MiddleDayTripperの徒然記

気ままな中年オヤジの独り言

もし病院が患者放棄をしていたとしても、政府は批判できる立場にない

2011-03-17 22:33:26 | スッカラ菅、頼むから○んでくれ!

高齢者残し、医師ら避難か=原発圏内の病院―福島(時事通信) - goo ニュース

この病院の所在地を調べたら、福島県双葉郡大熊町大字熊字新町176−1だった。放射能漏れを起こした福島第一原発から5キロ強の場所にあり、12日の避難指示区域内だ。

15日の30キロ圏内屋内退避指示で兵糧攻め状態になった南相馬市長の話によれば、半径30キロの道路は警察による封鎖線が敷いてあると言う。これは12日の20キロ圏でも行なわれていたとすると避難指示で動かせる入院患者を避難させた後、混乱によって動かせない入院患者の搬送ができなかったとも考えられる。もし本当に置き去りにしていたのなら、この病院の理事長は殺人罪で逮捕して医師と看護師の免許は剥奪すべきだ。

だが「置き去り」としても、政府は非難できる立場に無い。

老人施設入所者の受け入れ先が見つかったもののバスに運航を拒否されたり、物資調達が出来たものの封鎖線でストップされて受け取りに行こうにもクルマの燃料が無かった南相馬市。今日になって千葉県がバスの手配をして、新潟県の受け入れ先に避難ができるそうだ。物資も徐々にではあるが入るようになり、先ほどは避難を希望する市民を避難させると速報をやっていた。

事態が好転したのは近隣自治体の協力の成果であり、政府はスッカラ菅の会見から一切の手助けをしなかった。福島と言えば「黄門様」と言われる渡部や玄場の地元のハズにも関わらずだ。民主党は万一メルトダウンしたら、近隣市町村をゲットーにするつもりだろうか?

置き去りの根本の原因を作った原発事故についても政府は初動で失敗している。発生直後のアメリカ政府からの核施設用冷却材提供を拒否した。理由は恐らく速やかに危機を回避して低迷する支持率回復を演出したかったのだろう。しかし事態は悪化し水素爆発が発生した際には現場指示をしていた東電技術者に呼びつけて怒鳴り散らした。「原発に強い」なら、どういう状況なのか判るハズだ。

今日(17日)の放水作業にしても防衛大臣が「総理と今日がヤマだ」と話して決行したと会見した。何がどうヤマなのか?うまく行くとどうなって、失敗したらどうなるのか?の説明は政府からは一切無い。

会見で「退避指示」「屋内退避指示」「計画停電」と喋るだけで実務的な指示を一切出さない政府。

「原発に強い」首相は「最悪、東日本がつぶれる」と言ったらしいが、それは正しくない。「民主党政権が東日本をつぶす」が正しい。

 


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