ウザキャラの境界線

最初の劇場版は
たとえ連ドラを見ていなくても
映画史に残るラブストーリーだと思う


だから熱が冷めても
ユナイテッド・シネマ札幌に見に行ったんだけど、
少し作品自体のテンションが落ちている気がしました


SEX AND THE CITY 2　



実はこの映画を見た後で
再び1作目を見たのだけど、
やっぱりこちらは訴えたい事が伝わってきた。

でもこの作品は、続編の域を出ないでないかも


それでも人気は絶大で、
レディースディだというのもあるけど
劇場はほぼ満員
公開終了間際だったのに




10年も振り回され続け、
結婚式もすっぽかされたけど
やっぱり彼じゃなきゃ駄目だと
ミスター・ビッグと
晴れてゴールインしたキャリー・ブラッドショー（サラ・ジェシカ・パーカー）


″結婚″は最大の幸せかに思えたんだけど、
現実には子供を持たないと決めた2人に
多くの人が疑問をぶつけてきます。

何故
何故
ずっと2人だけなの

あまりに皆に言われるものだから迷いを感じたサラに
さらなる試練が…


ビッグから週2日別々に過ごし、
結婚生活の″休息日″が欲しいと
言われたのです


確かに離れると、大切さは実感できるけど
そんな結婚あり



シャーロット・ヨーク（クリスティン・デイヴィス）は
長年悩んだ″不妊″から解放され、
現在は可愛い娘2人と
優しい旦那様に囲まれて、幸せ一杯のはずなのに…



しっかりキャリアを築いた
ミランダ・ホップス（シンシア・ニクソン）も
あまり息子と一緒に過ごせない日々に切なさを覚えます。



そして相変らず現役バリバリの
サマンサ・ジョーンズ（キム・キャトラル）
だけど50歳という年齢には勝てず
更年期障害の薬に頼る毎日。



結婚したら…
子供を産んだら…
キャリアを積んだら…


幸せ一杯のはずだったのにっ

思い描いた理想と現実はやっぱり違う

幾つになっても迷える全世界の女性を描いた人気ドラマの映画化第2弾






1作目一般向けだったのに対し、
こちらはファン向け。

″ドラマを見ているからこそ笑える″というシーンが結構あった。
特にサマンサに関しては。


全体的に面白いし、共感できる部分も多い。

子育てに悩んだり、
トキメキが薄れていく事に怖さを感じたり…


けれどこれは今まで
多くのドラマや映画で語られてきた。

じゃあ他の作品との違いは…





他にもドラマの中ではビッグと浮気して
エイダンと別れる事になったサラが
今度はエイダンと浮気する。
これは頂けない


前作でビッグに結婚をすっぽかされても
やっぱり結婚した彼女に共感できたのは
そこに″愛＝LOVE″があったから。
もちろん、失恋の痛みも皆知っているから。

それに対し、今回はただの自分勝手な人じゃんっ


確かに私たちはうんざりさせられる登場人物
＝″ウザキャラ″に
ぶーぶー文句言いながら
何だかんだ続けてドラマを見る。
つまり″ハマル″。

けれど見なくなるという選択肢もあるのです。
今回はちょっと線引きを間違えちゃったかな