原題 Matterhorn
2013年 オランダ
オランダの田舎町に暮らすフレッド(トン・カス)
毎日同じ時間に祈りを捧げ、食事を摂り、男やもめながら、身だしなみはきちんとしているし家の中も綺麗に片付けられています
人付き合いも少なく、ひっそりと暮らしていた彼の前に、ある日突然、言葉を話さないテオ(ルネ・ファント・ホフ)が現れます
何処に帰していいのかもわからないテオを引き取ることにしたフレッド
フレッドの日常はテオとの奇妙な共同生活で少しずつ変化していくのでした
フレッドの家に飾られているまだ若い妻と幼い息子の写真
フレッドは何故、独りで暮らしているのでしょう
テオは一体どこから来たのでしょう、何故言葉を話せないのでしょう
様々な出来事を通して、少しずつ明らかになっていくフレッドとテオの『事情』
静かなおかしみ、というのでコメディかと思いきや
フレッドが両手を広げて息子の名を呼ぶシーンでは涙が流れ
フレッドとテオが、フレッドが妻に求婚したマッターホルンが見える場所を歩くシーンに感動しました
心のままに生きられないのが人間ですが、全てを失ってもやり直しはきくのでしょうね
佳い映画でした♪
ところで、邦題の『ススメ』って何?
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