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2016ニューヨーク滞在記 7:NY劇場巡り ブロードウェイからメトロポリタン歌劇場まで

2016-07-03 | 旅行記:2016 ニューヨーク
「オペラ座の怪人」をロングラン公演中のブロードウェイ マジェスティック劇場


6:NYマンハッタン街歩きからの続き

世界の交差点、NYタイムズスクエア周辺のブロードウェイにはそこかしこに劇場が点在し、日々夜な夜な華やかなエンターテインメントが繰り広げられる。
世に名高いブロードウェイ・ミュージカルである。

綺羅星のようなブロードウェイの劇場群の中でも最大規模を誇るマジェスティック劇場では、名作「オペラ座の怪人」が公演中。
「オペラ座の怪人」はブロードウェイでも歴代最長のロングラン公演で、2016年現在での公演回数は1万回を超えており、尚も記録を更新中である。

今夜はまさに定番中の定番である「オペラ座の怪人」を鑑賞して、NYの夜のショータイムを思う存分楽しんでいこうと思う。









NYの摩天楼の谷間の劇場にパリのオペラ・ガルニエ宮が出現したかのようなスペクタクルな演出と、モーツァルトの「ドン・ジョバンニ」等のオペラ作品からドラマチックな要素と雰囲気をかき集めていいとこ取りしたような娯楽性が高くてカタルシスなストーリーに酔いしれる…
これぞエンターテインメント!これぞブロードウェイ・ミュージカル!!

だが、ブロードウェイ・ミュージカルはタイムズスクエア周辺の大規模劇場で繰り広げられるメガ・ミュージカルばかりではない。
タイムズスクエア交差点から遠く離れたロウアーマンハッタン、イーストビレッジの街角にあるオルフェウム劇場。小さな商店に囲まれて、一見すると劇場とは思えない佇まいだが…

ここでは世界中で話題を呼んだパーカッションパフォーマンス「ストンプ」を上演している。




まるでライブハウスのような小ぶりな劇場だが、その分ステージから観客席までの距離は近く、文字通りステージと観客が一体となった迫力のライブパフォーマンスを楽しむことが出来る!

台詞が一切無く、全て身の回りの雑多な道具を使ってのパフォーマーが全身で繰り出すリズムは、音楽の自由さと素晴らしさを改めて再確認させてくれる素晴らしいものだった。







NY劇場巡りの締めくくりは、再びマンハッタンを北上してセントラルパークの西側アッパー・ウエスト・サイドへ。
地下鉄リンカーンセンター駅から地上に出ると、豪奢な複合芸術センターが見えてくる…



アメリカの音楽と演劇芸術の頂点に君臨するリンカーンセンター。
その中央に鎮座するのがガラスと白亜の巨大オペラハウス、METことメトロポリタン歌劇場
世界三大歌劇場の一つに数えられる、世界中のオペラファンが憧れる聖地的な歌劇場である。



僕も世界の旅先でオペラを観るようになってからは「いつかはMETでオペラを…」と願っていたが、遂にその夢が叶うことになった。
今回のNYへの旅の目的の一つも、実はこのMETでオペラを観るということだったのだ。


憧れのMETでの初見は、この劇場に敬意を表して舞台と客席の全体が見渡せる天井桟敷から…

今夜の演目はモーツァルト「後宮からの誘拐」



METは良くも悪くも「近代的な巨大オペラハウス」であり、ヨーロッパの各都市にある歴史的な歌劇場のような荘厳さは無いが、その分新しくて洗練された設備は快適で、天井桟敷からでも視野が損なわれるような事も無く、とても鑑賞しやすい歌劇場だった。





タイムズスクエアのブロードウェイ、メガ・ミュージカルから、hipなダウンタウンのオフ・ブロードウェイ、そして世界の頂点のオペラハウス…
芸術とエンターテインメントの都NYでの劇場巡りは、これにて終幕。
舞台の感動の余韻と「いつかまた観に来たい…」という新たな願いと共に、NYの夜は更けていく。

「さて…次はいつNYの劇場巡りをしようか?」

8:摩天楼の天才発明家 NYのニコラ・テスラの足跡に続く


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