原題 THE BODY SNATCHERS
訳・福島正実
ハヤカワ文庫
2007年9月 発行
解説・伊藤卓
367頁
本書を映画化した1956年のアメリカ映画「ボディスナッチャー 恐怖の街」が面白かったので読んでみました
アメリカ西海岸沿いの小都市サンタ・マイラで、奇妙な現象が蔓延しつつあった
夫が妻を妻でないといい、子が親を、友人が友人を偽物だと思い始める
当初は時おり発生するマス・ヒステリー現象と考えられていたが、ある日、開業医のマイルズは友人の家で奇怪な物体を見せられた
それは人間そっくりに変貌しつつある謎の生命体――宇宙からの侵略者だったのだ
SF、ミステリー、ホラーが重なり合い、純文学的要素も持ち合わせた科学小説
始めて日本で刊行されたのは1957年とのこと
本作に描かれる人間の心の深奥を突き刺す普遍的な恐怖
まったく古びていない巧みなストーリーテリング
名作ですね!
こういう作品、大好きです
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