訳・上田真而子、佐藤真理子
岩波書店
1982年6月 第1刷発行
2009年6月 第57刷発行
映画「ネバーエンディングストーリー」の原作
映画公開時すぐ観た記憶があります
そこで初めてミヒャエル・エンデという名前を知りました
すぐ図書館に行き探したのですが貸出中で、代わりに「モモ」を借りました
当時の私は子育てに忙しい時期で、「モモ」を期限内に読むのが精一杯(これもすごく面白かったし、大人が読むべきものだと思いました)
その後、すっかり忘れていました
先日読んだ
立花隆/佐藤優「ぼくらの脳の鍛え方」の中で立花さんお薦めの本のリストに載っているのを見て
そういえばあの時読めなかったんだ、今なら読める!と丸善へ急行しました
主人公バスチアンが古本屋で思わず盗んでしまった本
表紙はあかがね色の絹で、動かすとほのかに光った
パラパラとページをめくってみると、なかは二色刷りになっていた
さし絵はないようだが、各章の始めにきれいな大きい飾り文字があった
表紙をよく眺めてみると、二匹の蛇が描かれているのに気がついた
一匹は明るく、一匹は暗く描かれ、それぞれ相手の尾を咬んで、楕円につながっていた
そしてその円の中に一風変わった飾り文字で題名が記されていた
はてしない物語 と
この通りに仕上げられた、岩波書店さんの装丁は、本好き、物語好きにはたまりませんね
前半は物語の中のアトレーユの冒険を見守るバスチアンと一緒になってアトレーユを見守る自分
後半は物語の中に入り込んだバスチアンを見守る自分がいました
バスチアンがどうすればよいのか、ラストがどうなるのか
知っているのにワクワク、ドキドキ、ハラハラしながら「はてしない物語」に惹き込まれ続けました
今更改めて言うまでもなく自信をもって人に薦められる一冊ですね
あれは何年前?
こにさんは子育て中?
えぇぇ~~~もっと前じゃないの?
私の記憶違いかなぁ
確か長女が生まれた次の年だったと思うんだけど…
その長女は今年26歳になりました^^;