聴くネタバレ映画・ドラマと英語日記

~元MC苅田三貴が見た映画やドラマを私情バンバンはさんでご紹介♪

オレンジ・イズ・ニュー・ブラック シーズン1

2015-11-22 20:32:58 | 洋画ドラメディ
今年のエミー賞・ドラマ部門作品賞にノミネートされ
一躍名を知らしめる事になったこの作品。

以前ならネット配信番組「なんて」と
ちょっと格下に感じる方も多かったのかもしれません。

でも
それは本当一昔前の話なんだな~と実感せざるを得ません。
だってこんな面白い作品が配信されているんですから

      

オレンジ・イズ・ニュー・ブラック 1ST SEASON

しかも一気に
時間さえあれば1日で見る事も可能ですからね
もちろんゆっくり空いている時間にタブレットなどでも

そんな個人に合わせた見方ができるネット時代を代表するNetflix
2013年に配信された全13話を私はじっくりと鑑賞しました

親友ポリー・ハーパー(マリア・ ディッツィア)の出産と
恋人ラリー・ブルーム(ジェイソン・ビッグス)との結婚を控えた
パイパー・チャップマン(テイラー・シリング)

ニューヨークの裕福な家庭に育ち、
順風満帆な人生を送っているように見えますが
実はこれから刑務所に入るところ…

と言うのも若かりし頃付き合っていた
レズビアンのアレックス・ヴォーズ(ローラ・プレポン)はドラッグの運び屋で
自分も協力し、スリルを楽しんでいたのです。

それが10年後の今になって明るみに出て
15か月間服役する事に

実際に入ってみると想像以上の過酷さ
レズビアンの″クレイジー・アイズ″こと
スザンヌ・ウォレン(ウゾ・アドゥバ)にストーカーされたり、
囚人のボスでコックの″レッド″こと
ガリーナ・レズニコフ(ケイト・マルグルー)にご飯を抜かれたり、
1番会いたくないアレックスに再会したり…

ノンフィクション「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック 女性刑務所での日々」
(原題:Orange Is the New Black: My Year in a Women's Prison)を基に
女性刑務所の日常を面白おかしく、時に辛辣に描いたドラメディ。
主人公だけでなく、各々の囚人の人生も描かれNetflixを代表する人気作品になりました



これ昨年までは″コメディ″のジャンルだったのね。
分類が本当難しいわって話はさておき、
何でしょうね。
実際の刑務所内部がどんな事情なのかは判りませんが
本当にこんな感じなんじゃないかと勘繰らざるを得ません。

個人的には囚人は意外と善人で
看守こそ悪人だと

いえいえ、もちろん囚人側から描いたストーリーなので当たり前なのかもしれませんが
収容者のカウンセラーサム・ヒーリー(マイケル・ハーニー)なんてまさに

囚人の中でも教養があり、品もあるパイパーには
最初に「他の人とは違う」と手なずけるような発言をします。

ところがちょっと自分の思い通りにならないと急に態度を変え、
挙げ句懲罰房にまで入れてしまうんです。
大した理由もないのに気に入らないからというだけで

納得いなかいパイパーは
懲罰房の中でさえ、啖呵を切って反抗したんだけど
私も悔しくて悔しくて仕方なかった。
権力のある人間にはこんな時まで頭を下げなければならないものなの


一方、#10″非行少女の償い″なんて痛すぎますよ
まだ若いトリシア・ミラー(マデリーン・ブルーワー)を中心にした話なんだけど
彼女は親に暴行を受け、ホームレスになったんですね。

″盗む″のは善くない事だから
お店から色々盗んでは″借りている″のだと
手帳に今まで盗ったものを付けていたのです。

けれど結局ドラッグに染まり、
最後は悪徳看守ジョージ・メンデス(パブロ・シュレイバー)が追い詰め
オーバードーズ

何だかな~。
親のせいでこういう人生しか送れなかった彼女をもっと救える方法がなかったんだろうか…

ってまたいつもの様に物語に入り込んでいますが
彼女だけでなく皆に共感してしまうのもこのドラマの面白さです。

今年のエミー賞・ドラマ部門で助演女優賞を、
昨年はコメディ部門・ゲスト女優賞を受賞したクレイジー・アイズも強烈だけど、
母も同じ刑務所内に居て、
看守の子を妊娠したダヤナラ・ディアズ(ダーシャ・ポランコ)、
婚約者がいると言いながらなかなか面会に相手が来ない
ローナ・モレノ(イェール・ストーン)なども印象深かった。

助演でノミネートされたレッド
最初、パイパーを兵糧攻めにしましたよね。
のちのちメンデスとの闘いで厨房を追い出されてしまうんです。

その後新しい厨房のボスグロリア・メンドーザ(セレニス・レイバ)に
今度は自分が兵糧攻めにあうんですが
″食″を握っている人がボスになるっていうのは自然の原理ですよね~。
とても奥深いと思いました

そして個人的に1番強烈的だったサブキャラはペンサタッキーこと
タリン・マニング演じるジャンキーの狂った宗教家ティファニー・ドゲット

すごい肩書だけど完全にいっちゃってるね
あれ、いっちゃってるなんて言ったらダメかしら

彼女はドラッグに溺れて、すでに5回も中絶していました
それに嫌味を言った看護士を白昼堂々と銃で撃って
刑務所に入ったんだけど
裏腹に、中絶に反対しているエセキリスト教信者にあがめられ、
自分は神に選ばれた人間だと。

それを信じようとしないパイパーとずっと対立してきたんだけど
最後に彼女がパイパーを殺そうとするんです。
カミソリを持って襲われた彼女がとった行動とは…

我を失って殴り続けた…

ひえ~。
これぞ刑務所内部を描いた物語だね。
要所要所で看守が言っているんだど所詮ここに居るのは悪い事をした人間だと。
さあ、ティファニーは死んでしまったのでしょうか。
パイパーはどうなってしまうでしょう。

すでにシーズン2に突入していますがさらに面白くなっていると思います


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