モナリザ珈琲館~ダイアリー

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マン・イン・ザ・ミラー

2009-07-30 20:51:13 | 音楽のこと
「コールドケース」という米国ドラマを見たんですが。。7月入ってすぐくらいの放送を録画したものだったと思います。

(「コールドケース」の内容は、毎回、日本でいう所の時効の殺人事件を扱い、解決していくものです。事件当時に流行していた音楽をBGMにたっぷり使い、役者も事件当時と現在をフラッシュバックのように二役使って切り替えるシーンが多いのが見どころのひとつ。)

その回で取り上げた事件は、15年くらい前のある黒人家庭が巻き込まれた銃乱射事件で、被害者は8歳くらいの少女でした。誰が黒人が多く住む地域の夜の公園で銃を乱射したのか?

少女の母親は、朝から晩まで仕事している夫に不満で、若くて不良っぽい感じの恋人を作ってしまいます(恋人も黒人男性)。でも、実はその男はたくさんガールフレンドを持っていて遊び歩くような人。
母親は、そのデート現場を押さえるつもりで(吹っ切るつもりで?)深夜の公園に娘を連れて来ていて、銃乱射事件に巻き込まれ、娘を死なせてしまう、、という悲惨な話でした。

15年近く経った昔の事件を調査するうち、色々な容疑者が浮かび上がりますが、ドラマの結末はさらに悲惨な、悲しいものでした。銃を乱射したのは少女の兄(12歳くらい?)で、毎日家族の為に働いてる父を裏切って、浮気している母親と相手の男が許せず、殺そうとしたのでした。お小遣いを全部持って、殺そうと思っている不良っぽい浮気相手自身のところに銃を買いに行く。
そして夜になるのを待って、少年は公園に車を運転して行き、慣れない銃で浮気相手を殺すつもりで乱射。自分の妹を死なせてしまうのです。。

とても辛い結末で、見ていて本当に悲しかったです。。

アメリカには時効がないので、ラストシーンは毎回、本当の犯人がリリー・ラッシュと警察によって連行されて行く場面になります。被害者家庭であった一家は、加害者の家庭でもあり、母親は「娘を失っているのに、息子まで取り上げないで」と泣き叫んでいました。

番組のエンディングは、時効事件当時に流行っていた歌が流れます。その回はマイケル・ジャクソンの「マン・イン・ザ・ミラー」でした。
なんというか、、歌詞の内容とかも改めて読んでみたんですが、とてもBGMとしてハマっていて、感動してしまいました。。

ドラマ上では、とてもやり切れないシーンだったけど、兄は過去の自分自身と向き合い、再出発してくれるはず。
(アメリカは時効は無いけど、情状酌量はあるでしょう。。)
母ももう一度、自分が夫や子供に取り返しのつかない影響を与えてしまった行動に向き合うことになるのでしょう。

「マン・イン・ザ・ミラー(鏡の中の男)」の歌詞を知った上で、もう一度聞いてみると、とても温かく力強い心に溢れていて、ドラマのラストシーンにも一筋の希望を見つけてしまいますね。。

「マン・イン・ザ・ミラー」は、マイケル・ジャクソンの純粋さや優しさが溢れた名曲の一つです。(ライブでも必ずやるみたい。めちゃくちゃ盛り上がるしね。とゆーか、多くの観客が泣いてしまう名曲。)
天才プロデューサー、クインシー・ジョーンズは、かの『BAD』のアルバムに、マイケルの持ち歌として、ゴスペル調の曲を入れたい、さりげない日溜まりのような曲を、、と考えていて、たくさんのライターからアイデアを募っていたそうです。。そして、その期待通りの、神懸り的な魅力を持った曲を提供したのが、サイーダ・ギャレットとグレン・バラードだったんだそう。



最近ずっと、、マイケル・ジャクソンのDVDやCDを買ったり、レンタルしたりで見ています。。

「MOON WALKER」という映像作品では、オープニングが「マン・イン・ザ・ミラー」のライブ映像で始まるのですが、このライブでのMJのスーパースターぶりも、本当に迫力!
観客達の感動が、大きなうねりになっているのが伝わってきます。

歌の中で、心地よく力強くリピートされる「change」のメッセージは、今のオバマさんの決めゼリフにも繋がってると感じます・・

PVでも使われてるのかもしれないけど、ガンジーやケネディ、キング牧師、マザー・テレサ、ジョン・レノンなど、実際に世界を変えようとした(変えてきた)偉人達の映像が挿入される所もいいと思う。。


I'm starting with the man in the mirror
I'm asking him to change his ways

And no message could have been any clearer
If you wanna make the world a better place
Take a look at yourself, and then make a change



そう言えば、「水曜どうでしょう」で大泉洋が歌ってたのもこの曲だったかな。。
たしか、、「なんか歌でも歌って」と言われて、いきなり歌いだすんだよね。
上のサビの部分の直前の「That's why I want you to know」から、、

マイケルの真似をカッコよくこなすのは本当に至難の技。(^_^;)
(マイケルの真似で「笑い」を取るのは、80年代のテレビではよく見かけましたけどね。)

大泉さんは笑わせる気満々で、雄叫びのように歌いあげますが、、
周囲の反応は、「それ歌なのか、、」みたいな感じでしたね(笑)。はた迷惑な絶叫・奇声、、に近い(?)。
ディレクターにも、よくあるパターンでキツイ言葉でダメ出しされてました。。
でも、その後の大泉さんの切り返しが最高に冴えてて、場は大いに盛り上がるんですけどね!

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