大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

2010亞冠16強賽 大阪鋼巴 0-3 城南一和

2010-05-13 06:36:04 | ガンバ大阪
昨日は昼前に帰国し、午後から仕事していたのでブログを書くのが遅くなったけど、鹿島まで負けて日本勢は全滅か・・・ACL限定ではあるけども、ガンバを応援して下さった他サポの皆さんには本当に申し訳ありませんでした。当事者としてこういう事態になったことに責任を感じている。単に1国際大会の結果だけでもって一国のリーグのレベルが云々ということを言い出す輩がまた出てくるかもしれない。

本当は筆者だってそういう物言いって好きではないんだけども、ACLって、リーグを代表して行く以上はそのリーグのレベルが決して低くはないという客観的に印象付ける側面があるわけで、試合前に城南一和のシン・テヨン監督が言っていたようなことになってしまったのが悔しい。まあ、リベンジするまでの一年間は、K>Jだと言ってしまえるのは勝者の権利なわけだから。それに対しては、リベンジするまでは臥薪嘗胆。

試合の方はというと、最初の失点はPKではなかったということで明神が猛烈に抗議していたし、試合後の会見でもカントクが珍しく審判の判定について不満を口にしていた。ボールに行っていながらPK取られたということで思い出すのは、90年イタリアW杯での決勝の試合での決勝点となったPKの判定か。あの試合の後にマラドーナが悔し泣きしていたのだが、今回の明神だって似たような心境だっただろう。

筆者は物事の原因と責任を認識する上で、全て自分たちのせいだということで責任を背負こむ必要はないと考える。なぜなら物事が発生した原因というのは自分の中の内的要因と、自分以外の外的要因が重なった上で起こりうることが多いからだ。今回のレフェリーの件は外的要因に当たる。だからまあ、敗因を審判のせいにするコメントというのは自分は決して好きではないけども、そうしたコメントを出す人たちって-欧州でも特にそうだが-、自分たちのせいではないということへのアピールなのかとは思ったりもすることはある。本当はそれだけが原因ではないということを自分たちが一番良く判っているにも関わらず。審判への判定に不満や怒りを表すのは一種の確信犯で、サッカーでの戦いが何もピッチに限ったことではないということを物語っているのかもしれない。これは、日本人にはなかなか理解しにくいメンタリティかもしれないが。

それでも、筆者はそうした外的要因を認識しながらもそれが全てであったと言うつもりはないし、内的要因もあるのだから、発生原因については部分的な責任も自覚する必要があるということなんだけども。では、PKを招いた内的要因に光を当ててみると、改めてガンバは後半勝つためにリスクを冒すという姿勢を貫いた結果であったと言う事が判るかもしれない。カウンターでサイドチェンジをされた際には、ミチが上がっていた為に智が引っ張り出されていたのだけども、こういう攻められ方は前半はなかった。5バックで守っていたからサイドを使われ、両サイドが下がり更にはセカンドボールを拾われ、という最悪な状態だったけども、後半4バックにして、ショーキを入れて、ミチを左サイドバックにしてという形での4-2-3-1にしてからガンバがリズムを取り戻し出した。

ただ、帰国便のフライトで読んだ、チェルシーのアンチェロッティ監督が最新の著書の中で語っていたように、ポゼッションが取れるようになると、確かにゲームを自分たちのリズムで進められるようになる反面、守備でのバランスが崩れることが多くなるのも確かだろう。カントクは最近5バックをやっているのは、従来やってきたサッカーで点が取れなくなっているということをよく判っているからなんだけども、5バックならば試合開始早々の時間で点を取っておかないといけないんだよなあ・・・

結局少ない人数で点をとるにも強力なアタッカーすら居ないし、後ろで跳ね返せる強力なDFも居ない。ましてピルロや中村憲剛のような速射砲タイプも居ない。だからこそ、点を取りに行くと決めたからにはリスクは大きいけども本来の形に戻すしかないということになったのだろう。強いて配置の面での問題点を指摘するなら、宇佐美とショーキとミチとで左サイドのプレーエリアが被るような形になってしまったかもしれないのだけども。どっちかと言えば和道を左サイドに回して、攻撃での左サイドは宇佐美に全権を与えるという形が良かったかもしれないが。ちなみに宇佐美の良さを生かせるのは個人的には大塚だと思うんだけども、彼は柳沢あたりのプレーを見て勉強して欲しいですね。

話を戻すと、前半の5バックに皆が文句つけるんだったら、後半のリスクを冒す姿勢には文句を言うべきではないとは思うわけで、そうした姿勢を貫いたガンバを自分は誇りに思うし今後も追いかけていきたい。ガンバは結局どこまで行っても、俺たちにはこれしかないというスタイルを貫くしかないんだろうな・・・

今回の遠征だけども、1泊2日の弾丸遠征には、マイルを使わずともLCCのチェジュ航空で安く行けることが解りました。まあ、帰りの韓国からの便の方が韓国人旅行客で一杯だったけども、これによって日本と韓国の距離が一段と縮まったかな。サッカー以外でも一度韓国を旅行して、遠征の時には見れなかった韓国をじっくり見たいと思ったりもしたけどもね。城南はミョンドンから地下鉄で1時間はかかる。ミョンドンあたりから少し歩いて3号線に乗る方がブンタン線への乗り換えは1回で済んだんだけども、途中乗り換え駅での通路の脇で売っていたワッフルはめっさ旨かったわ。

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