もるるんのよくばりポケット

いろーんなことに興味がある、ミーハーな働く主婦もるるんの日常や思ったことを書いていこうと思います☆☆

「森光子を生きた女」感想

2014-05-10 12:58:27 | 藤木直人
正直ですが。。。
あんまり期待しないで見てたんですが、予想外に面白かったです。

森光子さんの長い生涯の中のある部分だけに絞ってドラマ化したというのが
とてもメリハリがきいてよかったかな。と。

無駄に年を取ったメイクとか芝居とかがなかったからかな・・・
ほら、一生涯とかをドラマ化しちゃうとさ。。。そういう場面多いでしょ。

私は森光子さんというと、「放浪記」も見てないし、
イメージ的には、三時のあなたと、ジャニーズのヒガシ・・・そんな貧弱な知識しかないんですけどね。

岡本愛彦と出会い、愛しあい、結婚をして、
ちょうど同じ時期に、菊田先生に見出され、必死で舞台に立つ・・・
それまで、森光子としても村上美津としても、恵まれなかった人生だったのに、
その場面で一気に押し寄せてしまったんだよね。。。

そして愛彦とはすれ違って離婚。
彼女は森光子を選んで、村上美津は捨てた。。。

一人の女性として妻としての幸せより、舞台での幸せを選んだってことですよね。
もう村上美津として一人の男性と添い遂げるとはないと。。。
それだけ、愛彦のことを愛していたってことでしょう。

愛彦もつらかったでしょうね。自分が最初に見出した女優であり、、、
当時結婚してた妻と別れてまで、一緒になった女性なのに、
女優と妻との両立に苦しむ姿を見て、苦悩する愛彦。
結局は大女優への道を進む、妻の背中を押したってことですよね。
好きな人ができたなんて、すごいわかりやすいウソまでついてね。

居間へのガラス戸越しに、美津をみる愛彦の表情がつらかったです。

大阪から出てきた脇役レベルの女優が、菊田先生に見出され、座長を務めることになり。。。
となれば、周りの役者は面白くないでしょう。
しかも、でんぐり返しもできないという。。。

だからこその努力なわけですよね。その姿を愛彦は見てるわけだから。。。それに自分も演出家として
同じ世界にいるわけだから、よけいつらいでしょう。気持はわかるはず。

そして何度も稽古した結果、ついに「放浪記」完成。
周りの役者さんもその一生懸命の姿に打たれ、みんなで喜び合うまでに、しっかり座長になった瞬間でしたね。

「日本一愛されたお母さんは、日本一寂しい女だった」
そんなサブタイトルつけられちゃうと悲しいけど、
でも、そんなに寂しい女でもなかったんじゃないかな。
愛彦と二人で過ごした幸せな時期もあったんだし。。。なんて思っちゃいました。

仲間さんは、きれいでしたね。私は相変わらず、彼女の声としゃべり方が苦手なんですけど。
でも、この役には合ってたと思います。

それから菊田役の石坂浩二さんがとてもよかった。味があって。。。
実際に菊田先生と石坂さんはお知り合いだったらしいんで、よけい味がある演技ができたのかなと。

あと、マナカナの。。。どっちだ(笑)
彼女は演技うまいよね。前から思ってたけど。大阪時代の同僚とてもよかったと思います。

そして愛彦役の直人くん。。。
苦悩というか切ない表情は相変わらずうまいよね。うん。
私は家のパジャマ姿のぼさぼさ頭がけっこう新鮮でしたけど。
もっとラブシーンがあるかと思ったら、意外になくてびっくりでした。
まあ、必要ないといえば必要なかったか(笑)

最近のフジテレビのSPドラマとかっていまひとつだったんで、
今回も本当に期待せずに、直人が出るから見るか!!くらいの勢いで見たんですが、
ちょっとウルウルきちゃって。。。なかなか良かったと思います。
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