モジリア

74歳のブロガー。ギネスを目指す!(^^)!
おじさんが読む「赤毛のアン」

今回で終わります

2012年01月18日 | 何故 十兵衛は?
12・1・18

あくまで小説五重塔の作者幸田露伴が描いた創作、

何かが云いたくて十兵衛なる人物を設定している

露伴は目に見えないものを
物語というかたち借りて描こうとしている
 露伴が描く十兵衛に私自身を重ね、
資質に欠けるものがあっても一途に追い求める

強い意志があれば苦難を乗り越えてやがては成就する、というふうに

この物語を読んでいた。

勿論そう云うふうに読ませ、楽しませる優れた物語である。

船橋市塚田公民館主催で文学散歩を企画、実施した。

主宰者の一人として参加者にたまたま発した問いが、

「十兵衛は何故五重塔の建立に思い至ったのか……」だった。
私なりの答えは、
朗円上人の徳によるものだろう……」だった。

徳って目に見えないものだが、
人を動かすエネルギーを包含しているような気がした。

得する話、儲かる話を追い求め、ことごとく失ってしまった。

以来どうしたら失ったものを取り戻せるか……重要なテーマだった。
追い求めて来た重要なテーマと

全く異なったテーマを今は追い始めている。 

12・1・18