訳・村田綾子
講談社
2012年5月 第1刷発行
316頁
著者は、身近で起きたある殺人事件をきっかけに、平凡な主婦からFBI顔負けのカリスマ犯罪プロファイラーになった女性
アメリカで実際に起きた猟奇殺人事件の細部と、犯人割り出しのプロセスを克明に再現しています
8件の殺人事件について述べられていますが、驚くことに彼女のプロファイリング結果は何れも警察には採用されず犯人逮捕には至っていないのです
さらに、年数が過ぎた事件など、証拠は紛失したなどという理由で暗に彼女を排除しようとします
警察は忙しすぎるのか、無能なのか、検察の横やりがはいるのか、政治的思惑が絡むのか
スパッと犯人逮捕なんてのはTVドラマの中だけの話なのでしょうか
読後、なんとも後味の悪い思いが残りました
こういう本を読むことも必要だとは思うのですけどね
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