先日実家に行ったら、お袋が七五三の時に使ったという髪飾りや箱迫(はこせこ)と一緒にお袋のばあさん=私のひいばあさん?が使っていたという金属製の手鏡を出してきた。
お袋が今86歳だからそのばあさんとなると100年以上昔のものなのかなぁ~
当然表面は酸化して曇っていたので預かって磨く事にした。ググると銀或いは水銀でメッキされていたという話も有るが取り敢えずはマザースで磨く。
暫く磨いているとウェスは真っ黒、でも表面の錆が中々落ちないので1000番台のヤスリで水砥ぎして酸化皮膜を落としてから再度マザースで磨くと表面に顔が写るくらいまでにはなったが小傷が消えない。
法務局へ出掛けたついでにダイソーで青棒とフェルトバフを買ってきて電ドリで磨いてみたが上手く行かなくて結局またマザースで仕上げ。青棒はナイフの鏡面仕上げに使ったから無駄にはならなかった。
ピカールもクレのLOOX(コンパウンド入り、ヘッドライトカバーの黄ばみ取りには効果的)も使ってはみたがどちらもあまり芳しくなかった。
銀メッキされていたとしても完全に落ちてしまったようだが仕方がない。
裏側には「花月」と梅ノ木の模様が鋳込んであるがこちらは表面を軽く光らせる程度にしておいた。真鍮なのか銅なのか、真鍮にしては赤見が強い気もするが、銅にしては赤味が足らないから多分銅の比率が高い真鍮だと思う。
不思議なのは戦時中に銅などは供出させられた筈なのに何故残っていたのか、鏡は女の命ですってかぁ~、まあ弾丸なんかにならなかった分結構な話ではあるのだが。
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