平成22年度 高校生講座 Ⅳ期
(柏崎高校SSH事業)
日時: 平成22年12月21-22日
実験テーマ:「Suzukiカップリングを用いた液晶用化合物の合成」
(ノーベル化学賞受賞記念テーマ)
概要: Suzukiカップリング反応は、穏和な条件下で種々の官能基をもったビフェニル誘導体を作ることのできる反応の一つで、2010年のノーベル化学賞の受賞対象となりました。今回の実験では、この反応を使って液晶の原料化合物の一つを合成します。
参加者:柏崎高校理数科2年10名
2名1組で実験を行った。
窒素ラインを用いた本格的な有機合成実験に挑戦しました。
研究題目:液晶性ブロック共重合体の構造に関するX線測定
実験ステーションBL-10Cで、小角X線散乱実験を行った。
出張期間:12月13日(月)~15日(水)
教授、助教、学生3名に私の6名。2交代制での昼夜通しての実験である。
実験ステーション
この紙面に、私の関わっている科学教育の記事を掲載している。
今年は、高大連携事業についての記事を投稿した。
「高大連携事業について」
平成14年、本学に高大連携室が設置されました。本学の研究室において、最先端の科学・技術の一端を体験したり、教員や学生と交流することによって、高校生の知的好奇心を育て、学習意欲を向上させるとともに進路選択の一助とするものです。また、新潟県立教育センターとの連携により、中学・高校の理科教育に役立てていただくことを目的として、中学・高校の理科教員にも、最先端の研究を実際に体験していただいております。今年度の本研究室担当分(予定を含む)について、オープンキャンパス、オープンハウスと併せて以下に列挙しました。各々複数のテーマで開催されていますが、参加者数は本研究室担当テーマの人数です。
H.22.07.25 オープンキャンパス 公開研究室「光で見る・光を魅せる高分子」
参加者 25名
H.22.08.02 オープンハウス(高専生対象実験教室)「実践有機機器分析」
-06 参加者 1名(富山高専)
H.22.10.12 高等学校理科教員指導力向上研修
「スチレンのラジカル重合と生成ポリマーの特性評価」 参加者5名
H.22.10.15 新潟県高等学校教育研究会理科部会化学研究会
「意外に身近な核磁気共鳴・・・MRI検査から有機分子の構造解析まで」
参加者6名(高校教員)
H.22.11.20 第2回新潟県高等学校自然科学系クラブ交流会
「ケトンの還元による二級アルコールの合成」 参加者8名
(有機化合物の合成実験とG.C, FT-IRを用いた同定)
H.22.12.21 高校生講座(スーパーサイエンスハイスクール事業)
-22 「Suzukiカップリングを用いた液晶用化合物の合成」
(ノーベル化学賞受賞記念テーマ)
参加者10名(柏崎高校理数科2年)
以上の他にも、大学祭で開催の「化学のおもちゃ箱」、地域貢献事業しての小・中学校への出前実験、県内科学イベントへの出展等があり、幅広い年齢層に対する様々な実験を行うようになりました。
私は、学長戦略的経費(地域貢献・国際協力としての科学教育啓蒙活動)による出張(H.23.1)で、カンボジアの青年海外協力隊員(理数科教師)の方を訪ねます。中学校教員養成校および小学校で「万華鏡とシャボン玉」の出前実験を行います。事前打合せはこれまでE-mailでしたが、Skype(インターネット通話)も利用する予定にしています。今回は私一人での出張のため少し不安です。
シエムリアップ(小学校)へ、段ボール箱2個を送りました。
配達状況の確認がネットで行える「国際郵便追跡サービス」が利用できます。
また、配達完了をe-mailで知らせるサービスもあり、相手先と自分宛で申し込みました。
実験テーマは、ノーベル化学賞受賞記念テーマとして、「Suzukiカップリングを用いた液晶用化合物の合成」を行う。日本人の鈴木、根岸両先生の受賞で、鈴木カップリングの名が広く報道された。
平成14年、本学に高大連携室が設置されました。本学の研究室において、最先端の科学・技術の一端を体験したり、教員や学生と交流することによって、高校生の知的好奇心を育て、学習意欲を向上させるとともに進路選択の一助とするものです。また、新潟県立教育センターとの連携により、中学・高校の理科教育に役立てていただくことを目的として、中学・高校の理科教員にも、最先端の研究を実際に体験していただいております。今年度の本研究室担当分(予定を含む)について、オープンキャンパス、オープンハウスと併せて以下に列挙しました。各々複数のテーマで開催されていますが、参加者数は本研究室担当テーマの人数です。
H.22.07.25 オープンキャンパス 公開研究室「光で見る・光を魅せる高分子」
参加者 25名
H.22.08.02 オープンハウス(高専生対象実験教室)「実践有機機器分析」
-06 参加者 1名(富山高専)
H.22.10.12 高等学校理科教員指導力向上研修
「スチレンのラジカル重合と生成ポリマーの特性評価」 参加者5名
H.22.10.15 新潟県高等学校教育研究会理科部会化学研究会
「意外に身近な核磁気共鳴・・・MRI検査から有機分子の構造解析まで」
参加者6名(高校教員)
H.22.11.20 第2回新潟県高等学校自然科学系クラブ交流会
「ケトンの還元による二級アルコールの合成」 参加者8名
(有機化合物の合成実験とG.C, FT-IRを用いた同定)
H.22.12.21 高校生講座(スーパーサイエンスハイスクール事業)
-22 「Suzukiカップリングを用いた液晶用化合物の合成」
(ノーベル化学賞受賞記念テーマ)
参加者10名(柏崎高校理数科2年)
以上の他にも、大学祭で開催の「化学のおもちゃ箱」、地域貢献事業しての小・中学校への出前実験、県内科学イベントへの出展等があり、幅広い年齢層に対する様々な実験を行うようになりました。
私は、学長戦略的経費(地域貢献・国際協力としての科学教育啓蒙活動)による出張(H.23.1)で、カンボジアの青年海外協力隊員(理数科教師)の方を訪ねます。中学校教員養成校および小学校で「万華鏡とシャボン玉」の出前実験を行います。事前打合せはこれまでE-mailでしたが、Skype(インターネット通話)も利用する予定にしています。今回は私一人での出張のため少し不安です。
(研究室同窓会通信掲載原稿)