聴くネタバレ映画・ドラマと英語日記

~元MC苅田三貴が見た映画やドラマを私情バンバンはさんでご紹介♪

テロは何故起きるのか?

2010-10-22 14:42:08 | 洋画クライムサスペンス・ミステリー
初めて見たのは試写会で。

番組でも紹介した2005年5月26日の感想では
「日本は単一民族だから難しい」と。


「そこまでしなければならないのが少し理解しがたい。」
とも記してありました。


一度インパクトがあった作品を
2回目見るのはあまりない事なんだけど
たまたま京都で時間ができてしまったので
持参していた、
長らく棚に放置していたこの作品を鑑賞





ザ・インタープリター  




作品公開3年後に他界した
オスカー監督シドニー・ポラックの2005年の作品。
主役もそうで、アカデミー賞受賞者勢ぞろい





アフリカのマトボ共和国に生まれ、
現在国連で通訳をしているシルヴィア・ブルーム(ニコール・キッドマン)は
会議が終わった後、ある秘密を聞いてしまいます。


それはアフリカに住む少数民族の言葉、
クー語ででした。
その意味は、「大統領を暗殺する」…



それを証言した彼女の護衛についたのは
数週間前に妻を亡くしたばかりの
シークレットサービストビン・ケラー(ショーン・ペーン)


けれど彼はシルヴィアに疑念を持っています。
何故なら、彼女はあることを隠していたから…


この隠していた事とは…
そして、彼女は何故隠さなければならなかったのか






映画ロケを初めて許可された国連本部を舞台に
暗殺テロを描くポリティカル・サスペンスです









5年ぶりに見て、大きく感想が変わりました。

それはもしかしたら海外ドラマ24-TWENTY FOUR-を見たせいかもしれないし、
年を重ねて、物事を受け入れられるようになったからかもしれない。


単純に緊迫感が足りないなぁと感じたのは
前者が理由で
テクニック的な事だと思う。



加えて「テロ」に対しても見方が変わったのだと思う。

日本でも地下鉄サリン事件が起きて
テロが起こりうるんだって知った。

あんな事がどこかでは日常的に起きているんだとも。


だからと言って
それに対し、「私に」何かする役割があるのではないとも
知ったんだと思う。

つまりこれが年を重ねたという事。



世の中には、人それぞれの役割があって
何でもかんでも自分1人でできるものじゃない。


冷静に考えて、
主人公みたいにテロが身近である人間と同じように
私が向き合っても仕方ない。


そういう意味で
一歩引いた目で見てしまったのかもなぁ…




と言う訳で、感想とは時代によって本当に大きく異なるものですね


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