災害支援ボランティア 宮北会(みやきたかい)

東日本大震災後、岩手県宮古市・山田町で被災者との「顔の見える」交流活動を続けています

第27次活動参加の大学生の感想-(2)

2016-10-08 17:36:45 | 報告

【被災地に行ってみて】

私は今回初めて被災地の山田町に訪問して、最初に感じたのは復興が思っていたよりも進んでいなく、今でもたくさんのがれきが山積みなっていたり、壊れたお墓や木々が倒れていたり普通ではありえないような光景がそこにはあった。しかし、町の見た目はそうであったが被災された方々に様々な話を聞いていくと、被災地の方々は皆とても元気で自分らをあたたかく迎えてくれた。

特に祭りの迫力は圧巻で、今まで実際に見た祭りの中で最高に盛り上がっている祭りだと思った。神輿を担ぐ人々の活気、美しい尺八や太鼓の音色、獅子舞や着飾った女性たちの素晴らしい舞。それらすべてが折り重なり、祭りのひと時だけ被災地に来たという事実を忘れさせた。神輿を担ぎ100段以上あるであろう階段を上り、神輿が落ちかけ時も声を掛け合い協力して担ぎ続ける姿は、逆にこっちが勇気づけられるような気持になった。

実際に被災された方の話を聞いて私が思ったのは、津波をなめてはいけない、万一に対しての準備が大切、という2点だ。実際に津波に対しての考えが甘かったがために亡くなられた方もいたようで、気を付けなければならないと思った。そして備えあれば憂いなし、と言うように避難時や、避難してからの時のために準備をしておくことが大切だと思った。

今回、このような貴重な体験をさせてくれた井出先生をはじめとしてたくさんの方々に感謝したい。   (E.S)