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「大宇宙の旅 荒木俊馬展」を観に行きました

2011-07-14 | 博物館・美術館に行く

熊本近代文学館で開催中の特別展「大宇宙の旅 荒木俊馬展」を観てきました。



熊本近代文学館は、熊本県立図書館の建物に併設されています。
この図書館は僕が小学生の頃からよく通った、馴染みの場所です。

(取材日:平成23年7月14日)



さて、荒木俊馬先生 ですが、戦前から宇宙物理学者・天文学者として活躍し、京都帝国大学にて来日したアインシュタイン博士を出迎え、後年留学して直接師事。その後も京都帝国大学理学部教授として、後にノーベル賞を受賞する湯川秀樹博士や朝永振一郎博士に量子力学を手解きするなど多大な功績を残した人。

天文学に関する著作の執筆にも熱心で、特に、
今回の特別展のタイトルともなっている「大宇宙の旅」と題した子供向けの非常に優れた科学読み物を著し、これは後に漫画家の松本零士氏に宇宙への関心を抱かせるきっかけともなっています。
まさに日本の天文学史のみならず宇宙科学の文化を語る上でも大御所と言うべき偉大なる人物なのですが、熊本県で生まれ育った方だったんですね。熊本県在住なのに恥ずかしながら知りませんでした、反省…

展示会場では、荒木俊馬先生の略歴と功績、そして絵画や芸術にも優れていたという先生自筆のスケッチ等も並び、熊本から宇宙に羽ばたいた偉人の人生の一端を垣間見ることが出来ました。コンパクトですが見応えある展示でした。
また、荒木俊馬先生に影響を受けた人物として松本零士氏の漫画作品も大量に展示されており、こちらは実際に手にとって読むことも出来るのでこれも見応えあり!

熊本近代文学館特別展「大宇宙の旅 荒木俊馬展」は、この夏休み期間中一杯、9月5日まで開催中。
宇宙科学が好きな方、そして松本零士作品が好きな方も、一度足を運んでみては如何でしょうか。
また、関連行事として、松本零士先生の講演会や天体望遠鏡製作講座も開催されるそうですよ。


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