長谷川よしきのブログ

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利用できる「コミュニティーバス」になれるか?

2010年12月14日 | ブログ

  コミュニティバス検討委員会本日(12月14日)午後2時から開催され、傍聴した。委員となって参加されている方も、この会議に慣れてこられたのか、発言する人はそれなりに活発に発言されている。

 今日も当局の資料説明等が行われたが、なるほど手際よく説明される。しかし、どうも違和感を感じる。正に行政が粛々と綿密な計画によって進めようとする様には感心する。会議終了後、参加された委員の方とお話しすると、私と同じように感じておられた。「市民の立場に立って、コミバスを走らせようとしているだろうか?」

 コミバスの「定義」として、行政・市民・事業者の三者によって走らせるものとしているが、この方法しかないのだろうか?当局の考えは、この方法のみを「コミバス運行」としている。いつからこのような固定的なものになってしまったのだろうか?

 だからこそ、もっと地域に入り、市民がどのようなコミバスを望んでいるのかを知る必要がある。「よく理解している」、アンケートを取ったから、市民代表が入った検討委員会だから、というのであれば、それは違う!

 来年1月15日には、市民50名を募集しての市民の声を委員会に反映させようとしていることは、評価できるが、参加される人への資料は、当日配布するとのこと。

ちょっと待ってください!わざわざ応募して参加される方は、やはりそれなりにコミバスへの思いや考えがあっての方が多いだろう。それならばこそ、資料を事前に参加予定者へお届けし、その上で1月15日の市民参加説明会にすることが、市民への情報提供であり、市民の立場で進めることではないのだろうか?

 このことを今日の委員会終了後に、当局の責任者にお願いすると、「承っておきますが、事前にお届けできるかは分かりません」との返答。

 行政の職員は常に市民よりはるかに多くの情報を持ち、流れが分かる中で物事を進めている。しかし、市民は切り貼りの情報のみ。流れもわからない。とくに参加者を募集しているのだから、参加者にできるだけの情報を事前にお渡しし、ご自分の考えをまとめていただける条件整備を進めることが、最低限の行政の役割ではないのか?

 市長はよく、「市民の目線で」「市民の立場に立って」と言われる。本当にその通り。しかし、市長のその気持ちは全く職員には伝わっていない。少なくとも中間管理職の一部はその意味を理解できていない。大変残念!