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TV(BS・CS)で観た映画(日本)を5本

2016年10月22日 | 映画(国内)

 

「日本の悲劇」
2013年
大病を患い余命が僅かなことを悟った老人(仲代達矢)は、病院から帰宅後自室にこもり断食を始めます
自分の年金を頼りに節約生活をしている無職で妻と子に去られた息子(北村一輝)に、自分の死後もその死を周囲に告げず、年金の不正受給を続けさせようと考えたのです
出演者は老人、息子、それと老人の回想に出てくる今は亡き妻と息子の嫁の4人のみ
老人の部屋と台所で交わされる会話がほぼ全編を占めています
回想シーンはほとんどがモノクロで暗いイメージに覆われていますが、終盤になって出てくる明るい思い出はカラーに変わり、この老人にも穏やかな日々があったことを窺わせます
切ない、けれど現実味のあるストーリーでした
落ち込みます…

 

「駆込み女と駆出し男」
2015年
舞台は、江戸・天保年間、水野忠邦による質素倹約の時代、幕府公認の縁切寺とされた東慶寺です
それぞれの理由で東慶寺へ向かう女たち(満島ひかり、戸田恵梨香、内山理名他)の聞き取りを行う御用宿に居候する男(大泉洋)が様々なトラブルに巻き込まれながら女たちの再出発を手助けしていく物語
ドタバタエンタメ映画と思いきや、後半にかけては泣かされたり江戸女性の心意気に感心したり、見応えのある作品でした
観賞後のスッキリした感が最高でした

 

「アフロ田中」
2012年
強烈な天然パーマのアフロヘアの主人公(松田翔太)
軽いノリで高校を中退し、何かがあると信じて上京しますが、人生は思っていたのと違うことを思い知らされます
数年が経ち、高校時代の同級生の結婚式の招待状が届きますが、ある約束をしていたことを思い出し愕然とします
悪い男ではないんだけど不器用な主人公に松田翔太さんがハマってます
何がどうなるでもない、中身の薄いコメディ映画なのに、鑑賞後の感想は『面白かった』です
男の友情や腐れ縁、悪くないです

 

「歩いても歩いても」
2008年
夏のある日、兄の命日に久しぶりに実家にやってきた男性(阿部寛)
何かと兄と比較されて育ってきた苦い思い出から居心地の悪さはぬぐえず、おまけに現在は失業中というのと子連れの女性と再婚したことを快く思っていない節のある母(樹木希林)、元医師で頑固な父(原田芳雄)との再会は苦痛でしかありませんでした
どこにでもありそうな家族の2日間を描いただけのものですが、中身は濃いです
特に樹木希林さんがポロリと口にする“本音”
怖いですね~(汗)
樹木さんの料理やレース編みの腕には感心しました
別の映画で同じように樹木さんが台所で料理している場面を観たと思うのですが思い出せません…

 

「レンタネコ」
2011年
子供の頃から、どこからか猫がよってくる女性(市川実日子)
大人になった今、寂しい人に猫を貸す「レンタネコ」という変わった商売をやっています
一戸建て住宅に一人で暮らしており、レンタネコでさほどの収入があるとも思えず、親の遺産でもあるのかと思いましたら、ちゃんと占い師やCMソングの作曲などの本業が複数あり、なかなかの腕前でかなりの収入を得ているようです
というわけでレンタネコはほぼボランティア
ゆる~い映画ですね~
嫌いじゃありません
でも、隣家のオバサン(小林克也)は邪魔でした!

 

 

 

 


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