで四角。

日々の悶々を、はらはらほろほろ。

妄想をご一緒に。  『パリで一緒に』

2010年12月04日 07時13分54秒 | 俺は好きなんだよ!
【俺は好きなんだよ】第273回は、『パリで一緒に』(1963)

原題は、『PARIS - WHEN IT SIZZLES』


スタッフ。
監督:リチャード・クワイン
製作:リチャード・クワイン/ジョージ・アクセルロッド
  原作:ジュリアン・デュヴィヴィエ/アンリ・ジャンソン
脚本:ジョージ・アクセルロッド
撮影:チャールズ・ラング
音楽:ネルソン・リドル


出演。
ウィリアム・ホールデン
オードリー・ヘプバーン
トニー・カーティス
ノエル・カワード
マレーネ・ディートリッヒ


キャッチ・コピー。
永遠の妖精オードリー!世界の恋人ヘプバーン パリ中のおしゃれと花と香水が オードリーをつつみます 最高にステキなロマンティック・コメディ

物語。
脚本家ベンスンが臨時秘書のガブリエルにタイプさせたシナリオは、無名の新人俳優フィリップが娘ギャビーに恋をしており、パリ祭でのデートの約束をするが、急な撮影の仕事でそれをすっぽかすという内容。
ここまで読んだプロデューサーの“つまらない、書き換えろ”の指示に彼は応じず、脚本は棚上げに。
別のライターの手が入り(それも清書するのはガブリエルの仕事)、国際警察に追われているリックという男が新たにギャビーの前に現われ、物語はロマンスから犯罪サスペンスへと変わってしまう・・・。
そうこう改訂するうちにベンスンとガブリエルの恋も進展していくが・・・。



ちょっとひねったシチュエーション・コメディが得意な監督クワインと脚本のアクセルロッドの共同製作で、デュヴィヴィエの『アンリエットの巴里祭』を翻案したものの映画化。
二人の映画脚本家が共作するシナリオ通りに物語が進行していくという奇抜な構成で、オードリーは二役を、ホールデンは三役を楽しげにこなしている。


これはまさにかなり金のかかったコスプレショーであり、幕の内弁当映画。
美味しい具もあれば、そこそこなのや、まぁ彩に、なんてのもある。
でも、メインディッシュのオードリー・ヘップバーンが最高なので、赦しちゃうタイプの作品です。



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