今のベストセラー本は「○○の品格」とか「○○力」とかの題名が流行ですが、中身はあいかわらずハウツーものが多いですね。雑誌の特集なんかも同類です。
かつて池田晶子さんは「頭のいい人の・・」とか「デキる男の・・」が流行ったころに、ハウツーものへ痛烈な批判をしています。
「・・まず間違いなく、頭のいい人、デキる男は、ああいう本を買って読まない。そうではないところの人が、ああいうものを、買って読む。・・考えてもみたい。これこれの場合はこうするべきで、これこれの場合はこうするべきではない、なんてハウツー通りにゆかないのが、人生というものである。・・頭がいい、デキるとは、どんな状況どんな時でも、自分の判断で、自分の中心から、行為できることを言うだろう。そのためには、他人にどう見られるかを気にして、他人の真似ばかりしてたってダメなのは、決まっているではないか。」(『勝っても負けても』人生ハウツー)
ハウツー本は、できない人ができるようになりたいために読むのですから、池田さんの言い方では身も蓋もなくなるのですが、仰っていることはもっともです。
ある場面でできる人のやり方を真似ることができても、その場限りのものであり、なんら自分のやり方になるわけではありません。自分のやり方をデキるレベルにするためには、自分で考えるしかない、自分で体得しなければ自分のやり方にはならない、というわけです。
要は自分の頭で考えよ、ということですね。
かつて池田晶子さんは「頭のいい人の・・」とか「デキる男の・・」が流行ったころに、ハウツーものへ痛烈な批判をしています。
「・・まず間違いなく、頭のいい人、デキる男は、ああいう本を買って読まない。そうではないところの人が、ああいうものを、買って読む。・・考えてもみたい。これこれの場合はこうするべきで、これこれの場合はこうするべきではない、なんてハウツー通りにゆかないのが、人生というものである。・・頭がいい、デキるとは、どんな状況どんな時でも、自分の判断で、自分の中心から、行為できることを言うだろう。そのためには、他人にどう見られるかを気にして、他人の真似ばかりしてたってダメなのは、決まっているではないか。」(『勝っても負けても』人生ハウツー)
ハウツー本は、できない人ができるようになりたいために読むのですから、池田さんの言い方では身も蓋もなくなるのですが、仰っていることはもっともです。
ある場面でできる人のやり方を真似ることができても、その場限りのものであり、なんら自分のやり方になるわけではありません。自分のやり方をデキるレベルにするためには、自分で考えるしかない、自分で体得しなければ自分のやり方にはならない、というわけです。
要は自分の頭で考えよ、ということですね。
なくて。しかし、こればっかりは、身に付きません
です。やはり、言われているように、自分でしか
ありません。
ハウツーものから卒業したい。