で、ロードショーでは、どうでしょう? 第678回。
「なんか最近面白い映画観た?」
「ああ、観た観た。ここんトコで、面白かったのは・・・」
『きっと、星のせいじゃない。』
ジョン・グリーンのベストセラーYA小説『さよならを待つふたりのために』をシェイリーン・ウッドリー主演で映画化した全米だけでなく世界中で大ヒットした感動青春ラブ・ストーリー。
難病を抱えながらも懸命に生きる10代の男女の切なくも瑞々しい初恋の行方を綴る。
監督は、これが長編2作目の新鋭ジョシュ・ブーン。
物語。
17歳のヘイゼルは、幼い頃に発病した末期ガンで肺の機能も低下し、酸素ボンベが手放せない。
入退院を繰り返しているせいで、あまり学校にも通えず、友だちもいない。
そんなある日、両親にお願いされ、行きたくないガン患者の集会に参加した彼女は、骨肉腫で片足を切断した高校生のガスと出会う。
そこで、ヘイゼルは、ガスに声をかけられる。
意気投合した2人は、大好きな本を交換することに・・・。
原作は、ジョン・グリーン『さよならを待つふたりのために』(岩波書店刊)
脚本は、スコット・ノイスタッターとマイケル・H・ウェバーの『(500)日のサマー』のコンビ。
出演。
若年性の末期ガン患者のヘイゼル・グレース・ランカスターに、シャイリーン・ウッドリー。
彼女の独特の美しさがこの映画に力を与えている。
肉芽腫のオーガスタス・ウォーターズに、アンセル・エルゴート。
彼の魅力がこの映画の軸になっている。
友人のアイザックに、ナット・ウルフ。
彼の存在がこの映画を綺麗ごとに終わらせていない。
母のフラニーに、ローラ・ダーン。
父のマイケルに、サム・トラメル。
作家のピーター・ヴァン・ホーテンに、ウィレム・デフォー。
根は良さそうなガンコ者を演じるといい味が出すのですよ。
『ライフ・アクアティック』の小物ぶりとかね。
ほかに、ロッテ・ファービーク、アナ・デラ・クルスなど。
製作は、ウィク・ゴッドフリーとマーティ・ボーウェン。
製作総指揮は、ミシェル・インペラート・スタービルとアイザック・クラウスナー。
撮影は、ベン・リチャードソン。
プロダクションデザインは、モリー・ヒューズ。
衣装デザインは、メアリー・クレア・ハンナン。
編集は、ロブ・サリヴァン。
音楽は、マイク・モーギスとナサニエル・ウォルコット。
難病もののイメージを覆す、辛さを包みこむユーモアと語りの工夫が、泣いちゃダメと心に申し付けても、気づけば頬を濡らしている。
一枚のコインの表には絶望と痛み、裏には希望と癒しが刻まれた両面的キャラクターの魅力が酸素多めの空気を吹き込む逸品。
おまけ。
上映時間は、126分。
製作国は、アメリカ。
キャッチコピーは、「運命がくれた、今日が愛しい。」。
ややネタバレ。
原題は、『THE FAULT IN OUR STARS』。
『私たちの星の間違い』で、邦題と逆なのか、否定なのか。
「私たちの星のせい。いいえ、きっと、星のせいじゃない。」になるのかしら。
映画の中にも、逆説的なものいいが出てくるしね。
小説の原題も同じで、邦題は『さよならを待つふたりのために』なのよね。
ネタバレ。
アンネ・フランクの隠れていた家のシーンの描き方は、少々強引よね。
病気であることを知ってる秘書が連れて行くのは、その前のレストランの流れから考えると無神経すぎる気も。
全体としては、いいシーンだけどね。
自分の死後の周囲を気にするヘイゼルが、その実際であるピーターのあの姿はいかほどの衝撃であったか。
その彼を動かしたオーガスタスの存在はいかほどの希望だったか。
「なんか最近面白い映画観た?」
「ああ、観た観た。ここんトコで、面白かったのは・・・」
『きっと、星のせいじゃない。』
ジョン・グリーンのベストセラーYA小説『さよならを待つふたりのために』をシェイリーン・ウッドリー主演で映画化した全米だけでなく世界中で大ヒットした感動青春ラブ・ストーリー。
難病を抱えながらも懸命に生きる10代の男女の切なくも瑞々しい初恋の行方を綴る。
監督は、これが長編2作目の新鋭ジョシュ・ブーン。
物語。
17歳のヘイゼルは、幼い頃に発病した末期ガンで肺の機能も低下し、酸素ボンベが手放せない。
入退院を繰り返しているせいで、あまり学校にも通えず、友だちもいない。
そんなある日、両親にお願いされ、行きたくないガン患者の集会に参加した彼女は、骨肉腫で片足を切断した高校生のガスと出会う。
そこで、ヘイゼルは、ガスに声をかけられる。
意気投合した2人は、大好きな本を交換することに・・・。
原作は、ジョン・グリーン『さよならを待つふたりのために』(岩波書店刊)
脚本は、スコット・ノイスタッターとマイケル・H・ウェバーの『(500)日のサマー』のコンビ。
出演。
若年性の末期ガン患者のヘイゼル・グレース・ランカスターに、シャイリーン・ウッドリー。
彼女の独特の美しさがこの映画に力を与えている。
肉芽腫のオーガスタス・ウォーターズに、アンセル・エルゴート。
彼の魅力がこの映画の軸になっている。
友人のアイザックに、ナット・ウルフ。
彼の存在がこの映画を綺麗ごとに終わらせていない。
母のフラニーに、ローラ・ダーン。
父のマイケルに、サム・トラメル。
作家のピーター・ヴァン・ホーテンに、ウィレム・デフォー。
根は良さそうなガンコ者を演じるといい味が出すのですよ。
『ライフ・アクアティック』の小物ぶりとかね。
ほかに、ロッテ・ファービーク、アナ・デラ・クルスなど。
製作は、ウィク・ゴッドフリーとマーティ・ボーウェン。
製作総指揮は、ミシェル・インペラート・スタービルとアイザック・クラウスナー。
撮影は、ベン・リチャードソン。
プロダクションデザインは、モリー・ヒューズ。
衣装デザインは、メアリー・クレア・ハンナン。
編集は、ロブ・サリヴァン。
音楽は、マイク・モーギスとナサニエル・ウォルコット。
難病もののイメージを覆す、辛さを包みこむユーモアと語りの工夫が、泣いちゃダメと心に申し付けても、気づけば頬を濡らしている。
一枚のコインの表には絶望と痛み、裏には希望と癒しが刻まれた両面的キャラクターの魅力が酸素多めの空気を吹き込む逸品。
おまけ。
上映時間は、126分。
製作国は、アメリカ。
キャッチコピーは、「運命がくれた、今日が愛しい。」。
ややネタバレ。
原題は、『THE FAULT IN OUR STARS』。
『私たちの星の間違い』で、邦題と逆なのか、否定なのか。
「私たちの星のせい。いいえ、きっと、星のせいじゃない。」になるのかしら。
映画の中にも、逆説的なものいいが出てくるしね。
小説の原題も同じで、邦題は『さよならを待つふたりのために』なのよね。
ネタバレ。
アンネ・フランクの隠れていた家のシーンの描き方は、少々強引よね。
病気であることを知ってる秘書が連れて行くのは、その前のレストランの流れから考えると無神経すぎる気も。
全体としては、いいシーンだけどね。
自分の死後の周囲を気にするヘイゼルが、その実際であるピーターのあの姿はいかほどの衝撃であったか。
その彼を動かしたオーガスタスの存在はいかほどの希望だったか。