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TV(BS・CS)で観た映画(日本)を5本

2017年02月27日 | 映画(国内)

 

「あん」
2015年 日本、フランス、ドイツ

 

刑務所暮らしを経験し、今はドラ焼屋の雇われ店長をしている男性(永瀬正敏)
そこへやってきたのは高齢で少しだけ手が不自由な女性(樹木希林)
彼女はここで働かせて欲しいと強く懇願するのでした
彼女が作るあんが美味しいと評判になり繁盛するドラ焼屋ですが女性を貶める噂話が広がり辞めさせなければならなくなります
彼女のことが気にかかる店長は近所の中学生で常連だった中学生(内田伽羅)と一緒に女性の住まいを訪ねるのでした
不当な扱いを受けながらも尊厳を失わず強く静かに一生を終えた女性の姿に涙が流れます
店の前の桜並木の美しさと、木の下に佇む樹木希林さんの何か必死さが窺われる立ち姿が対象的で強く印象に残りました

 

 

 

 

「種まく旅人 くにうみの郷」
2015年

 

第一次産業に従事する人々をテーマに描いた「種まく旅人」シリーズの第二弾
アメリカ帰りの農水省官僚の女性(栗山千明)と、彼女が地域捜査官として訪れた淡路島で出会った人々との交流を描きます
島で父の跡を継ぎ農業従事者として頑張っている兄(桐谷健太)=山と、海苔の養殖業者として働く弟(三浦貴大)=海
二人の確執と和解は、山と海は切っても切れない関係にあるのだということを改めて私たちに教えてくれます
上から目線、自己流を貫き通すかと思われたエリート女性官僚、よく頑張りました!

 

 

 

妻夫木聡さん主演作品を3本
「ウォーターボーイズ」以来のファンです
はじけるような笑顔、押えきれない涙、両極端を見事に演じられる俳優さんで大好きです

 

「ブタがいた教室」
2008年

 

小学校6年生の担任になった新米教師(妻夫木聡)は子供たちに命について考える機会を持たせようと食べることを前提に子豚を学校で飼い始めます
豚をPちゃんと名付け毎日世話を続けるうちに愛情を持ち始めた子供たち
いよいよ卒業の日が迫り、Pちゃんをどうするか、後輩に託して育ててもらうのか、場で引き取ってもらうのか、でクラスの意見が真っ二つに分かれてしまいます
子供たちは教室で左右に別れて活発な話し合いを行います
どっちの言い分もわかります
男子も女子も、一生懸命考えに考えて涙を流しながら言葉を発します
担任は静かに見守ります
このシーンは一見の価値あり
出された結論がどうであれ、子供たちは命について考えた1年を一生忘れることはないでしょう
主役は妻夫木クンじゃなくてPちゃんと子供たちかもネ

 

 

 

「マイ・バック・ページ」
2011年

 

1960年代後半の学生運動を舞台に情熱あふれる若きジャーナリスト(妻夫木聡)と革命を目指す学生(松山ケンイチ)の出会いと葛藤、破滅を描きます
映画を観た後、「男が泣くなんておかしい」と言ったジャーナリスト
全てが終わった後、落ち着きを見せ始めた暮らしの中で再会したあの頃の知り合いの店で溢れる涙を押えきれない姿が心に残ります
松山ケンイチさんの嘘と矛盾に満ちた革命家気取りの自己愛の強い学生は案外良かったです

 

 

 

「涙そうそう」
2006年

 

舞台は沖縄
母が亡くなった後、血の繋がりの無い妹(長澤まさみ)の為にひたすら生きた素朴で優しい兄(妻夫木聡)
自分の店を持つという夢を実現させるため明るく働く毎日が、詐欺師に騙されたことで暗転
借金返済と妹の大学進学の為、休む間もない厳しい労働に蝕まれていく身体
そんな兄を密かに慕う妹と兄の恋人(麻生久美子)の微妙な関係も織り交ぜつつ、純粋な青年の25年という短すぎる人生を描きます
にーにー(兄)が亡くなった後の妹の姿にタイトル通り、涙がぽろぽろと零れ落ちました
エンドロールの振り袖姿にまた涙…
森山良子さんの歌詞をじっくり噛みしめたい…

 

 


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