岩波新書
2007年10月 第1刷発行
2012年2月 第10刷発行
239頁
いい文章を書くために、作家・文章家たちは何を心がけているか
漱石・荷風から向田邦子・村上春樹まで幅広い人びとの明かす知恵を手がかりに、実践的な方策を考える
歩くことの効用、辞書の徹底活用、比喩の工夫
執筆中と推敲時だけでなく、日常のなかの留意点もまじえて説く
Ⅰ 基本的なことを、いくつか
Ⅱ さあ、書こう
Ⅲ 推敲する
Ⅳ 文章修業のために
紹介文に載っている名前以外に、須賀敦子さん、西加奈子さん、藤沢周平さん、江口香織さん、井上ひさしさんなどなど
古今の多くの方々の文章を例にとりながら、著者の考え方が述べられています
それが、大変わかりやすく、説教じみてもいない
正に「良い文章」なのです
毎日書く
乱読を楽しむ
書きたいことを書く
借りものでない言葉で書く
わかりやすく書く
書き直す
比喩の工夫をする
感受性を深める
自分と向き合う
当たり前のことが出来ていない
自分の拙い文章に情けなく恥ずかしいばかりです
本書を教科書に、少しずつでも自分の文章を磨いていけたら、と強く思いました
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