股関節痛は怖くない!~変形性股関節症の新しい考え方

変形性股関節症の常識には間違いが多く、怖さを抱えている人が多い。
常識の間違いを理解して人生を楽しみましょう!

心の個人差

2006-02-17 11:44:34 | Weblog
私達は生まれる前に魂だったようです。
生まれるにあたって、修行課題を持って生まれてくるようです。
様々な科学的研究によってこのことが明らかになってきつつあります。
心身に障害を持っている方々というのは、魂のレベルが高いから生まれる前にレベルの高い(より困難な)人生の修行課題を自分に課して生まれてくるようです。

変形性股関節症でお悩みの方々もきっと魂のレベルが高い方々なんだなと思っています。皆さんの魂自身が決めた修行課題みたいです。頑張ってください。

私の魂はややレベルが低い様に思います。
患者さんに魂のレベルを上げてもらっているように感じます。
頑張なきゃ・・・。




身体の個人差の大きさについては今までも多く触れてきました。
身体に個人差があるように、心にも大きな個人差があります。
それはストレスを受けた時のストレス解消能力の差と言っても良いかも知れませんね。
これには遺伝も関係していると思いますが、考え方を変えるだけで心が改善できる人もいます。
私が治療をしていて感じることは、治療によって痛みが半減した時に“半分も良くなった、よし頑張ろう”と前向きになれるか“まだ半分も痛い・・・”と前向きになれないかの違いです。
また、“痛みは筋肉だったんだ”と思い前向きになれる方と“痛みは筋肉なんですか・・でも病院では骨の変形が・・・”と前向きになれないかの違いです。

前向きになれた人は、痛みがどんどん無くなり笑顔がどんどん増えるのに対し、前向きになれない人は痛みにさほどの変化が無く、笑顔がなかなか戻ってこないという傾向を感じます。
私は患者さんの表情を重視しています。心の状態は顔の表情に出るからです。
笑顔がどんどん出てきた人には、もう私の力はそれほど必要ではなくなります。
「笑顔の治癒力」とか「笑顔と治癒力」なんて本が出ていますが、笑顔が出ると自己治癒力も上がる事はよく知られています。
“心と身体”という言葉の表現をよく耳にします。
実は心と身体の間にはあるものが存在するのです。
そのあるものとは“自律神経”なのです。ちょこっと付け加えるなら“ホルモン”なんです。
人間が強いストレスを受けると病気を招くので、そうならないように自律神経とホルモンが調整役となり、人間を常に正常な状態に保とうとします。

この働きを恒常性(ホメオスタシス)と言います。

しかし、どんどん気分的に落ち込んでいくと、ストレスは溜まり自律神経とホルモンのバランスが崩れていくのです。そうすると様々な症状が身体に出るんです。この様々な症状を心身症と言います。
自律神経は交感神経と副交感神経からなり、交感神経は“興奮”の神経であり、副交感神経は“リラックス”の神経です。
正常な心身の場合、1日のうちで交感神経と副交感神経がシーソーのように何回も入れ替わっています。

しかし、ストレスが多くなると交感神経が1日中働きっぱなしになると言うような状態になります。交感神経は“興奮”で、血管を縮め、胃腸の働きを悪くして、心臓の働きを活発にし、白血球の中のリンパ球の割合を低下させます。
つまり、自律神経の状態によって、血管や内臓や血液の成分まで変わってしまうのです。
その結果、不眠症や胃の痛み、筋肉痛、高血圧、免疫力の低下などを招くのです。

筋肉の中の血管が縮みますので、筋肉の中の血液量が減り痛みが出やすくなります。これも股関節痛の大きな原因の1つだと考えています。

ですから、心を正常な状態に保つことが重要なのです。

私がこのブログを始めた理由は、皆さんの心が少しでも楽になっていただきたかったからです。それだけです。
私は身体を施術していますが、身体以上に心の施術を心がけています。
身体の施術だけでは股関節痛を軽減できない人の多さに気づいたからです。
皆さんの心のストレスを手っ取り早く軽くする方法は、自分の心にある不安や恐怖や怒りを言葉として吐き出すことです。このことは以前にも書きましたよね。
カタルシス効果です。

プールに行って、また、股関節患者さんの集まりに出て、とにかく自分の心の中のストレスを言葉として吐き出していただきたいと思います。
私は、患者さんの話を聞きます。患者さんに喋っていただきたいからです。心を軽くしていただきたいからです。そして、ほんの少し不安、恐怖、怒りの元となっていることに対しての、常識的な医学的説明を加えています。
病院では常識で考えると不自然な説明を受けてそれを信じ込んでいたり、自分で勝手に余計な不安等を抱えてしまっている患者さんには、常識的な医学的説明は効果的なことが多いです。
「あなたの痛みは股関節の軟骨や骨の変形によるものではなく、筋肉の痛みである可能性が高いです。その証拠について説明しましょう・・・・」ってな感じです。この言葉だけで痛みが軽くなる人が実際にいるのです。

鹿児島の加治木町に私が大好きなご夫婦がいます。
私の講演会で初めてお会いしたのですが、それはそれは暗いご夫婦でした。
ご主人が退職されて、これから二人で人生を楽しもうとしていた矢先に、奥様が変形性股関節症の診断を受けたのです。
二人の将来は真っ暗になったそうです。不安だらけだったそうです。
それが今では、二人ともすばらしい笑顔にあふれ、奥様は「ちょっと位痛くても、筋肉の痛みだからへっちゃら」と言い、レクリエーション指導員をやってます。
ご主人は料理教室に通い、私に笑顔で料理の話しをしてくれ、自宅では家事を楽しんでいます。
私と会う前に「これが最後の旅行だね。」と言った旅行にも出かけられるようになりました。
東京に泊り込みで治療に来られても、二人で美術館めぐりを楽しみ、東京に来た目的は・・・いったい?と言う状態です。
自慢ではないのですが、もしも4年前の講演会で出会っていなければ、お二人の人生は大変つらいものになっていたかもしれません。
本当に良かったと思います。ちょっと自慢入ってましたかぁ・・?
お二人は、あの講演会の前に「どうせまた手術の話しだろう・・・」と思って参加を渋ったそうです。しかし、出席してみるとまったく違う方向の話だけど納得できたそうです。
講演会の会場からは、杖無しで帰ったそうです。
心のコントロールは難しそうで簡単にできる人もいます。
確かに心にも個人差はありますが、できる限り心を楽にしてくださいね。
そして、病院や整骨院や整体院の先生を探す時には心を軽くしてくれる先生を選んでくださいね。
私がスパの世界に踏み込んだわけは、スパには身体も心も軽くできる要素がそろっているからです。
心を軽くする手段をスパのスタッフと共に考えながら教育にあたっています。


変形性股関節症を怖がらないでね