長谷川よしきのブログ

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今日の代表質問

2010年12月08日 | ブログ

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白旗の少女           月刊沖縄社の「太平洋戦争と沖縄戦」より

 三田市議会、今日の本会議代表質問に立った私は、丁度1年前の代表質問でも取上げた、「今日はアジア・太平洋戦争に日本が突入していったの日」であり、「二度とこのような悲劇を生まない非戦の誓い」を新たにしたことを取り上げ、今日も同じことを言った。 

 日本共産党に入党した私の思いは、戦争を切り離すことができない。明治生まれの父親は2度の戦争(第一次・第二次)からも無事に生還したが、決して戦争に対する反省の言葉は他界するまで言わなかった。叔父を戦争(特攻隊に志願し、ゼロ戦に乗って帰らぬ人となった)で亡くした。その母親(私の祖母)は、私が小学生の頃、「三郎(特攻隊に行って帰らぬ人となった叔父)は、親孝行だ。天皇陛下のために戦争に行き死んだが、その恩給で助けてもらっている」と言った。

 「それは違うだろう!」と子どもなりに私は思ったが、私自身が子の親となり、そのまた子のおじいちゃんとなった今、改めて戦争を否定する気持ちが強くなっている。

 その気持ちを今日の代表質問の最初に述べた。

地方議会で、国政のことを述べることはいけないことか?勿論地方の議会だから、国政ばかり論じていてはい、それは筋違い。しかし、地方議会といえども、国政と密接につながり、国政の下で動いている。国政に対する意見を述べること、意見を求めることは、当然であると考える。しかし、三田の市議会はどうも、それを受け入れない。

 TPP(環太平洋経済連携協定)に日本を参加させていこうと、民主党政権が打ち出したが、これに対して、それによる壊滅的な日本の、三田の農業・産業破壊となるだろうことを市長は認めながら、国の政策判断があるから、市長として意見表明を差し控えるとの答弁。

 市民の暮らしを守る立場の市長としては、なんとも情けない。国政に対して、全く意見表明すらできず、また、そうであるなら、全ての国政に従わなければならないのか?

 市民の命を守るため、また暮らしを守るため、市長として「体を張って」頑張っていただきたいのに。12月3日に実行委員会で上映した「いのちの山河」を市長に観ていただきたかった。しっかりとした、政治信条を持っていただきたい。

 これまで、2回の本会議で求め続けてきた、乳幼児がかかり、命を落としてしまったり、治っても知能発達の遅れや四肢の障害など、重い後遺症を残す「細菌性髄膜炎」感染を防止するヒブワクチン・小児用肺炎球菌ワクチンの接種が今年度から無料で受けられる方向が出てきた。

 国が定期接種を目指し、今年度の補正予算と来年度予算で、接種費用の半額を国が、残りの半額を自治体が持つことで、実質的に無料接種となることとなったのである。

 今月半ばに兵庫県から詳しい説明を受けることになるとの話だが、今年の猛暑の中、一軒一軒訪問して「ワクチン接種補助」を求める署名をいただき、議会でも質問してきた成果でもある。

 「努力、苦労すれば必ず道は開ける」は、ここ数年やっと私自身わかってきたことである。人それぞれ、得手不得手、持っている力も違う。だからこそ努力が必要。また、皆と力を合わせることの大切さ。引き続き頑張っていきたい。