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JR九州20周年「スタンプラリー20」 福岡近郊編

2007-03-19 | 旅行
先日、鹿児島からスタートした「スタンプラリー20」の旅の第2弾を本日決行。

今日はJR発足20周年記念で特別価格8000になっている春の青春18きっぷを使って、福岡市近郊のスタンプ設置駅を攻めてみることにした。

まずは、鹿児島本線を福岡に向かって北上する前に、熊本のローカル線三角線の始発列車に乗って終着駅三角駅へ。

春先だというのに思わず身震いする寒い朝の三角駅には、日曜日だというのに学生服を着た高校生がチラホラ。
学生さんは大変だねえ、などと呑気に一人ごちながら三角駅で列車折り返し待ちの間に改札口でスタンプを捺す。同じ列車には「同業者」と思しき旅行者も何人か乗っていたが、案の定皆同じようにパスポートにスタンプを捺すべく窓口に並ぶ。このスタンプラリー、結構盛況のようだ。

三角駅から折り返すと、そのまま鹿児島本線を北上して一路二日市駅へ。
寒い日に、スチームの効いた車内でボーっと車窓を眺める至福の一時を過ごす。これぞ冬の乗り鉄の醍醐味。

二日市駅のみどりの窓口で本日2個目のスタンプをゲット。
同時に、この時点でパスポートに集まったスタンプが3個を超えているので窓口に申し出て「オリジナル列車シール」を貰う。

ここから、一旦今来た道を引き返して鳥栖駅へ。
ホームの立ち食いかしわうどんで腹ごしらえを済ませてから、長崎本線の列車に乗り込み佐賀駅を目指す。

佐賀駅から唐津線の黄色いディーゼルカーに乗り換え、唐津駅へ。
唐津線の沿線は春真っ盛りで、よく晴れた陽射しに菜の花が鮮やかだ。沿線から眺めたら、黄色い菜の花畑の中を黄色い列車が走っていく様子はさぞかし綺麗だろう。

唐津駅でも無事にスタンプを捺して、ここから乗り込むのは福岡空港行きの303系電車。
福岡市営地下鉄への直通運転を行う為に開発された、どことなく都会的なセンスのあるお洒落な車両。

しかし303系の走る筑肥線は何ともローカルムードの漂うのどかな車窓が続く。
何か周囲の風景に対して電車のファッショナブルなデザインが浮いているような…?でもこのアンバランスさがまた面白い。


唐津駅を発車して暫くすると、列車は景勝地として名高い虹ノ松原の中を進んでいく。
風光明媚な海岸線を走っていくと、この列車がこのまま地下鉄に潜り込んで福岡都心へと向かい福岡空港を目指しているというのが信じられなくなってきそうだ。
日曜日の昼下がりという事もあり車内も空いていてのんびりモード。どう見ても完全に「ローカル線」の雰囲気。
満員の乗客を乗せて天神の地下を走る電車と同じ車内とは思えない、このギャップが楽しい。

暖かい陽射しの中を走るうちにポカポカの車内が気持ち良くてついウトウト…。
気が付くと列車はいつの間にか地下鉄区間に入りトンネル内を走行していた。福岡都心が近付いたので乗客も増えていて、もうさっきまでのローカル線の雰囲気はなかった。
福岡市営地下鉄電車となった筑肥線303系は天神、中洲川端と福岡市内の繁華街の地下駅を経てJRとの乗り継ぎ駅の博多に到着。ここでJR鹿児島本線に乗り換えるが、途中から福岡市営地下鉄を経由しているので手持ちの青春18きっぷでは地下鉄博多駅の改札を出ることが出来ない。乗り越し清算機で地下鉄区間の始まりの姪浜駅からの運賃を支払って、地上のJR博多駅へ。

ここからは鹿児島本線の列車で香椎駅へと向かい、香椎線に乗り換える。

途中で来月に廃止される西鉄宮地岳線の最後の走りを見ながら列車はリゾート施設やホテルの建ち並ぶ海ノ中道の砂丘地帯を走り、博多湾越しに福岡市外を望む西戸崎駅に到着した。
ここで本日最後のスタンプをゲットして、今回の旅はこれにて一応無事終了!

香椎線の終着西戸崎駅は、モダンな建物に建て変わっていたが、駅周辺は再開発途上といった趣で、海風も吹き付けていてどことなく雑然としている。
ホームからは博多湾を見渡す事が出来るが、海側の空き地に「高層マンション建設予定地」の建て看板があった。やがてこの海の中道線の終着駅からも海が見えなくなるのだろう。

さて、「スタンプラリー20」の残るスタンプは11駅と2列車分。
まだまだ先は長い。これからもスタンプを求め九州をさすらう乗り鉄の旅は続く。。。
さて次はどこに行こうかね?



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